【徹底解説】三井住友銀行の海外送金手数料、為替レート、限度額などを総合評価
2023-02-21
三井住友銀行は海外送金(外国送金)サービスも行う大手メガバンクです。
問い合わせ方法が豊富であること、手続きをネット完結できることなどが魅力です。
しかし、初めて海外送金する方には明確な判断基準がないため、三井住友銀行が理想的な海外送金事業者であるかわかりません。
そこで本記事では、三井住友銀行の海外送金サービスを徹底解説します。
※2023年2月時点の情報にもとづき解説しています。
目次
三井住友銀行とは?
三井住友銀行は3大メガバンクの一角であり、株式会社三井住友フィナンシャルグループの子会社です。
海外送金事業以外にも幅広い金融サービスを展開しています。
【サービス内容】三井住友銀行の海外送金
手数料・為替レート
手数料一覧は下記です。(三井住友銀行に限らず海外送金には5種類の手数料があります)
手数料の詳細を知りたい方は海外送金の手数料をわかりやすく解説をご覧ください。
オンライン手続きにすれば送金手数料を窓口の半額におさえることができます。
為替レートは市場との乖離(かいり)が約1%〜と良心的であるため、海外送金事業者のなかでは比較的安いレート設定です。
限度額
海外送金限度額は下記です。
三井住友銀行の海外送金限度額
- 1日あたり:300万円
- 1ヵ月あたり:500万円
限度額の詳細な計算方法は、【外国送金】外国送金サービス(SMBCダイレクト)の送金上限額を知りたいをご覧ください。
着金までの日数
着金までの日数は、送金日から数営業日です。(所要日数は受取銀行や経由銀行によって多少異なります)
取扱通貨・送金受取可能国
取扱通貨は公式サイトで確認でき、送金受取可能国は約200カ国です。
円貨建て送金と外貨建て送金の両方に対応しています。
取扱外貨
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- スイスフラン
- 豪ドル
- ニュージーランドドル
送金方法
送金方法は窓口とウェブの2つです。
窓口対応店舗は、仕向外国送金取扱店舗一覧をご覧ください。
安全性
三井住友銀行では下記セキュリティを施しているため、安心・安全に取引できます。
三井住友のセキュリティ
- 本人認証手段はワンタイムパスワード方式
- TLS暗号化通信(SSLの脆弱性を解決)
- 自動終了方式
- ソフトウェアキーボード
- 有人モニタリング
言語対応
ホームページは5言語対応しているため、外国籍の方でも安心して手続きできます。
問い合わせ方法
海外送金の問い合わせは電話、メール、チャットの3つです。
コールセンターの営業時間は、毎日9時〜21時です。(※ 1月1日~1月3日、5月3日~5日は除きます)
【デメリット・メリット】三井住友銀行の海外送金
デメリット
三井住友銀行のデメリットは3つです
1. 基本手数料が高い
三井住友銀行は送金手数料が比較的高めです。
為替レートは良心的ですが、少額送金(5万円や10万円)を行う場合は手数料割合が高くなります。
2. 着金までに数営業日かかる
三井住友銀行は着金までに数営業日かかります。
銀行のなかでは一般的な送金日数ですが、最短10分のスピード送金を実現する資金移動事業者と比較すると受け取りまでに時間を要します。
3. 現金受取できない
三井住友銀行は電信送金のみを取り扱っているため原則現金受取できません。
現金受取を希望する方は、三井住友銀行以外の海外送金事業者を利用する必要があります。
メリット
三井住友銀行のメリットは3つです
1. 問い合わせ方法が豊富
三井住友銀行は電話、メール、チャットと問い合わせ方法が豊富です。
なかでもチャットは空いた時間を活用できるため忙しい方にも便利なサービスです。
オペレーターとのチャットは平日9時〜17時、チャットボット(AI自動応答システム)は毎日24時間受付しています。
2. ネット完結
三井住友銀行はインターネットバンキング(SMBCダイレクト)を利用し、海外送金手続きをネット完結できます。
営業時間を過ぎたあとでも手続き可能です。
3. 外貨建て6通貨対応
三井住友銀行は外貨6通貨とレパートリーが豊富です。
別途、リフティングチャージ(最低2,500円〜)は発生しますが、送金内容によっては手数料をおさえることができます。
【総合評価】三井住友銀行の海外送金サービス
弊社(BizforBetter)独自の評価基準にもとづき、三井住友銀行の海外送金サービスを総合評価しました。
送金先国数、手数料・為替レート、カスタマーサポート体制は比較的充実したサービス内容です。
ホームページは5言語対応していますがアプリやコールセンターは日本語のみ。
着金時間は数営業日からと比較的長めであることがわかりました。
【おすすめしたい方】三井住友銀行の海外送金
三井住友銀行をおすすめしたい方の特徴は3つです。
1. 高額送金したい方
高額送金時は為替レートの恩恵を受けて手数料をおさえることができます。
50万円・100万円単位の送金をする方におすすめです。
2. 外貨建て送金したい方
外貨建て送金したい方は、送金金額によっては手数料をおさえることができます。
外貨を円に両替する手間を省きたい方にもおすすめです。
3. 三井住友銀行口座を開設済みの方
三井住友銀行で海外送金を行うには、銀行口座開設が必須です。
すでに銀行口座を開設済みの方は、着金までの時間を短縮できます。
弊社の海外送金シミュレーター比較(リアルタイム)
弊社が提供する海外送金シミュレーターは、現時点で手数料が最も安い海外送金事業者を把握できます。(詳しい使い方は「海外送金シミュレーター」の使い方をご覧ください。)
実際に送金シミュレーションをしていきます。
日本(円)→アメリカ(米ドル)に100,000円送金した場合のシミュレーター結果は下記です。※2023年2月12日時点
三井住友は検索結果全14件の海外送金事業者よりも手数料が高いことがわかりました。
検索結果1位はWestern Unionの754.69ドル、検索結果14位のみずほ銀行(窓口)の670.69ドルです。
受取金額の差は84ドル= 10,836円*(*為替レート1ドル129円で計算)です。
つまり、三井住友銀行もWestern Unionと比較すると10,000円以上多く手数料を支払う必要があります。
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【手順】三井住友銀行の海外送金
ステップ1. ログイン
三井住友銀行から海外送金するためには口座開設が必須です。
口座開設がお済みでない方は、三井住友銀行の口座開設手続きをご覧ください。
ステップ2. 申込・送金手続き
申込・送金は、SMBCダイレクトから手続きできます。
本記事のまとめ
三井住友銀行の海外送金サービスを解説しました。本記事をまとめます。
- 高額送金は手数料をおさえやすい
- 送金限度額は、1日あたり300万円、1ヵ月あたり500万円
- 着金までの日数は送金日から数営業日
- 取扱通貨は公式サイトで確認
- 送金受取可能国は約200カ国
- 送金方法は窓口とウェブ
- ホームページは5言語対応
- 問い合わせ方法は電話、メール、チャットの3つ
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