【徹底解説】ゆうちょ銀行の海外送金(国際送金)手数料や為替レート、日数などを総合評価
2023-03-07
ゆうちょ銀行は海外送金サービスも行う日本郵政グループの銀行です。
海外送金手数料が比較的安く、送金受取可能国数は約200の国・地域をカバーしています。
おすすめできる銀行ですが、初めて海外送金を行う方にとっては明確な判断基準がないため、ゆうちょ銀行が最適解であるかわかりません。
そこで本記事では、ゆうちょ銀行の海外送金(国際送金)サービスを徹底解説します。
※2023年3月時点の情報にもとづき解説しています。
目次
ゆうちょ銀行とは?
ゆうちょ銀行は海外送金サービスも行う日本郵政グループの銀行です。
海外送金事業にも参入しており、店舗数が多く利用しやすい銀行です。
【サービス内容】ゆうちょ銀行の海外送金
手数料・為替レート
手数料一覧は下記です。(ゆうちょ銀行に限らず海外送金には5種類の手数料があります。)
手数料の詳細を知りたい方は海外送金の手数料をわかりやすく解説をご覧ください。
オンライン手続きにすれば、送金手数料を窓口の半額以下におさえることができます。
為替レートは市場との乖離(かいり)が約1%〜と良心的であるため、比較的送金コストが低い海外送金事業者です。
限度額
送金限度額は下記です。
ゆうちょ銀行の送金限度額
- 1回あたり:100万円未満
- 1日あたり:200万円以下
- 1カ月あたり:500万円以下
限度額の詳細は、ゆうちょダイレクト国際送金をご覧ください。
着金までの日数
着金までの日数は、送金日から通常2〜7営業日です。(所要日数は受取銀行や経由銀行により多少異なります。)
取扱通貨・送金受取可能国
「円 → 外貨」の取扱通貨は13通貨、送金受取可能国は約200カ国です。
円貨建て・外貨建て送金には対応していません。
送金先国別の取扱通貨は国際送金取扱国一覧をご覧ください。
送金方法
送金方法は窓口とウェブの2つです。
受取人の銀行口座へ送金することができます。
海外送金の窓口対応店舗は、国際送金を取扱う郵便局の検索をご覧ください。
安全性
ゆうちょ銀行のセキュリティ対策(一部)は下記です。
ゆうちょ銀行のセキュリティ対策(一部)
- 送金時等に生体情報(指紋や顔)にて認証できる
- ログインパスワードのセキュリティ強化
- 入金通知メールに記載する記号番号の一部表示
ゆうちょ銀行は、ゆうちょ認証アプリを導入しており、アカウント乗っ取りなどの被害を最小限にとどめます。
言語対応
言語対応一覧は下記です。
ウェブサイトとコールセンターは日本語対応のみです。
問い合わせ方法
問い合わせ方法は電話、チャットの2つです。
電話サポートの受付時間は下記です。
ゆうちょダイレクトサポートデスクの受付時間
- 平日:9時~19時
- 土・日・休日・12月31日:9時~17時
※1月1日~1月3日は利用不可
※2023年5月3日〜5月5日は、各日9時〜17時に利用可能
【デメリット・メリット】ゆうちょ銀行の海外送金
デメリット
ゆうちょ銀行のデメリットは3つです。
1. 日本語対応のみ
ゆうちょ銀行の海外送金サービスは日本語対応のみです。
ある程度の日本語力を持つ方以外は、対応言語が豊富な銀行や資金移動業者の利用をおすすめします。
2. 着金までに数営業日必要
ゆうちょ銀行は着金までに2〜7営業日かかります。
最短10分のスピード送金を実現する資金移動業者よりも時間を要する点には注意が必要です。
3. アプリに対応していない
ゆうちょ銀行には、海外送金用のアプリが存在しません。
インターネットバンキング(ゆうちょダイレクト)または、ゆうちょ銀行の窓口で手続きをする必要があります。
メリット
ゆうちょ銀行のメリットは3つです。
1. 送金手数料が安い
送金手数料(オンライン)の 3,000円 は良心的な価格です。
2020年1月に送金手数料と為替手数料の一部を値上げしましたが、他の海外送金事業社と比較してもリーズナブルな料金体系です。
2. 約200カ国・地域に送金可能
ゆうちょ銀行の送金受取可能国は約200カ国と、世界中の国や地域をカバーしています。
海外送金事業者のなかでもトップクラスの送金受取可能国数です。
3. ネットで完結
インターネットバンキング(ゆうちょダイレクト)を利用すれば、手続きをネット完結できます。
24時間(23時55分〜0時05分を除く)いつでも送金申し込みができる点もメリットです。
【総合評価】ゆうちょ銀行の海外送金サービス
弊社(BizforBetter)独自の評価基準にもとづき、ゆうちょ銀行の海外送金サービスを総合評価しました。
送金先国数や手数料、着金時間、カスタマーサポートは比較的充実しています。
ただし、ウェブサイトとコールセンターの対応言語が日本語のみである点には注意が必要です。
【おすすめしたい方】ゆうちょ銀行の海外送金
ゆうちょ銀行をおすすめしたい方の特徴は3つです。
1. 手数料を節約したい方
ゆうちょ銀行の手数料は比較的割安なため、海外送金事業者のなかでもリーズナブルな価格で送金ができます。
2. さまざまな地域・諸外国に送金したい方
送金受取可能国数は約200カ国です。
さまざまな地域・諸外国へ送金することができ、主要国以外に送金したい方にもおすすめです。
3. ゆうちょ銀行口座を開設済みの方
ゆうちょ銀行口座を開設済みの方におすすめです。
着金までの時間を早めるうえ、口座開設の手間も省けます。
※ゆうちょ銀行にマイナンバーカードの登録を行っていない場合、ゆうちょ銀行窓口にてマイナンバーカードの登録が別途必要です。
弊社の海外送金シミュレーター比較(リアルタイム)
弊社が提供する海外送金シミュレーターは、約30社の中から現時点で手数料がもっとも安い海外送金事業者を把握できます。シミュレーターにて、下記のように送金条件を入力していきます。
日本(円)→アメリカ(米ドル)に100,000円送金した場合のシミュレーター結果は下記です。※2023年3月13日時点
検索結果1位の Revolut は 744.55 ドル、検索結果11位のゆうちょ銀行(ダイレクト)は 711.46ドル です。
受取金額の差は 33.09ドル = 4,301円(為替レート1ドル 130円 で計算)。
送金先国や選択する海外送金事業者などにより受取金額に差があることがわかります。
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【手順】ゆうちょ銀行の海外送金
ステップ1. ログイン
ゆうちょ銀行で海外送金をするには口座開設が必須です。
口座開設がお済みでない方は、口座を開くから手続きができます。
ステップ2. 申込・送金手続き
海外送金の申込と送金の手続きは、ゆうちょダイレクトまたは窓口にて行うことができます。
本記事のまとめ
ゆうちょ銀行の海外送金サービスを解説しました。本記事をまとめます。
- オンラインの送金手数料は3,000円
- 送金限度額は1回あたり100万円未満、1日あたり200万円以下、1カ月あたり500万円以下
- 着金までの日数は送金日から通常2〜7営業日
- 「円 → 外貨」の取扱通貨は13通貨
- 送金受取可能国は約200カ国
- 送金方法は窓口とウェブ
- 対応言語は日本語のみ
- 問い合わせ方法は電話、チャットの2つ
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