三井住友銀行の海外送金 手数料・限度額・窓口店舗【2026年版】
2023-02-21
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三井住友銀行に口座があるなら、海外送金もそのまま同じ銀行で済ませたい。そう考える方は多いと思います。
ただ、三井住友銀行の海外送金はこの数年で条件が大きく変わりました。窓口で受け付ける店舗が全国15店舗に絞られ、送金先口座の登録ルールも2026年8月に変わります。数年前の情報のままだと、店舗に行っても手続きできないことがあります。
この記事では、編集部で2026年7月に公式サイトを確認した内容をもとに、三井住友銀行の海外送金(外国送金)の手数料・為替レート・限度額・窓口の扱いをまとめました。銀行送金が向いているケースも正直に書いています。ぜひ参考にしてください。
※本記事の金額・条件は、2026年7月時点で三井住友銀行の公式サイトを確認した内容です。手数料は予告なく変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
目次
- 1 先に結論:三井住友銀行の海外送金はこうなっています
- 2 【要注意】2026年8月から、古い送金先登録では送れなくなります
- 3 送金手数料はネット3,000円台、窓口7,000円台です
- 4 為替レートはTTS。米ドルは仲値に1円の上乗せです
- 5 送金限度額は1日300万円・1か月500万円です
- 6 窓口で送れるのは全国15店舗だけになりました
- 7 使い始めるまでに、思ったより時間がかかります
- 8 取扱通貨は、ネットなら円建て+外貨6通貨
- 9 言語対応と問い合わせ窓口
- 10 三井住友銀行の海外送金が向いているケース・向かないケース
- 11 送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
- 12 まとめ:ネット手続きなら現実的、ただし準備は早めに
先に結論:三井住友銀行の海外送金はこうなっています
三井住友銀行の海外送金は、SMBCダイレクト(インターネットバンキング)なら1件3,000〜3,500円、店頭窓口なら7,000〜7,500円です。ネットで手続きすれば窓口より4,000円安くなります。
全体像を先に押さえておきましょう。
- 送金手数料:SMBCダイレクト 3,000円/3,500円、店頭窓口 7,000円/7,500円(送金先による)
- 為替レート:対顧客電信売相場(TTS)を適用。米ドルは仲値に1円の上乗せ
- 送金限度額:1日300万円相当額、1か月500万円相当額
- 窓口の取扱店:全国15店舗のみ。しかも三井住友銀行に口座がある方に限られます
- 取扱通貨:SMBCダイレクトは円建て+外貨6通貨
- 事前手続き:外国送金サービスの申込(最大5営業日)と、送金先口座の事前登録が必要
コストだけを見ると銀行送金は不利ですが、高額の送金や、受取側が銀行送金しか受け付けない場合には確実な選択肢になります。記事の後半で、向いているケースと向かないケースを分けて説明します。
【要注意】2026年8月から、古い送金先登録では送れなくなります
手数料の話より先に、期限のある変更をお伝えします。三井住友銀行は国際標準フォーマット(ISO20022書式)への切り替えにともない、2026年8月以降、2024年11月17日以前に登録した送金先口座情報では送金ができなくなると案内しています。
該当する方は、送金先口座を登録し直す必要があります。しかも銀行側の登録処理に1〜2週間かかる可能性があると明記されています。
以前に送金先を登録したまましばらく使っていない、という方は、送金の予定が立った時点ではなく今のうちに登録状況を確認しておいてください。支払期限が決まっている送金ほど、ここでつまずくと痛手になります。
出典:三井住友銀行|外国送金サービス(SMBCダイレクト)(2026年7月時点で確認)
送金手数料はネット3,000円台、窓口7,000円台です
三井住友銀行の送金手数料は、受付チャネルと送金先で4段階に分かれます。ネットと窓口の差は一律4,000円です。
| 送金先 | SMBCダイレクト | 店頭窓口 |
