【2026年版】Brastel Remitの海外送金手数料と為替レート
2023-04-19
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海外送金を比べるとき、「送金手数料◯円」の数字だけを見ていませんか。実際に受取人に届く額を左右するのは、明細に出てこない為替レートの上乗せのほうです。
Brastel Remit(ブラステルレミット)は、その上乗せ幅を利用規程にはっきり書いている数少ない事業者です。「みずほ銀行のTTSに、−1.0円〜5.0円を上乗せする」と明記されています。ここまで具体的に開示している例は多くありません。
この記事では、Brastel Remitの送金手数料と為替レートの決まり方、送金上限と必要書類、4つの受取方法を、2026年8月時点の公式サイトの記載にもとづいて整理します。ぜひ参考にしてください。
海外送金にかかる費用の全体像から知りたい方は、先に海外送金の手数料をわかりやすく解説をご覧ください。
※本記事の金額・条件は、編集部が2026年8月にブラステル公式サイトおよび金融庁の資金移動業者登録一覧で確認した内容です。手数料は予告なく変更されるため、送金前に必ず公式サイトでご確認ください。
目次
【結論】2026年も営業中。アジア向けが安く、為替の上乗せ幅を公開している
Brastel Remitは2026年8月時点で日本国内でサービスを継続しています。金融庁の資金移動業者登録一覧(令和8年6月30日現在)にも、ブラステル株式会社/関東財務局長 第00016号/第二種資金移動業として掲載されています。休止や終了の告知はありません。
まず全体像を押さえておきましょう。
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| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 送金手数料 | 380円〜1,680円 | 送金先の国と送金額で決まる |
| 為替レートの上乗せ | みずほ銀行TTSに−1.0円〜5.0円 | 利用規程第27条に明記 |
| 送金限度額 | 1回1,000円〜80万円/1日100万円 | 受取国側の上限も別にあり |
| 着金の目安 | 取扱店窓口15分〜3時間/銀行口座1〜3営業日 | 受取方法で大きく違う |
| 受取方法 | 銀行口座・窓口・Eウォレット・現金宅配 | 受取人に口座がなくても送れる |
| 対応言語 | サイトは12言語 | 日本語・英語・ネパール語ほか |
| 登録区分 | 第二種資金移動業者 | 関東財務局長 第00016号 |
Brastel Remitの特徴は2つあります。ひとつはアジア向けの手数料が安いこと。もうひとつは現金宅配という受取方法があることです。受取人が銀行口座を持っていなくても、家まで現金を届けてもらえる国があります。
送金手数料は「送金先の国 × 送金額」で決まる
Brastel Remitの送金手数料は一律ではありません。送り先の国ごとに別の料金表があり、そのうえで送金額の帯で金額が変わります。アジア向けは安く、それ以外の国は標準料金表が使われるのが基本の考え方です。
アジア向けは380円から
編集部が2026年8月に公式の手数料ページで確認した、主な国の送金手数料は次のとおりです。
← 表は横にスクロールできます
| 送金先 | 送金額 | 送金手数料 |
|---|---|---|
| パキスタン | 1,000円〜80万円 | 380円(一律) |
| バングラデシュ(bKash) | 1,000円〜80万円 | 480円(一律) |
| ベトナム | 1,000〜3万円 | 390円 |
| 3万円超〜30万円 | 880円 | |
| 30万円超〜80万円 | 1,680円 | |
| フィリピン | 1,000〜1万円 | 480円 |
| 1万円超〜3万円 | 780円 | |
| 3万円超〜10万円 | 1,280円 | |
| 10万円超〜80万円 | 1,480円 | |
| インド | 1,000〜3万円 | 780円 |
| 3万円超〜10万円 | 1,280円 | |
| 10万円超〜80万円 | 1,480円 | |
| 韓国 | 1,000〜3万円 | 480円 |
| 3万円超〜10万円 | 980円 | |
| 10万円超〜80万円 | 1,480円 | |
| ネパール | 1,000〜30万円 | 880円 |
| 30万円超〜80万円 | 1,480円 | |
| 上記以外の国・地域 | 1,000〜3万円 | 880円 |
| 3万円超〜10万円 | 1,480円 | |
| 10万円超〜80万円 | 1,680円 |
インドネシアはさらに細かく6段階に分かれ、1万円までなら460円です。タイ・ブラジルにも個別の料金表があります。パキスタン向けが金額を問わず380円というのは、国内の事業者のなかでもかなり安い部類です。国ごとの最新の金額は公式の手数料ページで確認してください。
送金手数料以外にかかるお金
Brastel Remitは手数料の項目がやや多めです。使い方によっては次の費用が加わります。
- 返金手数料…一律750円(加えて送金時と返金時の為替レートの差額)
- 照会・変更手数料…1件につき実費500円
- 窓口での入金手数料…10万円まで200円/10万円超400円
- ゆうちょ振替払込みカードでの入金…所定の手数料125円〜440円
アプリから銀行振込で入金する場合は、利用する銀行の振込手数料が入金額から差し引かれます。振込手数料が無料になる銀行を使うのが、いちばん確実な節約です。

