【Moneygram|マネーグラム】海外の銀行口座なしで海外送金を受け取る方法
2023-11-15
「現地の銀行口座がない海外の家族に生活費を送りたい」
「留学したばかりのの息子・娘が、現地で銀行口座を作れなくて悩んでいる。生活費が底を尽きそうでなんとかしてあげたい」
「旅行で大量の現金が必要な際、お得な両替手段はなにか?」
さまざまな事情で海外送金をしたい方のなかには、上記のように考えている方もいるでしょう。
海外では銀行口座を開設できない方も多くおり、口座を経由せずに海外送金ができれば助かる方もいます。
結論、Moneygramを利用すれば、銀行口座がなくても海外送金したお金を現地で受け取れます。
本記事では、Moneygramを利用した海外送金を現金で受け取るメリットやデメリット、現地での受け取り方法や注意点などを解説します。
海外の大切な方へ送金したい方や、口座がなくても現地でお金を受け取る方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
本記事の結論
目次
Moneygram(マネーグラム)とは?
Moneygram(マネーグラム)とは、国際的送金ネットワークサービスを提供している会社です。
Moneygramを利用すると、世界200か国以上、32万拠点で銀行口座がなくてもお金が受け取れる点が大きなメリットです。
ほかにも主に、次のメリットがあります。
- 送金から最短10分程度で受け取りできる
- オンライン上で完結も可能
- 代理店の窓口へ現金持ち込みで送金できる
- 海外の銀行口座にも振り込み可能
- 1回あたり最大100万円送金可能
※限度額は送金先国・受取拠点により異なるため海外送金事業者にご確認ください。
Moneygramはアメリカのテキサス州に本拠地をおき、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
日本での提携先は次のとおりです。
- Kyodai Remittance
- SBIレミット株式会社
- enRemit(株式会社シースクェア)
- DCOM
- City Express Japan
- Smiles
- World Family Remit
- JRF
- Japan Money Express
Moneygramを利用した海外送金は、上記の提携先から簡単に手続きをおこなえます。
口座なしでできる海外送金の現金受け取りとは?
Moneygramを利用した海外送金の現金受け取りには、メリットやデメリットがあり、向いている方には特徴があります。
海外送金を現金で受け取るメリットやデメリットなどを解説します。
現金受け取りのメリット
Moneygramを利用して海外に送金し、現地で現金を受け取るメリットは次のとおりです。
- 受取人が銀行口座がない人にも資金を届けられる
- 送金から最短10分程度で受け取りできる
- さまざまな場所で現金受け取りの手続きが可能
銀行口座がない方でも世界200か国、32万か所から送金した現金を受け取れるのは、Moneygramならではのサービスです。
また、送金から最短10分程度で受け取れるため、今すぐお金が必要な方は助かります。
現金受け取りのデメリット
一方、現地で現金を受け取るデメリットは次のとおりです。
- 米ドル等の主要通貨の場合、羽田空港・成田空港より両替レートが悪い
※マイナー通貨は現金受取(海外送金)がおすすめ! - 銀行口座受取(海外送金)と比較し、手数料が若干高め
- 受け取り場所により上限金額がある
- 不備があるときは受け取るまで時間がかかる
- 受け取り場所が遠いと時間がかかる
- 治安の悪い地域だと強盗などに狙われる可能性がある
主要通貨(USD、EUR)は空港で両替した方が安い場合があります。また、銀行口座受取より手数料が若干高い傾向があり、受け取り場所が遠いと時間がかかるなどのデメリットがあります。
デメリットや注意点については、のちほど「海外送金を現金受け取りする際の注意点 」の章で詳しく解説します。
メリットやデメリットを理解したうえで、Moneygramを利用した現金受け取りを活用しましょう。
Moneygramを利用した現金受け取りに向いている方
