【2026年版】伊予銀行の外国送金手数料|窓口6,000円と事前受付サービスの流れ
2023-05-21
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この数年、地方銀行は個人向けの外国送金を縮小したり、取扱いをやめたりする動きが続いています。「伊予銀行はまだ送れるのだろうか」と気になって調べている方も多いはずです。
編集部が2026年8月に公式サイトを確認したところ、伊予銀行の個人向け外国送金は現在も取り扱われています。取扱終了のお知らせは見当たりませんでした。ただし、2025年8月18日で手書きの送金依頼書の受付が終わり、事前にWebで入力してから来店する形に変わっています。
この記事では、2026年8月時点の手数料と内訳、新しくなった手続きの流れ、個人が使える通貨と現金が原資にできない点を、公式サイトの記載にもとづいて整理します。ぜひ参考にしてください。
※本記事の金額・条件は、編集部が2026年8月に伊予銀行の公式サイトで確認したものです。伊予銀行の外国為替手数料ページには基準日の表記がないため、閲覧日ベースで記載しています。条件は変更されることがあるため、手続き前に必ず公式サイトと店舗にご確認ください。
目次
【結論】個人向けの外国送金は継続中。窓口6,000円で、依頼書は事前にWebで作る
伊予銀行の外国送金は、愛媛県内をはじめとする取扱店舗の窓口で手続きできます。ネットだけで完結するサービスではなく、Webで送金内容を入力してから来店するという2段構えです。
まず全体像を押さえましょう。
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| 項目 | 内容 | 補足 | 確認元 |
|---|---|---|---|
| 送金手数料(窓口) | 6,000円 | 電信送金 | 外国為替手数料ページ |
| 支払手数料を依頼人負担にする場合 | +3,000円 | 合計9,000円 | 同上 |
| 円為替取扱手数料 (リフティングチャージ) | 送金額の0.05% 最低1,500円 | 大手行の最低2,500円より低い | 同上 |
| 被仕向(受け取り) | 2,500円 +0.05%(最低1,500円) | 伊予銀行の海外支店からは無料 | 同上 |
| 手続き方法 | 外国送金事前受付サービスで入力 → 窓口へ来店 | 事前の利用申込やID登録は不要 | 外国送金ページ |
| 取扱通貨 | 11通貨 | 人民元は法人のみ | ご利用条件ページ |
| 現金を原資とする送金 | 受け付けていない | 原資の確認が困難なため | ご利用条件ページ |
| 取扱店舗 | 外国送金受付可能店舗に限定 | 全店では扱っていない | 公式の店舗検索 |
編集部が2023年に調べた時点の送金手数料は4,000円でした。現在は6,000円です。ただし後述するとおり、円為替取扱手数料の最低額が1,500円と、大手行の2,500円より低いという特徴もあります。
2025年8月18日で手書きの依頼書は終了しました
手続きの入口が変わっています。手書きの外国送金依頼書と、旧「依頼書作成サービス」による受付は2025年8月18日で終了しました。
現在は「外国送金事前受付サービス」を使います。お手持ちのパソコン・スマートフォン・タブレットで送金内容を事前に入力し、その後で外国送金受付可能店舗の窓口へ行く流れです。事前の利用申込やID登録は不要で、そこは手間が少なくなっています。
なお法人・個人事業主向けには「いよぎん外為インターネットサービス」があり、こちらの送金手数料は4,000円です。個人(非事業者)は利用できません。
費用の内訳:6,000円だけでは終わりません
海外送金でかかるお金は送金手数料だけではありません。伊予銀行に限らず、いくつかの費用が積み上がる構造になっています。海外送金の費用の全体像は海外送金の手数料をわかりやすく解説で整理しています。
1. 送金手数料:窓口6,000円
外国向けの電信送金は、窓口で1件6,000円です。外国為替の手数料には消費税は課税されません。
ちなみに国内の他行あてに外国送金の仕組みで送る場合は、円建て(同一名義)が1,000円、外貨建てが2,500円と別建てになっています。
2. 支払手数料を依頼人負担にすると+3,000円。ただし満額が届く保証ではありません
海外へお金を送るとき、日本の銀行と受取人の銀行が直接つながっていないことがほとんどです。その間に入る中継銀行(コルレス銀行)や支払銀行も手数料を取ります。これを誰が負担するかを選ぶのが「負担区分」です。
伊予銀行では、支払手数料を依頼人負担にすると送金手数料に3,000円が加算されます。窓口なら合計9,000円です。
ここで大事な点があります。依頼人負担を選んでも、送金額がそのまま受取人に届くとは限りません。これは伊予銀行に限った話ではなく、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行・みずほ銀行も公式資料で「経由銀行の都合で差し引かれる場合がある」という趣旨の但し書きを置いています。
「送金人負担にすれば満額届く」という説明を見かけたら、それは正確ではありません。受取人に確実な金額を届けたい事情がある場合は、事前に受取人と金額の目安をすり合わせておくのが現実的です。
なお、伊予銀行の公式サイトでは中継銀行手数料そのものの実額や、後日の差額精算の有無までは記載を確認できませんでした。〔要確認:窓口でご確認ください〕
3. 円為替取扱手数料(リフティングチャージ):0.05%・最低1,500円
両替をともなわない送金、つまり円を円のまま送る場合と、手持ちの外貨を同じ通貨のまま送る場合にかかる手数料です。伊予銀行は送金額の0.05%、最低1,500円です。
ここは正直に書きます。この最低1,500円という水準は、大手行より低めです。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・広島銀行はいずれも0.05%・最低2,500円で、伊予銀行のほうが1,000円安い設定になっています。外貨預金取扱手数料も同じく0.05%・最低1,500円です。
円のまま送りたい、外貨預金からそのまま送りたいという用途では、この差が効いてきます。
4. 為替レートの上乗せ:明細には出てきません
円を外貨に替えて送る場合、銀行が決めたレートで両替されます。このレートには、ニュースで見る為替レート(ミッドマーケットレート)との差=手数料が含まれています。
この上乗せ分は「手数料」という名前で明細に出てこないため、いちばん気づきにくい費用です。金額が大きいほど効いてくるので、数十万円を超える送金では送金手数料よりレート差のほうが大きくなることもあります。
現金を持ち込んでの送金はできません
これは知らずに窓口へ行くと困る点です。伊予銀行では、現金を原資とする外国送金は受け付けていません。公式には、送金原資の確認が困難であることが理由として挙げられています。
送金するお金は、あらかじめ伊予銀行の口座に入金しておく必要があります。また窓口では送金原資と送金目的を確認できる書類の提出を求められます。