|---|---|---|
| 三井住友銀行の海外支店・現地法人・提携銀行あて | 3,000円 | 7,000円 |
| 海外の他行あて | 3,500円 | 7,500円 |
アジアの一部の提携銀行あては、さらに優遇される場合があります。送金先が決まっているなら、公式サイトで提携先かどうかを確認してみてください。
送金手数料のほかにかかるお金
海外送金の負担は送金手数料だけでは終わりません。三井住友銀行では次の手数料が別に発生します。
| 手数料の名前 | 金額 | どんなときにかかるか |
|---|---|---|
| 関係銀行手数料 (中継銀行手数料) | 2,500円 | 海外側の手数料を「依頼人負担」にしたとき。受取人負担なら発生しません |
| 円為替取扱手数料 | 送金金額の0.05% (最低2,500円) | 円建てのまま送金するとき |
| リフティングチャージ | 送金金額の0.05% (最低2,500円または25米ドル) | 外貨建て送金の代金を、同じ外貨で支払うとき(外貨預金の米ドルから米ドル建てで送るなど) |
| 組戻・変更手数料 | 4,000円/件 | 送金を取り消す、内容を訂正するとき |
手数料の種類そのものをもう少し詳しく知りたい方は、海外送金の手数料をわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
円の預金から外貨で送るなら、リフティングチャージはかかりません
ここは誤解されやすいので、はっきり書いておきます。円の普通預金から引き落として外貨建てで送る場合、円為替取扱手数料もリフティングチャージもかかりません。
これらは「通貨の交換が起きない送金」にかかる手数料だからです。整理すると次のようになります。
- 円預金 → 外貨で送金:どちらもかからない(両替が発生するため)
- 円預金 → 円建てで送金:円為替取扱手数料(最低2,500円)
- 外貨預金の米ドル → 米ドル建てで送金:リフティングチャージ(最低2,500円)
「銀行の海外送金は必ず2,500円取られる」と思い込んでいた方は、送金の組み立て方で避けられる場合があると覚えておいてください。
関係銀行手数料は「依頼人負担」を選ぶかどうかで変わります
海外送金では、日本の銀行と受取人の銀行のあいだに別の銀行が入ることがあり、その銀行も手数料を取ります。三井住友銀行では、この負担を依頼人負担か受取人負担かの2択で選べます。
依頼人負担にすると送金時に2,500円かかりますが、受取人には満額に近い金額が届きます。受取人負担にすれば送金時の2,500円は不要ですが、その分は受取額から差し引かれます。どちらを選んでも総額はさほど変わらず、誰が払うかが変わると考えてください。
注意点が2つあります。ひとつは、依頼人負担にしても後日、他行から4,000円を超える請求があった場合は差額を追加で徴収されること。もうひとつは、受取人の取引銀行が別途手数料を請求する場合があることです。「2,500円払えば以後の負担はゼロ」とは言い切れません。
少額を送るほど、手数料の割合は重くなります
海外送金の手数料はほぼ定額です。そのため送る金額が小さいほど、手数料の比率が跳ね上がります。
SMBCダイレクトから海外他行あてに5万円を送る場合、送金手数料だけで3,500円。送金額の7%です。ここに為替レートの上乗せ分と、関係銀行手数料を依頼人負担にするなら2,500円が加わります。
同じ費用でも、100万円を送るなら比率は0.35%です。金額が大きいほど銀行送金は相対的に有利という関係は、この構造から来ています。
逆に、毎月数万円を仕送りするような使い方では、手数料の重さがそのまま効いてきます。少額から中額の個人送金なら、送金専門の事業者とコストを比べる価値があります。たとえばWiseは、両替に使うレートを市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)と明記し、手数料を別建てで表示しています。銀行の見積もりと並べてみてください。
為替レートはTTS。米ドルは仲値に1円の上乗せです