現金受け取りに向いている方の一例は、次のとおりです。
- 国際結婚をしており海外の家族に送金したい方
- 銀行の口座がない家族や友人に海外送金をしたい方
- 海外駐在・留学の予定がある方
- 海外旅行に行く方
2つのパターンに分けて解説します。
海外の家族や友人に送金するケース
海外にいる大切な家族や友人に送金をしたい方は、Moneygramを利用した現金受け取りがおすすめです。
世界各国には近年でも4人に1人は銀行口座を持てない方がおり、多くが東南アジアやアフリカなどの新興国の国民です。
引用:野村総合研究所(NRI)
海外では銀行口座を持てない方は多くおり、日本から海外送金する際は、Moneygramが向いています。
海外送金したお金を自分が受け取るケース
海外駐在や留学、旅行などで必要になる現金を、Moneygramで自分宛てに送金する方法もおすすめです。
海外駐在や留学でお金が必要でも、すぐに銀行口座を開設できないケースがあり、口座への海外送金ができない可能性があるからです。
駐在先で万が一の事態が起きた際の資金確保の手段として保険となるほか、留学先で急にお金が必要なときにも役立ちます。
また、海外旅行では現金が必要なときに、空港で両替する手間を省け、Moneygramを利用したほうがお得な手数料になる場合もあります。
詳しくはのちほど解説する「為替レートや手数料がお得かを確認する」の章を参考にしてください。
海外で現金を受け取る方法として、Moneygramを選択肢の一つに入れておき、メリットが大きければ利用しましょう。
海外への送金を口座なしで受け取る方法
Moneygramを利用した海外への送金を、銀行口座なしで受け取る方法は非常に簡単です。
本記事では実際にハワイへ送金し、現地で現金受け取りをした画像とともに、利用方法を解説します。
Moneygram(マネーグラム)で現金の受け取りの場所を検索し、海外送金を依頼する
まずは、海外へ送金するお金を受け取る方が、行けそうな受け取り場所を探します。
まずは、Moneygram公式サイトへアクセスします。
「お金を送る方法」の「もっと詳しく知る」を選択します。
「マネーグラム取扱店」を選択。
表示されたページ内で国を選択し、住所や市などを入力して検索します。
検索結果が表示されるため、受け取りに行けそうなMoneygramの拠点を探します。
住所や距離、営業時間やサービスも表示されます。
地図が表示されない場合は、住所からGoogleマップで検索しましょう。
家族や友人へ海外送金する場合は自宅や勤務先の近く、海外駐在や旅行の際は、滞在先の住所やホテル付近、空港がおすすめです。
海外送金するまえにGoogleマップで、受け取り場所まで何分かかるかを確認して選びましょう。
【実例紹介】海外送金を口座なしで受け取る方法
Moneygramを利用して海外送金したお金を、口座を経由せずに受け取る方法を紹介します。
今回、送金を依頼した海外送金事業者はMoneygramの提携先で、日本の主要都市15か所以上に支店や代理店がある、Kyodai Remittanceです。
窓口での送金やアプリ、ゆうちょやローソンのATMからも気軽に送金できるおすすめな業者なため、興味のある方は下記の記事を参考にしてください。
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実際にハワイで現金の受け取りをしてきた様子とともに解説します。
まずは、Moneygram取扱店へ向かいます。
今回は、宿泊先のホテルから徒歩6分程度のMoneygram取扱店で、現金を受け取りました。
先ほど解説したとおり、受け取り場所を調べてから送金すると、受け取りにかかる時間を短縮できます。
到着しました。
今回は現地の薬局にて、現金を受け取ります。
2階へ上がると、Moneygramの看板とATMがありました。
ATMの前に着きました。
表示されている画面の左上「Receive Money」を選択します。
海外送金をした際に発行される、8桁のリファレンスナンバー(Reference Number)を入力します。
今回はKyodai Remittanceの窓口で海外送金をしたため、送金明細に記載されていました。
リファレンスナンバーを入力したあと、右下の「CONTINUE」を選択します。