為替レートは「みずほ銀行のTTSに−1.0円〜5.0円」と規程に書かれている
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。Brastel Remitは、両替に使うレートの決め方を国際送金取引利用規程 第27条に具体的に書いています。
まず、換算は2段階で行われます。
- 第1換算…ブラステルが日本円を米ドルに換算する
- 第2換算…提携先が米ドルを受取国の通貨に換算する
このうち第1換算のレートについて、規程には「送金実行時点のみずほ銀行のTTSに、送金先国と受取方法によって−1.0円〜5.0円の間でそれぞれ異なる金額を上乗せしたレート」と書かれています。銀行の休業時は、直前の最終営業日のTTSが基準になります。
そして規程は、そこが収益源であることも隠していません。「利用者に適用される当社の指定する為替レートと当社が調達する為替レートとの差額は、送金手数料に加えて、当社の収益となります」と明記されています。
この数字をどう読めばいいか
TTSは電信売相場のことで、円を外貨に替えるときのレートです。TTSにはもともと銀行の為替手数料が含まれています。参考までに、編集部が2026年7月31日にみずほ銀行の公示相場を確認したところ、米ドルは仲値160.72円に対してTTSが161.72円でした(差は1円)。
この水準を前提に、規程の「−1.0円〜5.0円」を当てはめると、次のように読めます。
- −1.0円が適用される場合…TTSより1円有利。仲値に近い水準になります
- 5.0円が上乗せされる場合…仲値からは6円ほど離れる計算になります
つまり送金先の国と受取方法しだいで、為替のコストは大きく変わります。どの国にいくら上乗せされるかは公表されていないため、実際の受取額はアプリの見積もり画面で確認するしかありません。
なお、ブラステルカードを持っていて所定の条件を満たす場合は、第1換算で指定レートから0.1〜0.2パーセント引いたレートが適用されると規程に書かれています。
公式の為替レートページには「適用される為替レートは送金実行時のものとなるので、上記、為替レートは参考です」との注記もあります。表示レートはあくまで目安として見てください。
送金限度額は1回80万円、1日100万円
1回に送金できるのは1,000円から80万円まで、1日の合計は100万円までです。下限が設定されている点に注意してください。1,000円未満は送れません。
これに加えて受取国側の限度額があります。公式サイトには「弊社の送金限度額、または、送金先国の送金限度額のうちいずれか先に超えた額が送金限度額となります」と明記されており、国・受取方法・提携金融機関ごとに個別の上限が設定されています。
- インドネシアの銀行口座あて…99,000,000インドネシアルピア
- インドの銀行口座あて…495,000インドルピー
- バングラデシュのEウォレットあて…75,000バングラデシュタカ
- 韓国…1回999,999韓国ウォン/1年間で5万米ドル相当
1か月・1年あたりの上限については、利用規程に「別途当社が定める」とあるものの、具体的な数値は公表されていません。月間の送金回数にも上限があるようです。
受取方法は4つ。現金宅配に対応しているのが珍しい
Brastel Remitの受取方法は4種類です。送金先の国・地域によって使えるものが変わります。
- 銀行口座振込…1〜3銀行営業日
- 取扱店窓口での現金受取…15分〜3時間程度
- モバイルウォレット・Eウォレット受取…即時
- 現金宅配…1〜5銀行営業日
現金宅配は、受取人の自宅まで現金を届けてもらえる仕組みです。受取人が高齢で窓口まで出向けない、近くに受取拠点がないといった場合に効いてきます。日本の事業者でこの方法に対応している例は多くありません。
いちばん速いのはEウォレット受取と取扱店窓口です。急ぎの送金なら、この2つを選べる国かどうかを先に確認してください。なお着金の目安時間は公式サイト内でもページによって表記が分かれており、現金宅配は「1〜5銀行営業日」と「1〜2銀行営業日」の両方の記載があります。

