【2026年版】iHerbは関税がかかる?免税ラインと注文上限をやさしく解説
2024-05-14
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2026年8月時点のiHerb公式サイト・税関・厚生労働省の公表内容に合わせて全面的に見直しました
iHerb(アイハーブ)でサプリメントやコスメを買おうとして、「これ、関税を取られたりしないかな」と手が止まったことはありませんか。
海外から荷物が届く以上、iHerbでの買い物は個人輸入です。ただしiHerbには、日本のお客さんが関税で困らないようにするための仕組みが用意されています。
この記事では、iHerbで関税がかかる条件、サプリや化粧品の数量の決まり、そして支払いで損をしないコツを、公式サイトと税関・厚生労働省の公表内容にそって解説します。ぜひ参考にしてください。

目次
結論:iHerbは注文金額に上限があり、通常は関税がかからない設計です
iHerbは、日本向けの1回の注文金額を1万6,000円未満に制限しています。特定商取引法にもとづく表記には「クレジットカードでのお支払いの場合、1回のお支払い金額が1万6000円以上のご購入はできません」と明記されています(2026年8月時点)。
そして配送ページには、「注文金額が16,000円を超える場合、配達時に、関税、その他の税、手数料などがかけられます。これらの費用は送料とは別のもので、お客様が選択された配送会社から直接請求されます」と書かれています。
つまり、普通に注文している限りは関税がかかりにくいのですが、次の3つの場合は課税されることがあります。
- 注文時と通関時で為替レートが動き、課税価格が免税ラインを超えた場合
- 金額にかかわらず免税の対象外とされている品目を買った場合
- 数量や届け先から個人使用ではないと判断された場合
ひとつずつ見ていきましょう。
iHerbはどんなサイトか、先に確認しておきます

iHerbは、1996年にアメリカ・カリフォルニア州で設立された健康・ウェルネス製品のオンラインショップです。ビタミンやサプリメント、ハーブ製品、スキンケア、オーガニック食品などを幅広く扱っています。
日本語のサイトがあり、日本円で表示されます
iHerbには日本向けサイトがあり、商品ページから注文画面まですべて日本語で表示されます。価格も日本円です。初めての海外通販でも、国内のショッピングサイトと同じ感覚で操作できます。
カテゴリーやブランドでの検索に加えて、ヴィーガン、グルテンフリー、乳製品不使用、オーガニック、コーシャ、非遺伝子組み換えといった条件で絞り込めるのも特徴です。食生活に制限がある方や、宗教上の理由で避けたい原材料がある方でも探しやすくなっています。
レビューが多く、購入前の判断材料になります
実際に購入した人のレビューが商品ごとに集まっており、人気商品では1つの商品に数千件のレビューがつくこともあります。国ごとの絞り込みもできるため、日本のユーザーの声を拾いやすいのは助かりますね。
いくらから関税・消費税がかかるのかを整理します

個人が自分で使うために輸入する場合、課税価格は海外小売価格に0.6を掛けた金額になります。そして課税価格の合計額が1万円以下なら、原則として関税・消費税は免除されます(税関「少額輸入貨物の簡易税率」ほか/2026年8月時点)。
この2つを組み合わせると、計算上は1万円 ÷ 0.6 = 約1万6,666円までは課税価格が1万円以下におさまることになります。iHerbが1万6,000円というラインを引いているのは、この計算に少し余裕を持たせた形だと考えると理解しやすいでしょう。
ただし、これはあくまで計算上の話です。課税価格をいくらと認定するか、個人使用と認めるかを最終的に決めるのは税関で、この記事の数字はあなたの荷物の税額を保証するものではありません。
「0.6掛け」は2028年4月に廃止されますこの特例は関税定率法等の一部を改正する法律(令和8年法律第5号)で廃止が決まっており、施行は令和10年(2028年)4月1日です(財務省「関税定率法等の一部を改正する法律案」の概要)。2026年8月時点では有効ですが、それ以降は他の貨物と同じ計算になります。また、国外から国内に発送される1万円以下の資産の譲渡を消費税の課税対象とする改正も、令和10年4月1日以後の適用とされています(財務省「令和8年度税制改正の大綱」)。iHerbの注文上限も、いずれ見直される可能性があります。
1万円以下でも免税されない品目があります
金額が小さければ必ず免税というわけではありません。税関は「革製のバッグ、パンスト・タイツ、手袋・履物、スキー靴、ニット製衣類等は、個人的な使用に供されるギフトとして居住者に贈られたものである場合を除き、課税価格が1万円以下であっても関税等は免除されません」と明記しています(2026年8月時点)。
また、酒税・たばこ税などの内国消費税は、1万円以下でも免除されません。iHerbの主力であるサプリメントや化粧品はこの除外リストには入っていませんが、同じ感覚で他のサイトから革小物やセーターを買うと課税されることがあるので、頭の隅に置いておいてください。
為替レートは「注文したとき」のレートではありません
「1万6,000円未満で買ったのに関税がかかった」という話が出るのは、多くの場合ここが原因です。
外貨建ての価格を円に換算するとき、税関が使うのは注文日のレートではなく、輸入申告の日の属する週の前々週における実勢外国為替相場の、その週の平均値です(税関カスタムスアンサー1406/2026年8月時点)。iHerbの画面はリアルタイムの為替で日本円を表示するため、通関のときには数字がずれます。
為替が大きく動いた時期は、上限ぎりぎりを狙わず、少し余裕を持たせておくほうが安心です。

