【2025年更新】国内67銀行の口座振込手数料一覧

2025-01-19

 銀行サービス利用料の手数料を最小限に抑えることは、少しでも節約する上でとても重要です。近年はキャッシュレス化が進んできましたが、キャッシュレス社会においても引き続き利用する銀行サービスの一つは口座振込です。今回は、67行の口座振込サービスの手数料を徹底比較しました。

日本における銀行口座振込サービスの利用状況

 まず、口座振込とは「自身・または第三者の銀行口座に資金を振込むこと」を指します。
 ※注意事項:口座振込と口座振替は異なります。口座振替とは、口座所有者が事前に承認したカード取引・公共料金の支払いに関し、所有している銀行口座から料金を自動的に引き落とすものです。

 2021年12月1日~5日までにマイボイスコム株式会社が実施したインターネット調査では、約7割以上の人が銀行口座振込を含む送金サービスを利用していました。
同調査で多かった送金方法は、インターネットバンキング(45.9%)、ATM(31.9%)、窓口経由の送金(11.8%)となっていました。

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参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001131.000007815.html

 口座振込などの送金サービスは、金融機関・銀行が提供している最も身近なサービスの一つです。本記事の読者の皆様も、口座振込サービスを利用したことがあるのではないでしょうか。口座振込サービスを頻繁に活用するのであれば、同サービスの手数料が比較的安い銀行を選ぶのも節約の一つです。
 それでは、銀行口座振込手数料の傾向を見て行きましょう。

全銀ネットの手数料改定→他行宛手数料が削減

 既に実感している方もいるかもしれませんが、他行宛て振込手数料は同行宛ての振込手数料より高い傾向にあります。その理由は、他行宛て振込では、銀行間の送金を処理するために「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」を活用する必要があり、同システムの利用には手数料が発生するためです。

 全銀ネットの手数料は、送金金額(振込金額)によって異なり、過去には1送金あたり117円~162円の費用が発生していました。
ここ40年間、同手数料は変更されていませんでしたが、2021年10月1日から全銀ネットの手数料が一律に大幅に削減され、一律62年となりました

全銀ネット手数料

送金・振込金額旧手数料(2021年9月まで)新手数料(2021年10月から)
3万円未満117円62円
3万円以上162円62円

 全銀ネットの手数料改定により、各銀行は振込手数料を値下げする傾向が見受けられました。
例えば、みずほ銀行について、2021年9月と22年10月の振込手数料を比べると、60円~最大330円ほど値下げされました。

みずほ銀行 他行宛て口座振込手数料

送金金額窓口ATM(カード経由の送金)ウエブダイレクト
3万円未満710円→990円270円→270円150円→110円
3万円以上880円→990円330円→330円320円→110円
※2025年1月14日改定:みずほ銀行振込手数料

以前、みずほ銀行は送金金額により窓口・ウエブダイレクトの手数料が異なっていましたが、2025年1月14以降は、他行宛て振込における窓口手数料が990円、ウエブダイレクト手数料が110円と統一されています。

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窓口・ATM経由での振込手数料増加傾向あり

 2023年10月2日より三菱UFJ銀行(MUFG)の振込手数料が改定されました。
人件費が発生する窓口業務及び維持費が発生ATM利用手数料が増加する結果となりました。
※ATMにてキャッシュカードを使い、他行宛てに3万円以上送金する場合の手数料は改良されました。

同手数料改定からは、維持費が低いウエブダイレクトに顧客を誘導しようとする意図が見られます。
今後、他の銀行も同種の手数料改定に踏み切る可能性があるため、留意しておきましょう。

三菱UFJ銀行 口座振込手数料の改定

振込先送金金額窓口ATM(カード経由の送金)ウエブダイレクト
当行同一支店あて3万円未満330円→880円0円→110円0円→0円
3万円以上550円→880円0円→110円0円→0円
他行あて3万円未満594円→990円209円→275円154円→154円
3万円以上770円→990円330円→275円220円→220円
※MUFG手数料改定詳細はこちら

銀行口座振込手数料一覧

 国内67行の口座振込手数料を徹底調査しました(2022年10月23日時点)。調査内容は以下の通りです。

調査内容

  • 対象:国内67行
  • 送金内容:個人による国内送金
  • 送金金額:5万円
  • 送金手段:窓口送金、ATM(キャッシュカード)、ウエブダイレクト

国内銀行 振込手数料一覧

※2025年1月19日時点
※手数料の算出条件 = 個人振込、振込金額5万円以上
※他行宛 = 「銀行名」列に記載のグループ関係銀行・連携銀行を除く
※【ATM】 = ATMにてキャッシュカードを活用して振込む際の手数料
※該当銀行にて口座開設を行っている場合、無条件で初回振込が無料の場合のみ、手数料に「0」と記載

※「当行本支店宛」= 同じ銀行本店・支店宛て送金(同一支店を除く)

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調査結果①:振込手段はウエブダイレクトが一番安い

 窓口送金、ATM(キャッシュカード)、ウエブダイレクトの振込手数料を調査しましたが、どの銀行においてもウエブダイレクトの手数料が安い傾向にありました。他行宛ての国内送金に関し、ウエブダイレクトの初回送金・振込を無条件で無料化している事業者は67行中10行ありました。

 3つの手段(窓口、ATM、ネットバンキング)の内、最も手数料が高いのは窓口から振込を行う方法でした。窓口から他行宛てへ振込を行う場合、990円以上の手数料が発生する銀行が16行ありました。これは現代の日本において、1回のランチ代に相当するので、振込み方法は可能な限り、ウエブダイレクト・オンラインを選択することをお勧めします。

調査結果②:平均手数料一覧

振込先窓口ATM(カード経由の送金)ウエブダイレクト
同行(他支店)612円214円16円
他行888円521円230円

 同行(他支店)宛てへの平均振込手数料は、16円~612円となりました。一方、他行宛ての平均振込手数料は230円~888円となり、3つのどの振込手段においても、同行(他支店)宛ての振込よりも200円以上高い結果となりました。

 前回調査時(2023年)に比べ、2025年1月19日時点の銀行口座振込手数料は、
平均でウエブダイレクト手数料(他行宛て)が245円⇒230円と安くなっている一方、人手が必要になる窓口送金においては、同行宛てが550円⇒612円、他行宛てが825円⇒888円と値上がりしています。人手不足対策の一環として、銀行はユーザーにウエブダイレクトの利用をより促そうとしていることが背景として考えられます。

まとめ

 本記事では、銀行の振込手数料を徹底比較してきました。銀行口座開設を検討する際には、口座振込手数料についても考慮に入れておくと、節約になるのではないでしょうか。

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