留学費用が安い英語圏の国ベスト5!費用を抑える方法もご紹介!
2024-12-05
英語力を向上させたい方にとって、海外留学は効果的な選択肢の一つです。しかし、欧米の人気留学先では、学費や生活費が50万円を超えることも珍しくありません。そこで本記事では、費用を抑えながら、質の高い英語教育を受けられる国を紹介します。また、留学費用を節約するための具体的な方法もご紹介します。
海外留学の費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【2024年版】海外留学の費用がまるわかり!基本の費用相場と種類別比較
英語圏で留学費用が安い国ランキング・ベスト5
ここでは、1か月(4週間)の語学学校費用(授業料+宿泊費+食事)を基準に、安い順でランキングを作成しました。
第1位:フィリピン〜物価安い&マンツーマンレッスンが魅力〜
画像引用:フィリピン政府観光省
約24万円/月
フィリピン留学の魅力は、質の高い教育を低価格で受けられることです。フィリピンの英語教師の月給は17,687PHP。日本円に換算すると約45,300円。また、タクシーの初乗りは、45PHP、約110円と全体的に物価が安いためです。※1PHPを2.56円で計算
たとえば、セブ島の語学学校「Global Language Cebu(GLC)」では、3人部屋の学生寮を利用した場合、1か月約24万円で授業料、滞在費用、食費がすべてまかなえます。
画像引用:Global Language Cebu(GLC) ※1ドル150円で計算
フィリピン人の英語力は、2022年のEPI英語能力指数でアジア第2位(世界22位)を誇ります。多くの語学学校でマンツーマンレッスンを採用しており、効率的に英語力を伸ばせるのが魅力。また、語学学校が多いセブ島は治安の良いリゾート地として知られています。
第2位:フィジー〜フレンドリーな雰囲気、大都市は苦手な人におすすめ〜
画像引用:TourismFiji
約25.5万円/月
フィジーは、物価の安さを活かして欧米留学の半分程度の費用で留学できます。フィジー諸島の教育省の認可を受けて設立された英語学校「Free Bird Institute」では、ホームステイ利用の4週間留学で約25.5万円と、非常にリーズナブルです。
サービス | 価格(米ドル) | 価格(日本円) |
授業料 | ||
└ 12週間以内 | $250.00/週 | 約37,500円/週 |
└ 12~24週間 | $200.00/週 | 約30,000円/週 |
└ 24週間以上 | $175.00/週 | 約26,250円/週 |
入学金 | $250.00 | 約37,500円 |
宿泊施設 | ||
└ ホームステイ | $25.00/泊 | 約3,750円/泊 |
└ ドミトリーシングルベッド | $15.00/泊 | 約2,250円/泊 |
└ ドミトリー共有ルーム(ベッド4台) | $5.00/泊 | 約750円/泊 |
ビザ | ||
└ 30日間 | 無料 | 無料 |
└ 31日以上 | $180.00 | 約27,000円/人 |
参考:Free Bird Institute ※1ドル150円で計算
フィジーの人々は大変フレンドリーで、日常的に英会話の機会が豊富です。休日には美しい離島でリフレッシュすることもできます。
第3位:アイルランド〜日本人が少ない環境で勉強したい人におすすめ〜
画像引用:アイルランド公式休日・旅行サイトireland.com
約35万円/月
アイルランドの首都ダブリンは、ロンドンと比べて生活費が約40%安く、ヨーロッパの英語圏としては比較的費用を抑えられます。Irish College of Englishでは、一般英語コースとホームステイ(3食付き)で4週間約35万円です。
アイルランドの首都、ダブリンにあるIrish College of Englishの授業料と宿泊費をまとめました。
コース料金表
期間/コース | 一般英語15時間 | 一般英語15時間+個別指導5時間 | 一般英語15時間+個別指導10時間 |
1週間 | 265€/42,400円 | 530€/84,800円 | 859€/137,440円 |
2週間 | 498€/79,680円 | 1,033€/165,280円 | 1,680€/268,800円 |
3週間 | 689€/110,240円 | 1,495€/239,200円 | 2,438€/390,080円 |
4週間 | 843€/134,880円 | 1,892€/302,720円 | 3,127€/500,320円 |
5~12週間 | 196€/週
31,360円/週 | – | – |
13~24週間 | 175€/週
28,000円/週 | – | – |
学年度 | 3,710€/593,600円 | – | – |
参考:Irish College of English ※1€160円で計算
追加料金・サービス
- 個人レッスン:70€(11,200円)/時間
- 登録料:75€(12,000円)
- ホームステイ(個室・3食付):280€(44,800円)/週