送金は日本円で入金し、いったん米ドルを経由して受取国の通貨に換算されます。外貨建てのまま送ること(外貨→外貨)や、日本円のまま届けることはできません。

申し込み方法はアプリと窓口の2つ
新規で始めるなら、選べるのはアプリか窓口です。ウェブ版の「Classic」もありますが、公式サイトに「新規登録のお客様はご利用いただけません」と明記されており、既存の利用者向けの入り口になっています。
窓口は5拠点
対面で相談したい場合は、東京本社(墨田区横網)・名古屋支店・太田支店・大泉支店・大阪支店の5か所で手続きできます。東京・名古屋・大阪は月曜〜金曜の10時〜18時です。窓口では会員登録、送金依頼、お客様情報の更新、受取人の登録・更新をスタッフがサポートしてくれます。
会員登録に必要なもの
会員登録は無料で、手続きには3営業日ほどかかります。必要なのは次の3点です。
- Eメールアドレス
- 本人確認書類…日本在住の外国籍の方は在留カード(表裏両面・現住所の記載があるもの)。日本国籍の方は運転免許証(表裏両面)またはマイナンバーカード(顔写真入りの表面)のいずれか1点
- マイナンバー確認書類
いずれも有効期限内のものに限られ、提出した書類は返却されません。なお公式サイトでは現在、既存の利用者に対して本人確認書類の再確認(更新)を実施中との案内が出ています。しばらく使っていない方は、送金前にアプリの通知を確認しておきましょう。
アプリの操作手順
ここからは実際の操作手順です。掲載しているアプリ画面は2023年時点のもので、現在の画面とは異なる場合があります。まずApp StoreまたはGoogle Playからアプリをダウンロードします。