受取方法も銀行口座あてのみで、現金受取には対応していません。受取人が海外に銀行口座を持っていない場合、伊予銀行では送れません。
取扱通貨は11。人民元は法人のみです
個人が使える通貨は次の11通貨です。
- 日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、豪ドル、スイスフラン、NZドル、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツ
中国人民元は法人のみの取扱いで、個人は利用できません。中国へ人民元で送りたい個人の方は、伊予銀行では手続きできない点に注意してください。

円建て送金(円→円)と外貨建て送金(外貨→外貨)の両方に対応しています。受取人に円のまま届けたい、手持ちの外貨をそのまま送りたい、といった使い方ができるのは銀行ならではです。
手続きの流れ:事前にWebで入力して、窓口へ行く
伊予銀行から海外送金をするには、伊予銀行の普通預金口座が必要です。口座がある方は送金手続きから、ない方は口座開設から始めます。
ステップ1.口座を開設する(口座がない場合)
口座開設はアプリ・ウェブ・窓口の3通りです。アプリの場合、本人確認書類は運転免許証またはマイナンバーカードのいずれか1点で、現住所が記載されている必要があります。
手順はAGENTアプリで口座をつくりたいをご覧ください。キャッシュカードは2週間程度(最短1週間)で届きます。
ステップ2.外国送金事前受付サービスで入力する
パソコン・スマートフォン・タブレットから送金内容を事前登録します。事前の利用申込やID登録は不要です。詳しくは伊予銀行|外国送金をご覧ください。
ステップ3.外国送金受付可能店舗の窓口へ行く
持参するものは次のとおりです。
- 外国送金依頼書または依頼番号
- 顔写真付きの本人確認書類
- マイナンバーを確認できる書類
- 届出印・通帳
- 送金原資と送金目的を確認できる書類(学費の請求書、契約書など)
利用条件として、在留カードは残存期限が2週間以上あること、日本語で確認に応じられることが挙げられています。日本語での説明が難しい方は、日本語が分かる方に同行してもらうなどの準備が必要です。
外国送金は全店では扱っていません。取扱店舗は公式サイトの店舗検索で「外国送金受付可能店舗」を確認してから行ってください。
サポート体制:問い合わせは電話、案内は日本語のみ
問い合わせ手段は電話です。チャットや多言語のコールセンターは用意されていません。

