【2026年版】楽天銀行の海外送金手数料750円|限度額と夜間レート
2023-02-08
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海外送金の手数料を調べていて、「銀行は高い」という話をよく目にしませんか。たしかに窓口なら7,000円前後かかります。でも、楽天銀行のネット送金は1回750円です。
編集部で主要7行の手数料を並べてみたところ、この750円は7行のなかで最も安い金額でした。ただし、750円だけで送金が終わるわけではありません。中継銀行の手数料、円のまま送るときの追加料金など、条件しだいで合計は数千円まで上がります。
この記事では、楽天銀行の海外送金にかかる費用の全体像、送金限度額と着金までの日数、申し込みから送金までの手順を、2026年8月時点の公式サイトの記載にもとづいて整理します。ぜひ参考にしてください。
海外送金にかかる費用の全体像から知りたい方は、先に海外送金の手数料をわかりやすく解説をご覧ください。
※本記事の金額・条件は、編集部が2026年8月に楽天銀行の公式サイトで確認した内容です。同行の料金ページには基準日の表記がないため、「編集部が確認した日」として記載しています。手数料は予告なく変更されるため、送金前に必ず公式サイトでご確認ください。
目次
【結論】送金手数料750円は主要7行で最安。ただし合計は条件で変わる
楽天銀行の仕向送金(日本から海外へ送る送金)の手数料は1回750円です。編集部が2026年7月に主要7行の公式サイトを確認した範囲では、この750円が最も安い水準でした。三菱UFJのネットバンキングが3,000円、三井住友のSMBCダイレクトが3,500円ですから、差は歴然です。
ただし比べるべきは750円ではなく、合計でいくらかかるかです。まず全体像を押さえておきましょう。
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| 項目 | 金額 | かかる場面 |
|---|---|---|
| 仕向送金手数料 | 750円/取引 | 必ずかかる。ウェブ専用 |
| 中継銀行手数料 | 1,000円 | 送金人負担を選んだときのみ |
| 円貨送金手数料 | 3,000円 | 日本円のまま送るときのみ |
| 被仕向(受取)手数料 | 2,450円 | 海外から楽天銀行で受け取るとき |
| 組戻し・照会・変更 | 各3,000円 | 送金後に訂正が必要になったとき |
| 夜間レート/休日レート | 基準レート×1.0075/×1.015 | 夜間や休日に手続きしたとき |
組み合わせると次のようになります。外貨で送り、中継銀行の手数料を受取人に負担してもらうなら750円。中継銀行の手数料を自分が負担するなら1,750円。日本円のまま送るとさらに3,000円が乗り、3,750円〜4,750円になります。

