【2026年版】広島銀行の外国送金手数料|6,000円の内訳と「業務終了のお知らせ」の中身
2023-05-24
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。リンク経由で口座開設・ご利用があった場合、当社に紹介料が支払われることがあります。掲載内容やおすすめの順位に影響はありません。
広島銀行のサイトで「外国為替業務終了のお知らせ」という見出しを見つけて、不安になっていませんか。この数年、地方銀行が個人向けの外国送金から次々に手を引いているだけに、心配になるのも無理はありません。
編集部が2026年8月に公式サイトを確認し、そのお知らせのPDFも実際に開いてみました。結論から言うと、あれは一部の店舗で「被仕向送金の到着連絡・外貨両替の取次ぎ・為替予約」をやめるという通知で、海外へ送る仕向送金そのものは今も取り扱われています。
この記事では、そのお知らせの正確な中身、2026年8月時点の手数料の内訳、2025年に変わった手続きの流れを、公式サイトの記載にもとづいて整理します。ぜひ参考にしてください。
※本記事の金額・条件は、編集部が2026年8月に広島銀行の公式サイトで確認したものです。外国為替手数料のページには基準日の表記がないため、閲覧日ベースで記載しています。受付店舗一覧のみ「2025年12月29日現在」と表示されています。条件は変更されることがあるため、手続き前に必ず公式サイトと店舗にご確認ください。
目次
【結論】個人向けの外国送金は続いています。費用は合計6,000円から
広島銀行の個人向け外国送金は、2026年8月時点でも取り扱われています。「外国送金オンライン事前申込サービス」の対象は個人のお客さま・法人のお客さまの両方と公式に明記されています。
費用は送金手数料と電信料に分かれていて、この2つの合計が6,000円です。まず全体像を押さえましょう。
← 表は横にスクロールできます
| 項目 | 金額 | 補足 | 確認元 |
|---|---|---|---|
| 送金手数料 | 3,500円 | 電信送金のみ | 手数料ページ |
| 電信料 | 2,500円 | 上と合わせて6,000円 | 同上 |
| リフティングチャージ | 送金額の0.05% 最低2,500円 | 円→円、外貨→外貨のとき | 同上 |
| コルレスチャージ (依頼人負担のとき) | 3,000円 | 後日6,000円以上の請求があれば差額を追加徴収 | 同上 |
| 取扱店舗 | 88か店 | 広島県内中心+県外拠点(2025年12月29日現在) | 受付店舗一覧PDF |
| 手続き方法 | オンラインで事前申込 → 本部で確認 → 窓口 | 入力日から3営業日以降に来店予約 | オンライン事前申込サービス |
| 受付時間 | 月〜金 9:00〜15:00 | 銀行休業日を除く | 同上 |
| 適用レート | 当日のTTS | 毎日11時30分頃に更新 | 同上 |

