海外送金サービスWise(ワイズ)の口座開設・本人確認・送金する方法
2023-09-05
Wise(ワイズ)とは
Wise(旧TransferWise)は、2011年にイギリスで創業された、国際的な海外送金事業を行う企業です。Wiseを利用すると、実際の為替レートを反映させて、格安の手数料で海外へ送金することが可能です。
手数料は、日本の銀行と比較すると最大で16倍も安く送金することができます。また、本人確認を含む送金手続きを、すべてオンライン上で完結できる画期的な海外送金方法です。
Wiseは、世界中で1,300万人以上の人々に利用されており、2022年12月の時点で累計送金額は約1兆3,000億円(80億ポンド)にも達しています。このようにWiseには安全性と信頼性を示す実績があり、安心して利用できる海外送金サービスとなっています。
今回は、そんな便利でお得な海外送金サービスであるWiseの口座登録方法(無料)を紹介していきます。
Wiseの口座開設手順
Wiseの口座開設は3つのステップに分けられます。
海外送金を行うためには、ステップ3の「本人確認」まで完了する必要があります。
口座開設の3つのステップ
- 会員登録(仮:海外送金不可)
- 送金シミュレーションと基本情報の登録
- 本人確認【所要時間:3営業日】
会員登録(仮:海外送金不可)
手順1 Wiseのホームページにアクセス&アカウント開設手順に進む
Wiseのホームページにアクセスし、「アカウントを開設する」ボタンをクリックする。
手順2 新規アカウントを登録する
【メールアドレスで登録する場合】
メールアドレス入力欄に、登録するメールアドレスを入力し、「続行」をクリックする。
【別のサービスアカウントを使用してログインする場合】
「Google」「Facebook」「Apple」のアイコンのうち、使用したいサービスのアイコンをクリックする。(事前に利用するサービスのアカウントを作成する必要があります)
Wiseからのアクセス要求画面が表示されるので、「〇〇(ユーザー名)としてログイン」をクリックする。
手順3 個人アカウント・法人アカウントを選択する
個人アカウント・法人アカウントのうち、開設したい種類のアカウントをクリックする。
手順4 主な居住国を設定する
主な居住国をタブで選択し、「次へ」をクリックする。
手順5 電話番号でコードを確認する
入力欄に電話番号を入力し、「認証コードを送信する」をクリックする。
※入力欄左タブの「+81」は日本の電話コードを意味しています。
「認証コードを送信する」をクリックすると、携帯電話(SMS)に6桁の認証コードが届くので、コード入力欄に入力し、「送信」をクリックする。
手順6 パスワードを登録する
入力欄に任意で決めたパスワードを入力し「続行」をクリックする。
※パスワードは大文字、数字を含み、9文字以上である必要があります。
「Wiseに登録しました」と表示され、約5秒後に送金画面に移行します。
Wiseの口座登録方法の解説は以上となります。
続いて送金先の登録、本人確認、実際の送金手続きの手順について解説していきます。
送金シミュレーションと基本情報の登録
手順1 送金する通貨・金額を選択する
はじめに、「①送金通貨」及び「②受取通貨」を設定します。日本から送金する際には、送金額の通貨として日本円(JPY)を選択します。次に、受け取る側の通貨を選択します。
次に「③送金金額」又は「④受取金額」を入力します。
入力すると、着金予定日や一般的な銀行と比較した際の節約金額が表示されます。
内容を確認し、問題がなければ「続行」をクリックする。
手順2 「個人口座」or「法人口座」からの送金を選択する
個人の銀行口座から送金する場合には、「個人アカウント」を、法人の銀行口座から送金する場合には「法人アカウント」を選択します。
手順3 送金人(自分)の情報を入力する
送金人の情報入力欄が表示されるので、入力後、「続行」をクリックする。
手順4 受取人(送金先)を選択する
「自分」「他人」「法人・慈善事業団体」が表示されるので、該当するものを選択する。
手順5 受取人のメールアドレス(省略可)、口座名義・情報を入力する
海外からアメリカに送金する場合は「電信送金」、海外からアメリカ以外へ送金する場合は「SWIFT」を選択し、
受取人の情報欄を入力後、「確認」をクリックする。
※ 受取人の口座情報が不明な場合でも、メールアドレスだけで送金することが可能です。