手数料の内訳を1つずつ見ていく
金額の意味がわかると、どこを削れるかが見えてきます。順に確認しましょう。

送金手数料750円はウェブ専用の料金
750円はウェブから手続きした場合の金額です。楽天銀行の海外送金はウェブでのみ受け付けており、窓口やアプリからは送れません。裏を返せば、窓口料金という高い選択肢が存在しないぶん、迷わず最安で送れるということでもあります。
中継銀行手数料1,000円は「送金人負担」を選んだときだけ
海外送金は、日本の銀行から受取人の銀行へ直接届くとは限りません。あいだに中継銀行(コルレス銀行)が入り、そこでも手数料が引かれます。楽天銀行では、この負担を送金人負担にするか受取人負担にするかを選べます。送金人負担を選ぶと1,000円が上乗せされます。
ここで大切な注意点があります。「送金人負担にすれば受取人に満額が届く」とは限りません。楽天銀行の公式サイトには「送金人負担とした場合でも、中継銀行によっては一部の手数料が送金金額より差引かれて着金する場合が稀にあります」と明記されています。
これは楽天銀行に限った話ではなく、三井住友・三菱UFJ・みずほも同様の但し書きを載せています。1,000円は「これで打ち止め」という保証ではなく、初期に徴収される金額だと理解しておいてください。
日本円のまま送ると3,000円が加わる
受取人に日本円のまま届ける「円貨送金」を選ぶと、円貨送金手数料3,000円がかかります。これはほかの銀行でリフティングチャージと呼ばれるものに相当します。
三菱UFJや三井住友は「送金額の0.05%・最低2,500円」という料率方式ですが、楽天銀行は料率ではなく定額3,000円です。少額なら他行より割高になり、高額なら割安になります。100万円を円建てで送る場合、料率方式だと2,500円のところ、楽天銀行は3,000円です。逆に1,000万円なら料率方式は5,000円、楽天銀行は3,000円で済みます。
為替レートには「夜間レート」「休日レート」がある
もうひとつ、見落としやすいコストがあります。手続きする時間帯によって、適用される為替レートが変わります。
楽天銀行の公式サイトには、通貨換算に使うレートは「当行所定の時点・方法により特定される一般的な銀行間外国為替相場に当行所定の為替手数料を加算したもの」と説明されています。そのうえで、次の2つの割高なレートが設定されています。
- 夜間レート…銀行営業日の17時前後から翌営業日の10時前後まで。基準となるレートに1.0075を乗じたレート(=0.75%上乗せ)
- 休日レート…銀行休業日の前営業日17時前後から翌銀行営業日の10時前後まで。基準となるレートに1.015を乗じたレート(=1.5%上乗せ)
理由として「外国為替市場における各種リスクやカバーコスト等を勘案」と説明されています。100万円を休日に送ると、平日の日中に送る場合より1万5,000円ほど不利になる計算です。送金手数料750円の20倍にあたります。急ぎでないなら、平日の10時〜17時に手続きするだけでコストが下がります。
なお、基準となるレートに乗せられている「当行所定の為替手数料」そのものが何パーセントなのかは公表されていません。旧版の本記事には「市場との乖離が約1%〜」と書いていましたが、編集部が2026年8月に公式サイトを確認した範囲ではこの数字の根拠を見つけられなかったため、断定的な記述は取り下げます。
送金限度額は2025年4月に撤廃された
ここは旧版から大きく変わった点です。楽天銀行は2025年4月21日に海外送金の限度額を改定し、期間ごとの上限を撤廃しました。
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| 期間 | 改定前(〜2025年4月20日) | 改定後(2025年4月21日〜) |
|---|---|---|
| 1回あたり | 100万円 | 特段設けていない (システム上の上限あり) |
| 1日あたり | 100万円 | |
| 1か月あたり | 200万円 | |
| 1年あたり | 500万円 |
公式サイトには「海外送金サービスでは、送金限度額は特段設けておりません」と記載されています。ただし「1回あたりのシステム上限あり」との注記もあり、その具体的な金額は公表されていません。最低送金額は円換算ベースで1円以上・1円単位です。
これは大きな違いです。多くの資金移動業者は1回100万円が上限ですが、楽天銀行は留学費用の一括送金など、まとまった額の送金にも使えます。まとまった額を送る前には、念のため公式サイトで最新の条件をご確認ください。
着金までは1〜3営業日。当日には届かない
送金を実行すると、1〜3分ほどでステータスが「送金手続き完了」になります。ただし受取人の口座に着金するまでは1営業日〜3営業日かかります。所要日数は受取銀行や経由する銀行によって前後します。
最短10分で現金を受け取れる資金移動業者と比べると、スピードでは見劣りします。急ぎの送金には向きません。逆に、日数に余裕があってコストを抑えたい送金には向いています。
取扱通貨は66通貨。韓国ウォンを扱えるのは強み
楽天銀行の海外送金は全66通貨に対応しています(取扱通貨一覧は2025年12月15日現在)。送金できる国・地域は200か国以上です。
編集部で調べたところ、注目すべきは韓国ウォンを扱えることです。韓国ウォンは国外への持ち出しに制限がある通貨で、日本の大手銀行では取り扱っていない例が少なくありません。韓国への送金を考えている方にとって、これは実用的な差になります。
送金の形は「円から外貨」が基本です。日本円のまま送ることもできますが、前述の円貨送金手数料3,000円がかかります。外貨で受け取った資金を、そのまま外貨で送る(外貨→外貨)ことはできません。