「外国為替業務終了のお知らせ」は、送金の終了ではありません
ここが今回いちばん誤解されやすいところです。広島銀行のサイトには「外国為替業務終了のお知らせ」という見出しのPDFが複数掲載されています。編集部でPDFの本文を開いて確認しました。
2025年9月18日付のお知らせの中身は、業務見直しにより2025年9月30日をもって、高屋支店の1か店で「被仕向送金の到着連絡」「外国通貨両替(取次ぎ)」「為替予約」の取扱いを終了する、というものでした。海外へ送る仕向送金をやめるという内容ではありません。
2024年9月26日付のお知らせも同じ書式で、複数店舗の「被仕向送金到着連絡・為替予約」の終了を伝えるものです。ただしこのPDFは文字が正しく読み取れず、対象店舗名と終了日までは確認できませんでした。
また2026年3月17日付で「外国通貨両替業務見直しのお知らせ」も出ています。2026年3月31日をもって、本店営業部の外国通貨現金の販売・買取をすべて取次扱いに変更するという内容です。店頭でその場で外貨に両替する、ということができなくなります。これは両替の話で送金とは別ですが、海外に行く前に本店で両替しようと考えていた方には影響します。
整理すると、広島銀行で縮小しているのは外貨両替・為替予約・被仕向送金の到着連絡といった周辺業務で、仕向送金(海外へ送る)は継続中ということになります。
2025年7月31日で手書きの依頼書は終了しました
手続きの入口が変わっています。手書きの外国送金依頼書の窓口受付は、2025年7月31日(木)の窓口受付分をもって終了しました。
現在は「外国送金オンライン事前申込サービス」を使います。背景には、国際的な電文規格であるISO 20022(MXフォーマット)への移行があります。世界中の銀行が同じ規格に切り替えており、手書きの依頼書では対応しきれなくなったという事情です。
なお法人・個人事業主向けには「〈ひろぎん〉外為Webサービス」があり、仕向送金は1件2,000円(店頭受付時は3,500円)です。ただし個人(非事業者)は利用できませんし、月額基本料がかかります。
費用の内訳:6,000円だけでは終わりません
海外送金でかかるお金は送金手数料だけではありません。広島銀行に限らず、いくつかの費用が積み上がる構造になっています。海外送金の費用の全体像は海外送金の手数料をわかりやすく解説で整理しています。
1. 送金手数料3,500円+電信料2,500円=6,000円
広島銀行の外国送金は、送金手数料と電信料が別建てになっています。海外あての仕向送金なら合計6,000円です。外国為替の手数料には消費税は課税されません。
送金種類は電信送金のみで、小切手による送金などは選べません。
2. コルレスチャージ3,000円。ただし満額が届く保証ではありません
海外へお金を送るとき、日本の銀行と受取人の銀行が直接つながっていないことがほとんどです。その間に入る中継銀行(コルレス銀行)や支払銀行も手数料を取ります。これを誰が負担するかを選ぶのが「負担区分」です。
広島銀行では、支払銀行手数料を依頼人負担にすると3,000円がかかります。合計すると9,000円です。
ただし公式の手数料ページには、はっきりこう書かれています。後日、支払銀行から6,000円以上の手数料請求があった場合、支払済みの3,000円との差額分を申し受ける——つまり3,000円は上限ではなく、あくまで先に払っておく金額です。
そして、依頼人負担を選んでも送金額がそのまま受取人に届くとは限りません。これは広島銀行に限った話ではなく、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行・みずほ銀行も公式資料で「経由銀行の都合で差し引かれる場合がある」という趣旨の但し書きを置いています。「送金人負担にすれば満額届く」という説明を見かけたら、それは正確ではありません。
3. リフティングチャージ:0.05%・最低2,500円
両替をともなわない送金、つまり円を円のまま送る場合と、手持ちの外貨を同じ通貨のまま送る場合にかかる手数料です。送金額の0.05%、最低2,500円と定められています。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行も同じ0.05%・最低2,500円で、伝統的な銀行ではほぼ共通の水準です。
4. 為替レートは当日のTTS。上乗せ分は明細に出てきません
円を外貨に替えて送る場合、その日のTTS(電信売相場)が使われます。広島銀行では毎日11時30分頃に更新されます。
TTSには、ニュースで見る為替レート(ミッドマーケットレート)との差=手数料が含まれています。この上乗せ分は「手数料」という名前で明細に出てこないため、いちばん気づきにくい費用です。金額が大きいほど効いてくるので、数十万円を超える送金では送金手数料よりレート差のほうが大きくなることもあります。
5. 国内あての外貨建て送金は条件が違います
国内の口座あてに外貨で送る場合は、料金体系が変わります。同一名義人あてで自店内なら、すべて無料です。本支店あては送金手数料500円、他行あては2,500円となっています。
同一名義人あて以外の他行への外貨建て送金は、送金手数料3,500円、電信料(円・米ドルは無料、その他の通貨は2,500円)、リフティングチャージ0.05%(最低2,500円)、コルレスチャージ0.05%(最低2,500円)という内訳です。
現金や、入金したばかりの預金は原資にできません
これは知らずに窓口へ行くと困る点です。広島銀行では、現金または入金後間もない預金を原資とする仕向送金は原則として受け付けていません。
送金するお金は、余裕をもって口座に入れておく必要があります。輸入代金の送金であれば、送金目的・商品名・原産地・船積地がわかる資料の提出も求められます。

受取方法も銀行口座あてのみで、現金受取には対応していません。受取人が海外に銀行口座を持っていない場合、広島銀行では送れません。
手続きの流れ:オンラインで申し込み、3営業日以降に来店
広島銀行の外国送金は、思い立ったその日に送れるサービスではありません。オンラインで申し込んだあと、本部での事前確認を経て窓口に行く流れになります。
ステップ1.口座を開設する(口座がない場合)
口座開設は窓口と、ウェブ(ひろぎんカープ支店のみ)の2通りです。窓口では印鑑・本人確認書類・マイナンバーの届出に必要な書類が必要で、キャッシュカードはその場で受け取れます。
本人確認書類の詳細はお客さまのお取引時の確認に関するお願い、店舗は店舗・ATMのご案内をご覧ください。
ステップ2.オンライン事前申込サービスで入力する
スマートフォンやパソコンから送金内容を入力します。事前登録やサービス利用手数料は不要です。入力後、本部で内容が確認されます。
詳しくは広島銀行|外国送金オンライン事前申込サービスをご覧ください。
ステップ3.支店の窓口へ行く
来店できるのは入力日から3営業日以降です。受付は銀行休業日を除く月曜日から金曜日の9時〜15時に限られます。
持参するものは次のとおりです。
- 本人確認資料(運転免許証・在留カード・パスポートなど、有効期限内のもの)
- マイナンバー確認資料(未届の場合)
- 口座番号がわかるもの
- 届出印
- 輸入代金の場合は、送金目的・商品名・原産地・船積地がわかる資料
外国送金は全店では扱っていません。受付店舗は88か店です(2025年12月29日現在の公式一覧)。広島県内が中心で、県外は松江・岡山・倉敷・岩国・徳山・松山・今治・新居浜・福岡・北九州・神戸・姫路・大阪・名古屋・東京などの拠点が含まれます。行く前に必ず公式の一覧で確認してください。
人民元・韓国ウォン・台湾ドルは法人のみです
取扱通貨は米ドル・ユーロ・英ポンドといった欧米通貨に加え、アジア通貨もそろっています。ただし中国人民元・韓国ウォン・ニュー台湾ドルは法人のみの取扱いで、個人は利用できません。
公式のQ&Aにも「通貨の種類によっては個人のお客さまがご利用できない場合があります」と明記されています。中国・韓国・台湾へ現地通貨で送りたい個人の方は、広島銀行では手続きできない点に注意してください。