- 特別食対応(グルテンフリー、乳糖フリー):30-60€(4,800-9,600円)/週
- 宿泊手配手数料:100€(16,000円)
2024年の調査によると、アイルランドに留学する日本人は全留学生のわずか0.60%しかいません。ヨーロッパからの留学生が多く、さまざまな国の学生と交流しながら英語を学べます。
Cost of Living Comparison|Expatistan
第4位:カナダ〜日本人が多く安心、ワーホリしたい人にもおすすめ〜
画像引用:カナダ観光局公式サイト
約35万円/月
カナダは、米国と比べて為替相場が約20%低く、物価も比較的安いため、北米留学としては費用を抑えやすい選択肢です。
カナダの代表的な語学学校「ILAC International College」の4週間集中英語コースは、授業料とホームステイ(3食付き)を合わせて約35万円です。
授業料とホームステイ料金をご紹介します。
画像引用:ILAC International College ※1CAD110円で計算
カナダ英語は訛りが少なく聞き取りやすいことで知られ、300以上ある語学学校には世界中から留学生が集まります。語学留学後にワーキングホリデービザに切り替えて就労経験を積むこともできます。
第5位:マルタ共和国〜ヨーロッパのなかでは低コスト&旅行気分も味わえる〜
約43万円/月
マルタは、ヨーロッパのなかでは比較的安価に留学できます。小さな島国で、経済規模が限られているため物価上昇が抑えられているからです。また留学先としての知名度がまだ低いことも、学費が費用が抑えられる理由です。
「Malta University Language School(マルタ大学語学学校)」の場合、一般英語コースに通い、ホームステイ(3食付き)を利用すると、4週間で約43万円になります。
2025年の授業料は以下の通りです。
画像引用:Malta University Language School ※1ユーロ160円で計算
宿泊費は
- ホームステイ:1泊25~50ユーロ(4,000~8,000円)
- ホテル:50~80ユーロ(8,000~12,800円)
- 学生寮は:1週間170~450ユーロ(27,200~72,000円)
マルタからは、ローマまで1時間半、パリまで3時間と、ヨーロッパ各地への旅行も容易です。また、日本人留学生が少ないため、英語漬けの環境で学習できます。
留学費用を安くするための具体的な方法
留学費用を安くするための方法を3つご紹介します。
オフシーズンを選ぶ
オフシーズンは、観光客が少ないため航空券代や宿泊費を大幅に抑えられます。
- フィリピン:5月中旬~7月上旬(乾季と雨季の境目で気候が不安定)
- マルタ:11月~3月(気温が低い)
- フィジー:11月~4月(雨季でスコールが多い)
- アイルランド:11月~3月(気温が低く、日照時間が短い)
- カナダ:11月~4月(気温が低く、積雪が多い ※スキーリゾートを除く)
奨学金・補助金を活用する
語学留学向けの奨学金は限られていますが、いくつかの活用できる制度があります。以下に、学生が申請可能な奨学金をご紹介します。
トビタテ!留学JAPAN(文部科学省)
- 給付型で返済不要
- 語学学習と他の活動を組み合わせたプランが対象
- 学業成績や語学力の要件なし
参考:トビタテ!留学JAPAN
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
- 無利子(第一種)と有利子(第二種)の貸与型
- 使途に制限がないため語学留学にも利用可能
支払い時の為替レート、手数料を節約する
留学中は、学費の海外送金や現地での支払いなど、為替手数料がかさむ機会が多くあります。賢く節約するため、手数料が安くお得な海外送金サービスとデビットカードをご紹介します。
※留学時の費用の支払いについてはこちらの記事をご覧ください。
「経験者に学ぶ」アメリカ留学の費用管理とおすすめ送金サービス3選
キョウダイレミッタンス
画像引用:Kyodai Remittance
キョウダイレミッタンスは高額送金にも対応したサービスで、最大1,000万円まで送金可能です。アプリだけでなく店舗での対面手続きも選べるため、安心して利用できます。
ワイズ
画像引用:Wise
Wiseは銀行の最大16分の1という安い手数料で海外送金ができるサービスです。手続きはすべてオンラインで完結し、デビットカードも発行可能。アプリで管理できるセキュリティ機能も充実しています。
レボリュート
画像引用:Revolut
Revolutは4,000万人が利用する人気の海外送金サービスです。外貨両替と海外ATM手数料が格安で、セキュリティ重視の使い捨てバーチャルカードも発行できます。
費用を抑えて語学留学を実現しよう!
英語留学は必ずしも高額な費用がかかるわけではありません。留学先の選定、時期の調整、各種支援制度の活用により、効果的に費用を抑えられます。自分の目的と予算に合わせて、最適な留学プランを見つけましょう。
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※海外送金シミュレーターの活用方法はこちらの記事をご覧ください。