言語対応はウェブサイト・コールセンターともに日本語のみです。前述のとおり、外国送金の利用条件にも「日本語で確認に応じられること」が含まれています。

伊予銀行が向いている人、別の手段を考えたほうがいい人
手数料の総額だけを見ると安くはありませんが、伊予銀行の外国送金がはっきり向いている場面もあります。用途で選び分けるのが現実的です。
伊予銀行が向いているケース
- 円のまま送りたい、外貨預金からそのまま送りたい。円為替取扱手数料の最低額が1,500円と、大手行の2,500円より低く設定されています
- すでに伊予銀行に口座があり、対面で相談しながら進めたい。書類の書き方から送金目的の確認まで、その場で行員に聞けます
- 不動産の決済、留学の学費、相続など、書類の裏付けが必要な送金。銀行窓口はこの手の確認に慣れています
- 愛媛県内など、外国送金受付可能店舗が生活圏にある。仕事の合間に立ち寄れます
- まとまった額を一度に送りたい。1回100万円までといった上限のあるネット系サービスとは前提が違います
別の手段を検討したほうがいいケース
- 毎月少額を仕送りしたい。1回6,000円(依頼人負担なら9,000円)という固定費は、少額送金では比率が大きくなりすぎます
- 中国へ人民元で送りたい。個人は取扱いの対象外です
- 受取人が海外の銀行口座を持っていない。現金受取には対応していません
- 手元の現金を送りたい。現金を原資とする送金は受け付けていません
- 平日の日中に来店できない。窓口手続きが前提です
- 日本語での手続きが難しい。ウェブ・電話とも日本語のみで、利用条件にも日本語での応対が含まれます

編集部で調べたところ、両替に使うレートの考え方は事業者ごとに違います。Wiseは市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)を使うと明示し、手数料を別建てで表示する方式です。ただしWiseは受取人の銀行口座に振り込む仕組みで、現金受取や窓口での対面相談、円のまま送る送金には対応していません。そこが必要な方には伊予銀行の窓口のほうが合います。
送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。伊予銀行の窓口で見積もりを出してもらい、そのうえで別の手段の見積もりと並べて比べると、自分の送金額での差がはっきりします。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。銀行口座あての送金が対象で、現金受取や窓口手続きには対応していません。
本記事のまとめ
伊予銀行の外国送金について、編集部が2026年8月に公式サイトで確認した内容を整理しました。要点は次のとおりです。
- 個人向けの外国送金は継続中。取扱終了のお知らせは見当たりませんでした
- 手書きの依頼書は2025年8月18日で終了。現在は「外国送金事前受付サービス」でWeb入力してから来店します
- 送金手数料は窓口6,000円。支払手数料を依頼人負担にすると+3,000円で合計9,000円です
- 依頼人負担でも満額が届くとは限りません。主要行が公式に同趣旨の但し書きを置いています
- 円為替取扱手数料は0.05%・最低1,500円。大手行の最低2,500円より低い設定です
- 取扱通貨は11。人民元は法人のみで、個人は使えません
- 現金を原資とする送金は受け付けていません。受取方法も銀行口座のみです
- 外国送金は全店では扱っていません。公式の店舗検索で受付可能店舗を確認してから行ってください
- 言語対応はウェブ・電話とも日本語のみで、利用条件にも日本語での応対が含まれます
円のまま送りたい方、書類の裏付けが必要な送金をする方には引き続き選択肢になります。少額を毎月送る用途なら、固定費の重さを見てから決めましょう。ほかの銀行や事業者は「海外送金事業者」一覧で比べられます。


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