関税がかかったときの計算の考え方
参考までに、課税された場合の計算の流れを示します。以下は仕組みを理解するための試算で、実際の税額は税関の判断で決まります。
- 課税価格を出す:海外小売価格 × 0.6
- 関税を出す:課税価格 × 関税率。課税価格の合計が20万円以下なら、原則として7区分の簡易税率が使われます
- 消費税の課税標準を出す:課税価格 + 関税額
- 消費税を出す:標準税率なら合計10%(消費税7.8%+地方消費税2.2%)、軽減税率なら合計8%
関税率がどの区分に入るかの調べ方は個人輸入の関税率の調べ方で、誰がいつ払うのかという仕組みは関税とは?個人輸入で誰が・いつ・いくら払うのかで解説しています。
サプリ・化粧品・医薬品には、金額とは別に数量の決まりがあります
ここが、iHerbを使ううえで金額の話と同じくらい大切なところです。医薬品や化粧品などの個人輸入は、自分で使う範囲に限られており、量にも決まりがあります。これは関税とはまったく別の、薬機法(医薬品医療機器等法)にもとづくルールです。
厚生労働省が示している数量の目安
厚生労働省の資料によると、輸入確認証(かつての薬監証明)なしで通関できる数量は次のとおりです(2026年8月時点)。
| 区分 | 数量の目安 |
|---|---|
| 外用剤(毒薬・劇薬・処方箋医薬品などを除く) | 標準サイズで1品目につき24個以内 |
| 毒薬・劇薬・処方箋医薬品 | 用法用量からみて1か月分以内 |
| 上記以外の医薬品・医薬部外品 | 用法用量からみて2か月分以内 |
| 化粧品(標準サイズ) | 1品目につき24個以内 |
| 化粧品(内容量60g/60ml以下の少量品) | 1品目につき120個以内(ファンデーション類・口紅類などを除く) |
| 家庭用医療機器(マッサージ器など) | 1セット(最小単位) |
| 体外診断用医薬品(排卵検査薬など) | 2か月分 |
「標準サイズ」とは、一般家庭で使う目的で市販されているサイズのことで、業務用の大容量は含みません。また「品目」は種類ごとに数えるため、シャンプー・コンディショナー・トリートメントはそれぞれ別に24個までとカウントします。
分けて注文しても、上限は回避できません
よくある誤解ですが、荷物を分けて1回あたりの数を減らしても、上限の判定は変わりません。厚生労働省の質疑応答集では、同一の輸入者が一定期間(毒薬・劇薬・処方箋医薬品は1か月、その他は2か月)に輸入した総数量で判断すると示されています。
また、荷物の宛先が会社名や団体名になっている場合は、数量にかかわらず輸入確認証が必要とされています。個人使用として買うなら、届け先は住まいの住所にしておきましょう。
個人輸入した医薬品等を人に売ったり譲ったりはできません
厚生労働省は「輸入した医薬品等を、ほかの人へ売ったり、譲ったりすることは認められません。ほかの人の分をまとめて輸入することも認められていません」とはっきり書いています。家族や友人の分をまとめ買いする、という使い方はできないということです。
健康にかかわる話なので、迷ったら聞いてください個人使用の範囲を超える量は輸入できません。また、自己判断で使うと重大な健康被害が生じるおそれがあるとして、数量にかかわらず輸入が認められていない成分もあります。その商品が医薬品にあたるかどうかの事前相談はお住まいの都道府県の薬務主管課、通関のときの相談は地方厚生局の健康福祉部 薬事監視指導課が窓口です(関東信越厚生局 048-740-0800/近畿厚生局 06-6942-4096)。持病がある方、服薬中の方は、購入前に医師や薬剤師にも相談してください。当社は商品の効果・効能について判断できる立場にありません。
サプリメントは「食品」と「医薬品」の境目にあります
日本の法律に「健康食品」という定義はありません。サプリメントは原則として食品として扱われますが、医薬品にしか使えない成分が入っている場合や、医薬品のような効果をうたっている場合は、無承認無許可医薬品として薬機法の規制対象になります。その場合は、上の表の医薬品のルール(原則2か月分)が当てはまります。
なお、食品としての輸入であれば、個人で使う目的なら食品等輸入届出の手続きは不要です。税関の通達に添付された取扱要領では、届出が不要なものとして「個人用、試験研究用及び社内検討用の食品等」「10kg以下の食品等」が挙げられています(2026年8月時点)。
iHerbが日本向けに設けている制限
iHerbの配送ページにも、日本向けの制限が掲載されています(2026年8月時点)。厚生労働省のルールと数字がきれいに対応していることが分かります。
| 対象 | 制限 |
|---|---|
| 化粧品カテゴリ(シャンプー、コンディショナーなどを含む) | 類目ごとに24個まで |
| 食品(サプリメント、プロテインドリンクなどを含む) | 合計10kgまで |
| エストロゲン、7-Keto/7-Keto DHEA | 1か月分のみ |
| メラトニン、ヨヒンベ、ヨウ素カリウム、5-HTP、カフェイン、タウリン、アシュワガンダ | 2か月分のみ |
出典:iHerb「配送について」(2026年8月時点)
制限の内容は変わることがあるので、購入前に必ず現在の配送ページを見てくださいね。
そもそも日本に送れない商品もあります
金額や数量以前に、日本の法律で持ち込めない商品があります。iHerbは輸入禁制品を日本向けに掲載しないよう努めていますが、買う側も知っておくと安心です。
肉製品は、少量でも原則として持ち込めません
農林水産省の動物検疫所は、ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの肉製品は、個人消費用でも、おみやげでも、国際郵便でも、輸出国政府機関が発行した検査証明書がなければ持ち込めないとしています。加熱調理済みかどうか、常温の乾燥肉かどうかは関係ありません。
違反した場合の罰則は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金です。ビーフジャーキーのようなプロテイン系スナックには、特に注意してください。
種子や植物は、量にかかわらず検査が必要です
植物防疫所は、植物の輸入について「量や用途を問わず」検査証明書と輸入検査が必要としています。ネット通販での少量購入でも同じで、証明書がなければ廃棄処分になります。
ただし、加工の程度によって扱いが分かれます。錠剤や粉末、エキスに加工されたサプリメントの多くは検疫の対象外か証明書の免除に該当しますが、丸のままの未加工の種子(チアシードや亜麻仁など)は証明書が必要になりえます。判断に迷う場合は、植物防疫所の品目別検索で確認してください。
iHerbで関税を避けるためにできること