円の預金から払い込む場合、適用されるのは送金取組日の公表為替レート(TTS=対顧客電信売相場)です。TTSは、その日の基準となる相場(仲値)に銀行の為替手数料を上乗せしたレートを指します。
この上乗せ分は「手数料」という名前では請求書に出てきません。レートそのものに溶け込んでいるため、いちばん見落とされやすいコストです。三井住友銀行が公表している通貨ごとの上乗せ幅は次のとおりです。
| 通貨 | 為替手数料(1通貨単位あたり) |
|---|---|
| 米ドル | 1円 |
| ユーロ | 1.4円 |
| 英ポンド | 4円 |
| スイスフラン | 0.9円 |
| 豪ドル | 2.5円 |
| ニュージーランドドル | 2.55円 |
米ドルで10万円分を送るなら、上乗せ分はおよそ660〜700円(1ドル150円前後の場合)。英ポンドや豪ドルはこれより広く、金額が大きくなるほど差は開きます。
当日の実際の相場は三井住友銀行|外国為替相場で確認できます。ニュースで見る為替レートと見比べると、差がどれくらいあるか実感できるはずです。
送金限度額は1日300万円・1か月500万円です
SMBCダイレクトから送れる金額には上限があります。1日あたり300万円相当額、1か月あたり500万円相当額です。
- 1日あたり:300万円相当額
- 1か月あたり:500万円相当額
- 一部の国・地域あては、1か月100万円・1年300万円に制限されます(対象国は公表されていません)
なお1回あたりの上限については、公式サイトで明確な記載を確認できませんでした。まとまった金額を送る予定がある方は、事前に確認しておくと安心です。
窓口で送れるのは全国15店舗だけになりました
ここが古い情報といちばん食い違うところです。三井住友銀行は外為関連業務の受付拠点の集約を進めており、2025年4月21日以降、仕向外国送金を取り扱う店舗は全国15店舗になっています。
2026年7月時点の取扱店舗は次のとおりです。
- 関東(9店):本店営業部、新宿、渋谷駅前、六本木、日比谷、池袋東口、日本橋、赤坂、横浜駅前
- 中部(1店):名古屋
- 関西(4店):京都、大阪本店営業部、神戸営業部、姫路
- 九州(1店):福岡
出典:三井住友銀行|仕向外国送金取扱店舗一覧(2026年7月現在)
つまり、北海道・東北・北陸・中国・四国・沖縄には窓口がありません。近所の支店に行けば送金できる、という時代ではなくなっています。
あわせて2点、押さえておいてください。三井住友銀行は2019年6月3日から、口座を持っていない方の仕向外国送金の受付を停止しています。また店頭で受け付けた場合でも、翌営業日以降の取組になる可能性があると案内されています。窓口に行けばその場で送れるとは限りません。

使い始めるまでに、思ったより時間がかかります
三井住友銀行の海外送金は、口座を持っているだけでは使えません。事前の手続きが2段階あります。
- 外国送金サービスの申込:SMBCダイレクト、郵送、店頭のいずれかで手続きします。通常は翌営業日中に完了しますが、最大5営業日ほどかかることがあります。申込時にマイナンバーの告知が必要です
- 送金先口座の事前登録:200件まで登録できます。登録にはSMBCセーフティパスまたはワンタイムパスワードが必要です
記事の前半で触れたとおり、この事前登録は銀行側の処理に1〜2週間かかる可能性があります。「今日送りたい」には間に合わないと考えておいてください。
当日中に送りたいなら、締切時刻に注意
SMBCダイレクトの申し込みは24時間受け付けています(毎週日曜21時〜翌月曜7時を除く)。ただし当日中に送金を取り組んでもらうには締切があります。
- 外貨建て送金:14時まで
- 円建て送金:11時まで
締切に間に合っても、法令や規制の確認のため当日扱いにならない場合があると案内されています。マネー・ローンダリング対策の確認で1か月以上かかることもあるとされているため、余裕を持って手続きしてください。
なお受取人の口座に着金するまでの日数は、公式サイトで目安の記載を確認できませんでした。中継銀行や受取銀行の処理によって変わります。
取扱通貨は、ネットなら円建て+外貨6通貨
SMBCダイレクトで扱えるのは円建てと外貨6通貨です。送金資金を外貨口座から出金することもできます。
