学生ビザとワーホリビザはどちらを選ぶべき?できることや条件、切り替え方法をご紹介

2024-12-24

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海外留学を計画する際、学生ビザとワーキングホリデービザ(以下、ワーホリビザ)の選択に迷う方も多いのではないでしょうか。

勉強に専念したい」「働きながら語学力を伸ばしたい」など、目標や状況によって最適なビザは異なります。

この記事では、それぞれのビザの特徴や条件、切り替え方法について詳しく解説し、あなたに最適な留学プラン選びをサポートします。

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学生ビザとワーホリビザの違い

学生ビザとワーホリビザでは、目的や生活スタイルが大きく異なります。学生ビザは教育機関での就学を目的としており、学業中心の滞在が求められます。一方、ワーホリビザは働きながら文化体験や旅行を楽しむ自由度の高い滞在が可能です。

【オーストラリアの学生ビザとワーホリビザ比較表】

学生ビザ(サブクラス500)ワーキングホリデービザ (サブクラス417)
滞在期間最長5年間 ※小学校1〜4年生に入学する児童は、最長3年間1年間(最長3年まで延長可能)
応募可能年齢6歳以上18〜30歳
就学語学学校・専門学校・大学・大学院 (英国連邦海外学生教育機関に登録されている全日制コース)滞在中に4か月まで おもに語学学校
就労期間2週間に48時間まで制限なし 同一の企業で180日以内

参考:Department of Home Affairss|Subclass 500 Student visa

   Department of Home Affairss|Working Holiday visa (subclass 417)

学生ビザでできること・特徴

学生ビザは、教育機関での就学を目的とした滞在許可であり、語学学校から大学院まで幅広い選択肢があります。学びたい分野や進路に合わせて、最適な教育機関を選べる点が大きな魅力です。

滞在期間は学業期間に応じて設定され、1年から最長で5年程度まで許可されるため、長期的なキャリア形成を視野に入れることが可能です。また、同じ国での再留学も認められるため、学業を継続する計画も立てやすいでしょう。

さらに、学生ビザでは一定時間のアルバイトが認められていますが、学業を優先するというビザの趣旨に沿い、就労時間には制限があります。勉強に集中したい方は、学生ビザがおすすめです。

学生ビザの取得方法・条件

学生ビザの取得にはさまざまな資料を添付して申請をおこなわなければなりません。今回は、オーストラリアの学生ビザ(サブクラス500)の申請の流れと必要な書類をご紹介します。

【取得の基本的な流れ】

1.教育機関からの入学許可証(CoE)を取得

2.必要書類の準備

3.オンラインでビザ申請(オンライン申請サイトImmiAccountより申請)

4.健康診断(必要な場合)

5.ビザ審査・結果通知

【必要な主な書類】

1.パスポート(個人情報ページのコピー)

2.入学許可証(CoE)

3.経済力証明書類
・銀行残高証明書
・12か月分の学費
・生活費として年間AUD29,710以上の証明
・旅費の証明(約AUD2,000)

4.英語力証明書類(例)
・IELTS: 6.0以上
・TOEFL iBT: 64以上
・ケンブリッジ英語: 169以上
・PTE Academic: 50以上 ※語学留学の場合は不要

5.海外留学生健康保険(OSHC)の加入証明

【注意点】

すべての書類は英語でなければならないため、英語以外の書類は認定翻訳者による翻訳が必要です。書類が揃ったら、提出前に必ずImmiAccountの書類チェックリストで必要書類を確認しましょう。また、ビザ申請が拒否されてしまうケースも考えられるため、ビザ発給前の航空券予約は避けたほうがよいでしょう。

参考:Department of Home Affairss|Subclass 500 Student visa|Step by step

ワーホリビザでできること・特徴

ワーキングホリデービザは、海外に長期滞在しながら、現地での仕事や語学学習を通じて新しい経験を積むことを目的としたビザです。日本と協定を結んだ30の国や地域で取得可能です。

滞在期間は基本的に1年間ですが、延長できる国もあります。たとえば、イギリスでは最大2年間、オーストラリアでは特定の条件を満たせば最長3年間の滞在が認められています。

フルタイムで働けるため、現地で生活費を稼ぎながら滞在できるのが魅力です。さらに、一定の期間、語学学校に通うことも許可されているため、働きながら語学スキルを向上させることもできます。

ワーホリビザの制度は、各国ごとの協定に基づいて運営されており、応募条件や滞在中のルールは国によって異なります。そのため、渡航先の条件をしっかり確認することが重要です。ワーキングホリデーは、少ない資金で留学したい方におすすめの選択肢です。

参考:外務省「ワーキング・ホリデー制度」

ワーホリビザの取得方法・条件

オーストラリアのワーキングホリデービザ、サブクラス417の例をご紹介します。

【取得の基本的な流れ】

1.オンライン申請サイトImmiAccountの作成

2.必要書類の準備

3.オンラインでビザ申請

4.健康診断(必要な場合)

5.ビザ審査・結果通知

【必要な主な書類】

1.パスポート(個人情報、写真付きページのコピー)有効期限が十分残っているもの

2.経済力証明書類
・滞在資金としてAUD5,000以上の証明(銀行残高証明書など)
・帰国のための航空券または購入資金の証明

3.身分証明書類

4.出生証明書(両親の名前が記載されているもの)、または政府発行の身分証明書

5.必要に応じて追加書類 健康診断書など

【注意点】

  • すべての書類は英語で提出するため、日本語の書類は認定翻訳が必要
  • 申請は、オンライン申請のみ
  • 申請手数料(AUD650)の支払いが必要
  • 滞在中のケガや病気に備えるため、健康保険への加入を推奨