できることは多くありませんが、次の3つは効きます。
1回の注文金額に余裕を持たせる
いちばん確実なのはこれです。iHerbの画面上では1万6,000円で止まりますが、為替の動きを考えて1万5,000円くらいにおさめておくと、通関時の換算で超えてしまうリスクを減らせます。
届け先と数量を「個人使用」の範囲にとどめる
届け先が会社名や店舗名になっていたり、同じ商品を大量に注文したりすると、商業目的の輸入と判断されることがあります。商業輸入とみなされると0.6掛けが使えず、課税価格は商品の価格に運送費と保険料を足した金額になります。届け先は住まいの住所にしておきましょう。
まとめ買いのときは重量にも注意する
iHerbは配送会社ごとに重量の上限を設けており、注文は1日1回までとされています。同じ日に複数回注文すると、一時的に保留になることがあります。
| 配送会社 | 重量の上限 |
|---|---|
| 佐川急便 | 13kg |
| ヤマト運輸 | 8kg |
| 日本郵便 | 6.8kg |
出典:iHerb「配送について」(2026年8月時点)
配送料と、関税が発生したときの支払い方法
iHerbの配送は追跡サービス付きで、注文内容に合わせて配送会社が選ばれます(任意で指定することもできます)。到着までの目安は5〜7営業日です。
編集部が2026年8月に公式サイトを確認したところ、6,000円以上の注文で送料無料と案内されていました。ただしiHerb自身が期間限定である旨を明記しているので、恒久的な条件と考えないでください。定期便(オートシップ&セーブ)は2,500円以上で送料無料とされています。
関税は、iHerbではなく配送会社に払います
重要なのは、iHerbは日本向けに関税・消費税の前払い(DDP)を採用していないという点です。iHerbの日本向け配送方法は、公式の一覧でいずれも「関税込:いいえ」と表示されています。シンガポール向けでは税込表示になっていることと比べると、意図的な区別だと分かります。
そのため関税が発生した場合は、通関手続きを代行した配送会社から、受け取り時または後日の請求書で支払うことになります。着払いの荷物が届くイメージです。このとき請求されるのは税金だけでなく、配送会社が受け取る手数料も含まれます。名称も金額も会社ごとに違うので、見慣れない請求が出てきたら、利用した配送会社の料金ページを確認してください。
支払い方法と、見落としやすい「海外事務手数料」