「登録をする」をタップします。

「次へ」をタップし、本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出します。

「受取人の追加」をタップし、受取人の情報を登録します。

無料の「ゆうちょ振替払込みカード」が届くので、ゆうちょ銀行のATMまたは銀行振込でアカウントに入金します。

残高が反映されたら、受取人を選んで「送金」をタップし、送金を依頼します。

送金先の詳細を入力し、為替レート・手数料・受取金額を確認してから「次へ」をタップすれば完了です。この確認画面に、前述の為替の上乗せが反映されています。必ず目を通してください。
安全性:第二種資金移動業者として登録され、保全の仕組みも公開されている
ブラステル株式会社は資金移動業者として金融庁に登録されています。登録番号は関東財務局長 第00016号、登録年月日は平成23年(2011年)7月26日、業務の種別は第二種です。金融庁が公表している資金移動業者登録一覧(令和8年6月30日現在・全84業者)にも記載を確認できました。
第二種資金移動業は1件100万円以下の送金を扱う区分で、登録制です。銀行ではないため預金の受け入れはできませんが、利用者から預かった資金を法令にもとづいて保全する義務を負っています。
ブラステルは「資金決済法に基づく情報提供」ページで、その中身も公開しています。履行保証金保全契約の相手方は株式会社みずほ銀行、算定期間は毎週木曜日(基準日)の翌日から1週間、供託期限は基準日から3営業日と明記されています。不正取引の補償方針(利用者に故意・重過失・過失がない場合、被害発生から30日以内の申し出で補償対応)と相談窓口も同じページに載っています。
言語対応と問い合わせ方法
Brastel Remitは多言語対応が手厚いサービスです。公式サイトは12言語に切り替えられます。日本語、英語、簡体字中国語、スペイン語、インドネシア語、ネパール語、ポルトガル語、ロシア語、タガログ語、タイ語、ベトナム語、トルコ語です。
問い合わせは電話・メール・問い合わせフォーム・チャットの4つ。日本語が得意でない方でも、母語で相談できる体制が整っています。


Brastel Remitが向いている人、別の手段のほうがいい人
Brastel Remitは万能ではなく、得意な使い方がはっきりしています。用途で選び分けるのが正解です。
Brastel Remitが向いているケース
- 受取人が銀行口座を持っていない。窓口受取・Eウォレット・現金宅配から選べます
- パキスタン・バングラデシュ・ベトナムへ送る。380円〜480円と、この地域の手数料が特に安く設定されています
- 受取人が窓口まで出向けない。現金宅配に対応している国があります
- 日本語以外で相談したい。サイトの12言語対応は国内の事業者では手厚い部類です
- 対面で手続きしたい。東京・名古屋・太田・大泉・大阪の5拠点で相談できます
ほかの手段を検討したほうがいいケース
- アジア以外へ送る。標準料金表(880円〜1,680円)が適用され、優位性は小さくなります
- 1回で80万円を超える額を送りたい。1回の上限は80万円です
- 外貨建てのまま送りたい。日本円で入金し、米ドルを経由する仕組みなので両替が必ず発生します
- 1,000円未満を送りたい。下限に届きません
編集部で調べたところ、両替に使うレートの考え方は事業者ごとに大きく違います。Wiseは市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)を使うと明示し、手数料を別建てで表示する方式です。ただしWiseは受取人の銀行口座に振り込む仕組みなので、現金受取や現金宅配が必要な人には使えません。ここは正直に押さえておくべき違いです。

送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円単位で変わることがあります。
Brastel Remitは上乗せの仕組みを規程で公開している点で誠実ですが、実際に何円上乗せされるかは国と受取方法しだいです。そのため、送る前にアプリで受取額を出し、他社の見積もりと並べて比べるのが確実です。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。銀行口座あての送金が対象で、現金受取には対応していません。
本記事のまとめ
Brastel Remitの海外送金について、2026年8月時点の公式情報をもとに整理しました。要点は次のとおりです。
- 送金手数料は380円〜1,680円。パキスタンは一律380円、バングラデシュ(bKash)は一律480円
- 為替レートはみずほ銀行のTTSに−1.0円〜5.0円を上乗せ(利用規程第27条)。上乗せ幅は国と受取方法で変わる
- 送金限度額は1回1,000円〜80万円、1日100万円。受取国側の上限も別にある
- 着金は取扱店窓口15分〜3時間、Eウォレット即時、銀行口座1〜3営業日、現金宅配1〜5営業日
- 受取方法は銀行口座・窓口・Eウォレット・現金宅配の4つ
- 申し込みはアプリまたは窓口(5拠点)。ウェブ版Classicは新規登録できない
- 必要書類はEメールアドレス・本人確認書類・マイナンバー確認書類。登録に3営業日ほど
- 対応言語はサイトが12言語
- 登録区分は第二種資金移動業者(関東財務局長 第00016号)
受取人が銀行口座を持っていないなら、Brastel Remitは有力な選択肢です。口座があるなら、受取額を実際に見積もって比べてから決めましょう。ほかの事業者は「海外送金事業者」一覧で確認できます。


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