参考:Department of Home Affairss|Working Holiday visa (subclass 417)|Step by step

学生ビザとワーホリビザを切り替える方法

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留学生活を続けていると、「もっと長く滞在したい」と感じる方も少なくありません。そんな場合には、学生ビザとワーホリビザを切り替えることで、滞在期間の延長が可能です。ここでは、オーストラリアでの切り替え手順を例に、具体的な方法をご紹介します。

学生ビザからワーホリビザ

学生ビザからワーホリビザに切り替える際は、一度オーストラリアを出国する必要があります。これは、ワーホリビザの申請が入国時にのみ認められるためです。多くの人は、近隣のニュージーランドなどの国々に一時的に滞在し、申請手続きを進めます。

1.出国前の準備(用意するもの)

  • 有効なパスポート
  • 滞在資金証明(5,000AUD以上)
  • 帰国用航空券または購入資金の証明
  • 健康保険の証明書

2.出国してビザ申請(ImmiAccountからオンライン申請)

  • 必要書類のアップロード
  • 申請手数料の支払い

3.ビザ承認後に再入国

  • ビザ承認レター、必要書類を揃えて入国審査

切り替えをスムーズにおこなうためには、書類に不備がないようにすることが大切です。滞在期間を延長したいと思ったら、早めに準備を始めましょう。

ワーホリビザから学生ビザ

ワーホリビザから学生ビザへの切り替えは、オーストラリア国内から申請が可能です。ただし、ワーホリビザの有効期限内に手続きを完了させる必要があります。

切り替えの手順は以下の通りです。

1.教育機関での入学手続き
・希望する学校を選択
・入学申請をおこない、入学許可証(CoE)を取得
・学費の支払い

2.必要書類の準備
・入学許可証(CoE)
・経済力証明(学費・生活費)
・健康保険(OSHC)の加入証明
・英語力証明(必要な場合)
・有効なパスポート

3.ビザ申請
・ImmiAccountでオンライン申請
・必要書類のアップロード
・申請手数料の支払い

ビザ審査には数週間かかる場合があるため、現在のビザ有効期限に余裕を持って申請することが重要です。また、学生ビザは教育機関への通学が必須となるため、留学の目的や計画をしっかりと準備しておく必要があります。

留学ビザとワーホリビザ選び方3つのポイント

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留学ビザとワーホリビザ、どちらを選ぶべきか迷っている方のために、3つの重要なポイントをご紹介します。

行きたい国はどこか?

留学ビザは世界中のほとんどの国で取得可能ですが、ワーホリビザは日本と協定を結んでいる30か国・地域に限定されます。アメリカやヨーロッパへの長期滞在を希望する場合は、留学ビザを選択することになります。

年齢と滞在したい期間は?

ワーホリビザは18~30歳(一部35歳)までの若者が対象で、通常1年間の滞在が可能です。一方、留学ビザは年齢制限がなく、コース期間に応じて最長5年程度まで滞在できます。長期の海外生活を考えている方や30歳以上の方は、留学ビザが適しています。

準備できる予算はいくら?

学生ビザでオーストラリアに留学する場合、1年間の総費用は180~300万円程度が必要です。一方、ワーホリビザは現地で働きながら生活費を賄えるため、比較的経済的です。

ただし、ビザ申請時には一定額の預金残高証明が必要となります。予算に応じて、留学ビザなら教育費用を、ワーホリビザなら初期費用を中心に検討しましょう。

※詳しい費用については、【2024年版】海外留学の費用がまるわかり!基本の費用相場と種類別比較の記事をご参照ください。

留学・ワーホリに必要な海外送金は比較して賢く選ぼう!

留学やワーキングホリデーでは、学費や滞在費など高額な海外送金が必要になります。送金業者によって為替レートや手数料が異なるため、適切な業者選びで大きな節約が可能です。

では、実際にどのくらいの差が出るのでしょうか。

海外送金シミュレーターでオーストラリアに100万円を送金した場合を比較してみましょう。

Overseas remittance simulator image

※2024年12月23日のシミュレーション結果

比較結果を見ると、1位のエンリミットと3位のセブン銀行では、着金金額に約203AUD(19,857円)もの差があります

現在、海外送金専門業者は数十社存在し、為替レートもリアルタイムで変動しています。そのため、自力で最もお得な業者を見つけ出すのは非常に困難です。効率的に最適な送金業者を見つけるため、海外送金シミュレーターの活用をお勧めします。

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留学費用送金おすすめ業者

ここではおすすめの海外送金専門業者をご紹介します。

キョウダイレミッタンス

Kyodai Remittance

画像引用:Kyodai Remittance

キョウダイレミッタンスは、最大1,000万円までの送金に対応している信頼性の高い送金業者です。全国20か所以上に実店舗を持ち、対面での手続きが可能なため、高額送金時も安心して利用できます。また、アプリやゆうちょ銀行ATMからも送金できるため、状況に応じて便利な方法を選べます。

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Wise(ワイズ)

Wise

画像引用:Wise

Wise(ワイズ)は、最大1,500万円までの送金が可能で、とくに手数料の安さが特徴です。一般的な銀行とは異なり、ミッドマーケットレートを適用しているため、為替手数料を大幅に抑えられます。さらに、手続きがすべてオンラインで完結するため、場所や時間を問わず手軽に送金できます。

学生ビザとワーホリビザは目的・予算に合わせて選ぼう!

学生ビザとワーホリビザは、それぞれに特徴と利点があります。学生ビザは教育に重点を置き、長期的なキャリア形成に適している一方、ワーホリビザは働きながら異文化体験ができる柔軟な選択肢です。

あなたの目的、年齢、予算、希望する滞在期間を考慮しながら、最適なビザを選択しましょう。また、海外での生活費や学費の送金は、各種送金業者を比較検討することで、より効率的に手続きを進めることができます。

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