iHerbでは、クレジットカード、デビットカード、PayPal、Pay-easy、コンビニ払い、Apple Pay、Google Payなどが使えます。
ここで見落とされやすいのが、カード決済のときに上乗せされる「海外事務手数料」です。iHerbの画面は日本円で表示されますが、決済そのものは海外の加盟店との取引になるため、多くの日本のクレジットカードでは請求時に数%が上乗せされます。せっかく免税ラインを気にして注文しても、この部分で数百円取られていた、ということが起こります。
この費用を抑える手段として使われているのが、外貨をアプリ内で持てるタイプのカードです。
Revolut

Revolutは、アプリで複数の通貨を持ち、送金や決済に使えるサービスです。運営はREVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN株式会社で、第二種資金移動業者(関東財務局長 第00060号)として登録されています。
編集部が2026年7月に公式サイトを確認したところ、海外でのカード決済にかかる海外事務手数料は全プラン0%と記載されていました。両替手数料は別建てで、スタンダードプランは月30万円までの両替が無料、超えた分に0.5%。さらに為替市場の営業時間外(ニューヨーク時間で金曜17時から日曜18時まで)の両替には1.0%が上乗せされます。プレミアム・メタルにはこの営業時間外の区分自体がありません。
オンラインでのカード情報の扱いが不安な方には、1回限りで使える使い捨てバーチャルカードも用意されています。
Wise

Wiseは、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社が運営する多通貨口座サービスです。第一種および第二種資金移動業者(関東財務局長 第00040号)として登録されています。
Wiseは、両替に使うレートを実勢レート(ミッドマーケットレート=ニュースやGoogleで表示される素の為替レート)と明記したうえで、両替手数料を別建てで表示しています。ただし規約では「仲値と同期するような合理的措置を実施しますが、特定のある時点における指標と一致することを保証するものではありません」ともされているので、常に完全に一致するわけではない点は知っておいてください。編集部が2026年7月に確認した時点で、海外でのカード利用に海外事務手数料はかかりません。
アカウント開設と資金の保有は無料、年会費もありません。物理カードの発行は1,200円(1回限り)で、デジタルカードは無料です。オンラインの買い物だけならデジタルカードで足ります。
どちらが向いているかは、買う頻度や金額、平日に買うか週末に買うかで変わります。カードごとの違いは海外で使えるおすすめデビットカード3選でも比較しているので、あわせてご覧ください。
まとめ|金額・数量・品目の3つを押さえれば大丈夫です
最後に要点を整理します。
- iHerbは1回の注文を1万6,000円未満に制限しており、通常は関税がかかりにくい設計
- ただし通関時の為替換算は前々週の平均レートなので、上限ぎりぎりは避ける
- 個人使用の課税価格は海外小売価格×0.6、課税価格1万円以下は原則免税。ただし革製品・ニット製衣類などは1万円以下でも免税されない
- 「0.6掛け」は2028年4月1日に廃止が決まっている
- 金額とは別に、化粧品は24個、食品は10kg、医薬品は原則2か月分といった数量の決まりがある。分けて注文しても回避できない
- 個人輸入した医薬品等の販売・譲渡は禁止。人の分をまとめて買うこともできない
- 肉製品は原則持ち込み不可、未加工の種子は検査証明書が必要
- iHerbは日本向けに関税の前払い(DDP)を採用していないので、課税されたら配送会社に支払う
- 関税は減らせないが、決済に乗る海外事務手数料は選び方で変えられる
金額と数量、そして品目。この3つを押さえておけば、iHerbでの買い物で慌てることはほとんどなくなります。関税の仕組みそのものは関税とは?個人輸入で誰が・いつ・いくら払うのか、税率の調べ方は個人輸入の関税率の調べ方にまとめています。
※本記事に記載した金額・数量・制度の内容は、iHerb公式サイト、税関、財務省、厚生労働省、農林水産省の公表情報にもとづく2026年8月時点のものです。iHerbの注文上限や配送条件、法令はいずれも変更されることがあるため、購入前に必ず各公式サイトでご確認ください。本記事は制度の解説であり、個別の税額を保証するものでも、商品の効果・効能を説明するものでもありません。


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