参考:楽天銀行|送金受取可能国一覧
受取人は銀行口座が必須。現金受取はできない
楽天銀行から送れるのは受取人の銀行口座あてだけです。窓口で現金として受け取ってもらうことはできません。
これは読者によっては決定的な制約になります。国によっては銀行口座を作るハードルが高く、家族が口座を持っていないケースは珍しくないからです。受取人が現金で受け取りたい場合、楽天銀行は選択肢になりません。現金受取に対応した資金移動業者を選ぶ必要があります。

対応言語は日本語のみ
楽天銀行の海外送金サービスは、ウェブサイトもコールセンターも日本語のみの対応です。英語や多言語での案内はありません。
日本語での手続きに不安がある方には、対応言語の多いサービスのほうが安心でしょう。この点はサービスの優劣ではなく、想定している利用者が違うと考えるのが正確です。楽天銀行は日本語で手続きできる人向けに、そのぶんコストを抑えた設計になっています。

問い合わせは電話・メール・チャットの3つ
問い合わせ方法は電話、メール、チャットの3つです。コールセンターの営業時間は平日9時〜17時です。
なお楽天銀行は、緊急時に備えて24時間対応の電話窓口を設けています。カードの紛失やアカウントの不正利用が疑われる場面では、時間を問わず連絡できます。取引状況の常時モニタリングや各種セキュリティ設定も用意されています。