円建て送金(円→円)と外貨建て送金(外貨→外貨)の両方に対応しています。受取人に円のまま届けたい、手持ちの外貨をそのまま送りたい、といった使い方ができるのは銀行ならではです。
サポート体制:問い合わせは電話、案内は日本語のみ
問い合わせ手段は電話です。多言語のコールセンターは用意されていません。

言語対応はウェブサイト・コールセンターともに日本語のみです。窓口での手続きも日本語が前提になります。日本語での説明が難しい方は、日本語がわかる方に同行してもらうなどの準備が必要です。

広島銀行が向いている人、別の手段を考えたほうがいい人
費用の総額だけを見ると安くはありませんが、広島銀行の外国送金がはっきり向いている場面もあります。用途で選び分けるのが現実的です。
広島銀行が向いているケース
- すでに広島銀行に口座があり、対面で相談しながら進めたい。書類の書き方から送金目的の確認まで、その場で行員に聞けます
- 輸入代金や事業に関わる送金。目的や商品の資料を確認しながら進める体制があります
- 不動産の決済、留学の学費、相続など、書類の裏付けが必要な送金
- 国内の自分名義の口座へ外貨を移したい。同一名義人あてで自店内ならすべて無料です
- 円のまま送りたい、手持ちの外貨をそのまま送りたい。どちらにも対応しています
- 受付店舗88か店のいずれかが生活圏にある。県外の主要都市にも拠点があります
別の手段を検討したほうがいいケース
- 毎月少額を仕送りしたい。1回6,000円(依頼人負担なら9,000円)という固定費は、少額送金では比率が大きくなりすぎます
- 中国・韓国・台湾へ現地通貨で送りたい。個人は取扱いの対象外です
- 急いでいる。来店できるのは入力日から3営業日以降です
- 受取人が海外の銀行口座を持っていない。現金受取には対応していません
- 手元の現金や、入金したばかりのお金を送りたい。原資として原則受け付けていません
- 平日の9時〜15時に来店できない。受付時間が限られます
- 日本語での手続きが難しい。ウェブ・電話・窓口とも日本語が前提です

編集部で調べたところ、両替に使うレートの考え方は事業者ごとに違います。Wiseは市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)を使うと明示し、手数料を別建てで表示する方式です。ただしWiseは受取人の銀行口座に振り込む仕組みで、現金受取や窓口での対面相談、円のまま送る送金には対応していません。そこが必要な方には広島銀行の窓口のほうが合います。
送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。広島銀行の窓口で見積もりを出してもらい、そのうえで別の手段の見積もりと並べて比べると、自分の送金額での差がはっきりします。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。銀行口座あての送金が対象で、現金受取や窓口手続きには対応していません。
本記事のまとめ
広島銀行の外国送金について、編集部が2026年8月に公式サイトで確認した内容を整理しました。要点は次のとおりです。
- 個人向けの仕向送金は継続中。「外国送金オンライン事前申込サービス」は個人・法人の両方が対象です
- 「外国為替業務終了のお知らせ」は送金の終了ではありません。一部店舗で被仕向送金の到着連絡・外貨両替の取次ぎ・為替予約をやめるという内容でした
- 2026年3月31日で本店営業部の外国通貨両替はすべて取次扱いに。店頭でその場で両替はできなくなりました
- 手書きの依頼書は2025年7月31日窓口受付分で終了。現在はオンライン事前申込からです
- 費用は送金手数料3,500円+電信料2,500円=6,000円。依頼人負担のコルレスチャージを足すと9,000円です
- コルレスチャージ3,000円は上限ではありません。6,000円以上の請求が来れば差額が追加徴収されます
- リフティングチャージは0.05%・最低2,500円です
- 人民元・韓国ウォン・ニュー台湾ドルは法人のみで、個人は使えません
- 受付店舗は88か店、受付時間は平日9時〜15時、来店は入力日から3営業日以降です
- 現金や入金後間もない預金は原資にできず、受取方法も銀行口座のみです
事業に関わる送金や、書類の裏付けが必要な送金には引き続き選択肢になります。少額を毎月送る用途なら、固定費の重さと通貨の制約を見てから決めましょう。ほかの銀行や事業者は「海外送金事業者」一覧で比べられます。


Language











