【徹底解説】海外送金の手数料をわかりやすく解説(送金手数料編)
2022-11-27
本記事は海外送金で発生する手数料の中で、3番目に発生する手数料の解説記事です。
手数料の全体概要をお知りになりたい方は、まずはこちらの記事を先にご覧ください。
目次
送金手数料とは?
海外送金を初めて利用する人は、送金時にどのような手数料が発生するのか不安ではないでしょうか。お得に海外送金するためには、海外送金で発生する手数料の種類と相場感を把握しておくことが欠かせません。
まず、海外送金には5種類の手数料(1.入金手数料、2.為替レート・両替手数料、3.送金手数料、4.中継銀行手数料、5.受取手数料)が発生します。
海外送金時に発生する5つの手数料
- 入金手数料
- 為替レート・両替手数料
- 送金手数料
- 中継銀行手数料
- 受取手数料
上記5つの手数料のうち、海外送金事業者ごとに設定が異なる(≒業者によって大きく変動する)手数料は「送金手数料」です。「送金手数料」とは、海外送金事業者に支払う「事務手数料・報酬」を意味します。
海外送金時に節約を考える上では、この送金手数料について知っておくことが重要です。
本記事では、この送金手数料の料金形態と変動要素について詳しく解説していきます。
送金手数料には変動型と固定型がある?
送金手数料は、主に「固定型」と「変動型」があります。主な傾向としては、海外送金サービスを提供している銀行は「固定型」、資金移動業者は「変動型」の送金手数料形態を採用することが多くみられます。それでは、それぞれの手数料形態の特徴をみていきましょう。
銀行:固定型の送金手数料
「固定型の送金手数料」とは、送金金額にかかわらず、1送金あたりの送金手数料が一律であることを指します。この送金手数料形態を採用している主な海外送金事業者が銀行です。
銀行の送金手数料相場は、銀行に送金依頼を出した手段により変動します。例えば、銀行ウエブサイトやアプリにて海外送金手続きを行った場合の手数料相場は約2,000円~3,000円。銀行窓口にて海外送金手続きを行った場合の相場は約7,500円~8,000円程度です。
上記の手数料傾向を踏まえると、少額~数万円の送金を行う際は、銀行を活用することはあまりおすすめできません。極端な話をすると、銀行窓口の場合、1万円の海外送金をするのに手数料が1万円弱かかってしまいます。
一方、100万円単位の送金を行う場合においても手数料は一律であり、送金金額に占める手数料割合が低くなることから、高額な資金を送金の際は銀行がおすすめです。
資金移動業者:変動型の送金手数料
「変動型の送金手数料」とは、送金金額により1送金あたりの送金手数料が変動することを指します。この送金手数料形態を採用している主な海外送金事業者は資金移動業者です。
資金移動業者が提示している手数料相場としては、送金金額が数万円~10万円未満の場合に発生する送金手数料は、500円~1,000円、送金金額が100万円程度になると発生する送金手数料は、3,000円~5000円です。
上記の手数料傾向を踏まえると、少額の海外送金を検討されている場合、資金移動業者をご利用されることを強くおすすめします。
送金手数料の変動要素
ここまで送金手数料の種類(固定型・変動型)と解説してきましたが、ここからはその送金手数料を左右する要素についてもう少し詳しく説明していきます。
送金手数料を左右する要素は主に4つあります。
送金手数料の4つの変動要素
- 送金依頼の手段
- 送金先国
- 送金金額
- 受取方法
上記4つの要素が海外送金事業者(銀行・資金移動業者)が提示する送金手数料にどのように影響するのかを以下にまとめました。
それでは、各変動要素について、詳しくみていきましょう。
①送金依頼の手段
送金依頼方法は、主に「対面」と「非対面」に分けられます。
対面にて送金依頼を行う手段として「窓口送金」があげられます。窓口送金とは、銀行や資金移動業者の店舗窓口に足を運び、対面手段を取って海外送金の依頼を行うことです。
一方、非対面の送金依頼を行う手段としては、海外送金事業者の「ホームページ」、「アプリ」、「その他(電話・郵送)」等の手段があげられます。この非対面の送金依頼方法は、対面の依頼方法よりも手数料の料金が安い傾向にあります。
②送金先国
資金移動業者の場合、送金先国により送金手数料の設定が異なります。資金移動業者ごとに専門としている送金先国・エリアが異なるという背景があることから、強み・得意としている送金ルートの手数料が競合他社よりも安く設定される傾向にあります。
一方、大半の銀行の場合、送金先国により送金手数料が変動することはありません。
③送金金額
資金移動業者の場合、送金金額により送金手数料が変動することが主流となっています。送金金額と送金手数料は、正の相関関係にあり、送金金額が増えると送金手数料も高くなります。
一方、大半の銀行の場合、送金金額により送金手数料が変動することはありません。
④受取方法
資金移動業者の場合、銀行口座受取、キャッシュピックアップ(送金先国の店舗窓口で現金受取)等から資金の受取方法を選択できる場合があります。
この場合、資金の受取方法によって送金手数料が変動する可能性があることに留意する必要があります。
一方、銀行にて海外送金を依頼すると、ほとんどの場合、受取方法は銀行口座受取に限定されているため、受取方法によって送金手数料が返送するという懸念はありません。
注意:送金手数料だけで海外送金事業者を選ぶのは危険!
送金手数料は、あくまで5つ存在する海外送金手数料の1つでしかありません。お得に海外送金をするには、送金手数料以外にも、為替レート・両替手数料や中継銀行手数料等を考慮する必要があります。
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