本人確認(1度限り)
PCサイト上でも本人確認は可能ですが、スマートフォンのアプリを使用すると、より簡単に本人確認を行うことができます。ここではアプリからの本人確認手順を解説していきます。
手順1 操作をスマートフォンに切り替える
画面にQRコードが表示されるので、スマートフォンで読み取りWiseにアクセスしてログインする。
手順2 本人確認書類をアップロードする
以下の4点を手元に準備する。
1. 現住所が記載されている、日本で発行された顔写真付きの身分証明書
(例: マイナンバーカード、運転免許証、在留カード、2020年2月以前に発行された日本国パスポート)
2. 4桁の認証コードを記入する手のひらサイズの紙とペン
3. カメラが搭載されているスマートフォン
4. マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カード
注)マイナンバーカード以外の身分証明証の場合は、マイナンバー通知カードまたはマイナンバー記載の住民票(6ヵ月以内に発行されたもの)が合わせて必要です。
手順3 本人確認書類を選択
「マイナンバーカードで本人確認を行う」「日本の運転免許証、在留カード、パスポートを使用して本人確認を行う」と表示されるので、希望する方法を選択する。
※「日本の運転免許証、在留カード、パスポートを使用して本人確認を行う」を選択した場合は、身分証の選択画面になるので、所持している身分証明書を選択して「続行」をクリックする。
アップロード画面に移行するので、その際にマイナンバー通知カードまたはマイナンバー記載の住民票(6ヵ月以内に発行されたもの)の写真のアップロードが求められます。
手順4 身分証明書と4桁の認証コードをアップロード
画面に4桁の認証コードが表示されるので、手元に準備した紙に認証コードを記入します。
次に、身分証明書の下に、4桁の認証コードを書いた紙を置いて、身分証明書と認証コードがはっきり見えるようにしてスマートフォンで撮影する。
続いて、カードを斜めから写して表面と厚みの撮影をします。
画面に枠があるので、カードを合わせる目安にする。
手順5 自撮り写真(セルフィー)と認証コードをアップロード
画面の指示に従って、4桁の認証コードを手に持って、顔と認証コードが鮮明に写るように写真(セルフィー)を撮影する。これで本人確認手続きは完了です。
※ 提出した本人確認書類や写真の確認には平均で3営業日ほどかかります。入金が確認された後、Wiseで本人確認書類をチェックする手続きが始まります。送金手続きや入金が完了していない場合は、本人確認書類のチェックは開始されないので注意が必要です。2回目以降は本人確認の必要がないので、より速く送金できます。
・Wiseで口座開設する!
送金依頼方法
送金手続き
手順1 送金目的を選択する
タブから送金目的に最も近いものを選択して「送信する」をクリックする。
手順2 送金詳細を確認する
送金内容の詳細が表示されるので、内容に問題がなければ「確認して続行」をクリックする。
手順3 入金方法を選択する
入金方法を「銀行振込」「デビットカード」のいずれかから選択する。
手数料に関する情報は「手数料ページ」で確認可能です。銀行振込での入金の方が、デビットカードからの入金よりも費用が低く抑えられることが多いです。
手順4 Wiseの口座情報を確認する
Wiseの銀行口座情報が表示されます。振込の際に使用するのでスクリーンショットを撮るなどして控えておきます。
手順5 送金元の銀行口座からWiseの口座へ振込する。
Wiseで表示された入金先の銀行口座に振込手続きをします。ここで振り込んだお金がWiseを経由して海外の送金先口座に振り込まれます。
注)Wiseの口座へ手続きと異なる金額を振込すると、Wiseからの払い戻しされてしまい、手続きをやり直す必要があるため、送金額を誤らないように注意してください。
手順6 受取人口座へ入金されるまで待機する
Wiseの日本口座への振り込みが完了したら、受取人の海外口座に指定した通貨でWiseから振り込まれるのを待つだけとなります。
※ Wiseを初めて利用する際には、本人確認の認証が平均で3営業日ほどかかります。2回目以降は本人確認の必要がないため、送金手続きがより迅速に行えるようになります。
また、各国への海外送金にかかる日数は異なりますので、Wise公式サイトにてご確認ください。
以上、Wiseを用いた国際送金の手順について詳細に解説してきました。