※画像は2023年時点の編集部調査です
申し込みから送金までの手順
楽天銀行の海外送金は、口座を持っていてもすぐには使えません。海外送金サービスへの申し込みと審査が別に必要です。日程に余裕を持って準備してください。
参考:楽天銀行海外送金お申込み方法、楽天銀行海外送金 個人用使い方マニュアル、楽天銀行海外送金規定(個人・個人事業主)
ステップ1. 海外送金サービスに申し込む
楽天銀行にログインし、次の順に進みます。海外送金には口座開設が必須です。
- 「海外送金」をクリック
- 「海外送金・外貨送金」の「新規お申込」をクリック
- 「楽天銀行海外送金規定」に同意
- 必要事項を確認・入力(個人番号=マイナンバー)
- 暗証番号を入力して完了
申し込みからおおむね2〜5営業日で、審査・登録完了のお知らせがメッセージボックスに届きます。申込内容の確認などで、これより時間がかかる場合もあります。送金したい日の1週間前には申し込んでおくと安心です。
ステップ2. 受取人を登録する
審査に通ったら、海外送金メニューの「受取人登録」から受取人の情報を入力します。必要なのは受取人名、受取人登録名、受取銀行国、通貨、住所(番地・市・州/県・郵便番号・国)、電話番号などです。送金先の国や通貨によっては、住所欄に追加情報の入力が求められます。国別の詳細は「受取国注意事項」で確認してください。
ここで手続きが2つに分かれます。送金先がIBAN採用国かどうかで入力方法が変わるためです。IBANとは、銀行口座の所在国・支店・口座番号を特定するためのコードです。わからない場合はIBAN採用国一覧をご覧ください。
- IBAN採用国…IBANコードを入力して「検索する」→受取銀行情報(口座番号/IBANコード、SWIFTコード、銀行コード)を入力
- IBAN非採用国…SWIFTコードのみ、または銀行名と市を入力して「検索する」→該当するものを選択
どちらの場合も、コルレス銀行(中継銀行)の情報がわかっていれば任意で登録できます。最後に送金区分・送金目的を入力し、内容を確認して「受取人を登録する」をクリックすれば完了です。
ステップ3. 送金を作成して実行する
海外送金ページの「送金作成」タブから、受取人登録名・送金金額・送金区分・送金目的・中継銀行手数料の負担区分を入力します。必要に応じて国際収支番号や受取人へのメッセージも入れられます。
ここで「貿易取引」か「貿易外取引」かによって入力項目が変わります。貿易取引の場合は商品カテゴリー、商品名(英語)、船積港が属する都市名(英語)、原産地国が追加で必要です。貿易外取引の場合は送金目的詳細(英語)などを入力します。
最後にワンタイムキーを送信・入力し、暗証番号を入力、同意事項にチェックを入れて「実行(送金する)」をクリックします。1〜3分ほどでステータスが「送金手続き完了」になり、着金までは1〜3営業日です。
送金前の確認画面で、適用レートと受取人に届く金額を必ず見てください。ここに為替の上乗せが反映されています。
楽天銀行が向いている人、別の手段のほうがいい人
楽天銀行の海外送金は万能ではなく、得意な使い方がはっきりしています。用途で選び分けるのが正解です。
楽天銀行が向いているケース
- すでに楽天銀行の口座を持っている。新規の口座開設が不要で、その分だけ早く始められます
- 受取人が銀行口座を持っている。口座あてなら750円〜1,750円で送れます
- 韓国ウォンで送りたい。大手銀行では扱わないことが多い通貨に対応しています
- 日本語で手続きしたい。日本語のみですが、そのぶん案内は明快です
- マイナーな通貨・国へ送りたい。66通貨・200か国以上に対応しています
- 1回で100万円を超える額を送りたい。2025年4月に期間ごとの限度額が撤廃されました
ほかの手段を検討したほうがいいケース
- 受取人が銀行口座を持っていない。現金受取には対応していません
- 今日中に届けたい。着金まで1〜3営業日かかります
- 日本語以外でサポートを受けたい。多言語対応はありません
- 手続きが夜間や休日にしかできない。夜間レート・休日レートで0.75%〜1.5%上乗せされます
- 日本円のまま送りたい。3,000円が加算され、優位性が薄れます
編集部で調べたところ、両替に使うレートの考え方は事業者ごとに大きく違います。Wiseは市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)を使うと明示し、手数料を別建てで表示する方式です。ただしWiseも受取人の銀行口座に振り込む仕組みなので、現金受取が必要な人には使えません。この点は楽天銀行と同じ制約です。

送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。楽天銀行の送金画面で出した受取額とあわせて、他社の見積もりも並べて比べてみてください。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。銀行口座あての送金が対象で、現金受取には対応していません。
本記事のまとめ
楽天銀行の海外送金について、2026年8月時点の公式情報をもとに整理しました。要点は次のとおりです。
- 送金手数料は750円/取引。編集部が確認した主要7行のなかで最安
- 中継銀行手数料を送金人負担にすると+1,000円。ただし満額着金の保証ではない
- 円貨送金手数料は定額3,000円。日本円のまま送るときのみ
- 受取(被仕向)手数料は2,450円。組戻し・照会・変更は各3,000円
- 為替レートは夜間が×1.0075、休日が×1.015。平日の10時〜17時に手続きすると有利
- 送金限度額は2025年4月21日に撤廃。期間ごとの上限は設けられていない(システム上の上限は非公表)
- 着金まで1〜3営業日。当日着金には対応していない
- 取扱通貨は66通貨、送金先は200か国以上。韓国ウォンも扱える
- 送金はウェブのみ、受取は銀行口座のみ。現金受取はできない
- 対応言語は日本語のみ
受取人が銀行口座を持っていて、数日待てるなら、楽天銀行は費用面で有力な選択肢です。現金で渡したい、今日中に届けたいという場合は別の手段を検討してください。ほかの事業者は「海外送金事業者」一覧で確認できます。


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