- 米ドル/ユーロ/英ポンド
- スイスフラン/豪ドル/ニュージーランドドル

店頭窓口では、上記に加えてカナダドルの取り扱いがあります。ただし窓口の全取扱通貨については、公式サイトの複数ページで記載が一致しておらず、確定した一覧を確認できませんでした。特殊な通貨で送る予定がある方は、取扱店に直接確認してください。
送金できる国・地域の数についても、公式サイトで具体的な数字の記載を確認できませんでした。
言語対応と問い合わせ窓口
編集部が2023年に調べた時点では、三井住友銀行のウェブサイトは日本語・英語・中国語・韓国語・ベトナム語の5言語に対応していました。ただしコールセンターの対応は日本語のみです。

問い合わせの手段は電話・メール・チャットの3つです。海外送金の条件は変わることがあるため、手続きの前に最新の対応状況を確認しておくと安心です。

参考:三井住友銀行|チャット受付サービス
※画像は2023年時点の編集部調査です。最新の状況は公式サイトでご確認ください。
三井住友銀行の海外送金が向いているケース・向かないケース
コストだけで銀行送金を切り捨てるのは正確ではありません。金額と目的によっては、銀行が最適解になります。
向いているケース
- 1回に数十万円〜数百万円を送る:手数料がほぼ定額なので、金額が大きいほど比率は下がります
- 受取側が銀行送金(SWIFT)しか受け付けない:海外の大学、不動産の決済、行政手続きなどでは銀行送金が指定されることがあります
- 銀行発行の送金証明が必要:ビザ申請や税務の説明で求められる場面があります
- 送金先が三井住友銀行の海外支店や提携銀行:手数料が500円安く、着金も比較的スムーズです
- すでにSMBCダイレクトを使っている:申込を済ませてしまえば、以降はネットで完結します
向かないケース
- 数万円の少額を頻繁に送る:手数料の比率が1割近くになることがあります
- 今日・明日中に送りたい:事前申込と送金先登録に時間がかかります
- 15店舗のある都市圏から遠い:窓口という選択肢が事実上ありません
- 受取人が現金で受け取りたい:三井住友銀行は口座あての送金のみです
送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。Wiseは両替に使うレートを市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)と明示し、手数料を別建てで表示しています。送金手続きに進む前の画面で、受取人に届く金額を確認できます。
銀行とどちらが良いかは、送る金額・急ぎ具合・受取方法で変わります。両方の受取額を並べてから決めるのがいちばん確実です。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。
まとめ:ネット手続きなら現実的、ただし準備は早めに
三井住友銀行の海外送金は、SMBCダイレクトを使えば銀行としては標準的なコストで送れます。一方で、窓口の集約と事前手続きの長さから、「思い立ってすぐ送る」用途には向きません。
本記事の要点をまとめます(すべて2026年7月時点で公式サイトを確認した内容です)。
- 送金手数料はSMBCダイレクト3,000円/3,500円、店頭窓口7,000円/7,500円
- 関係銀行手数料は依頼人負担なら2,500円。後日4,000円超の請求があれば差額を追加徴収
- 円為替取扱手数料・リフティングチャージは0.05%(最低2,500円)。円預金から外貨建てで送るならかかりません
- 為替レートはTTS。米ドルは仲値に1円の上乗せ
- 限度額は1日300万円・1か月500万円(相当額)
- 窓口の取扱店は全国15店舗のみ。口座保有者に限られます
- 事前手続きはサービス申込(最大5営業日)+送金先口座登録(1〜2週間かかる可能性)
- 2026年8月以降、2024年11月17日以前に登録した送金先では送金できません
手数料は予告なく変更されます。送金の前には必ず三井住友銀行の外国送金サービスのページで最新の条件を確認してください。


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