「Received Amount」の画面が表示されたら、受け取り金額を入力します。
入力したら「CONTINUE」を選択。(以下省略)
続いて本人確認書類のチェックをおこないます。
「Identification Type」から本人確認書類を選択します。
今回はパスポート(Passport)で本人確認をおこないました。
表示された画面で、パスポートナンバーを入力します。
どの国で発行されたパスポートなのかを選択します。
受け取る方のZip Code(郵便番号)を入力します。
今回は宿泊先のホテルの郵便番号にしましたが、通常の海外送金の際は、受け取る方の住所の郵便番号です。
続いて住所を入力します。
郵便番号と同様に、通常は受け取る方の住所を入力しましょう。
最後に受け取る方の生年月日を入力して、ATMでの手続きは終わりです。
お金を受け取る方法の説明文が表示されます。
内容を確認したら「I’M FINISHED」を選択します。
ATMから発行されたレシートをカウンターに見せる必要があるため、レシートを忘れないようにしましょう。
「3」と書かれているレジにて、現金受け取りをおこないました。
現金を受け取るためには、カウンターでの本人確認書類の提示が必須で、今回はパスポートを提示しました。
本人確認が終わればカウンターのレジから現金を受け取り、手続き終了です。
現金の受け取りはとてもスムーズで、ATMで手続きをはじめてから5分程度で、お金を受け取れました。
実際の画像からわかるようにMoneygramは、海外送金から口座なしで現金が受け取れる、非常に便利なサービスです。
海外へ送金する際は、Moneygramを利用して大切な家族や友人にお金を届けましょう。
海外送金を現金受け取りする際の注意点
Moneygramを利用した海外送金サービスは便利ですが、いくつかの注意点があります。
注意点を把握して、後悔やトラブルができる限りないようにしましょう。
海外送金を現金で受け取る際の注意点について解説します。
為替レートや手数料がお得かを確認する
Moneygramを利用した海外送金には、為替レートを換算する際や手続きをするときに、手数料が発生します。
海外送金したお金を自分で受け取る場合は、Moneygramを利用して送金した際の手数料と、空港で両替したときの手数料を確認しましょう。
米ドルやユーロなどの主要通貨は、少額であれば海外送金するよりも羽田空港か成田空港で両替したほうが、両替レートがお得な場合があります。
一方、マイナー通貨は羽田空港や成田空港の手数料は割高で、MoneyGramの海外送金のほうがお得になるケースが多くあります。
羽田空港や成田空港でマイナー通貨にかかる手数料の一例は、次のとおりです。
通貨 | 羽田空港の手数料 | 成田空港の手数料 |
HKD (香港・ドル) | 12.9% | 13.0% |
INR (インド・ルピー) | 11.5% | 28.4% |
SEK (スウェーデン・クローナ) | 35.0% | 16.8% |
MXN (メキシコ・ペソ) | 27.1% | 21.5% |
BRL (ブラジル・レアル) | 47.9% | 27.0% |
※成田空港、2023年6月11日調査
マイナー通貨は、手数料が割高なことがわかります。
Moneygramの手数料は、送金額や送金する国により異なるため、送金業者の公式サイトか、送金シミュレーターなどで確認しましょう。
羽田空港と成田空港の外貨両替所の手数料は、下記の記事を参考にしてください。
また、RevolutやWiseのATM出金で現金が足りる場合や、手数料が安くなる可能性もあります。
海外ATM手数料 | 両替手数料 | |
Revolut | 月25,000円までの引き出し無料 超過分に対して2.0% | 平日:約0.5% 休日:約1.0% |
Wise | 毎月2回、月3万円相当までの引き出し無料 3回目以降、1回あたり70円 月3万円超過分×1.75% | 約0.6%〜1.9% |
現金が足りるうえに手数料が安い場合は、RevolutやWiseを利用しましょう。
RevolutやWiseについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
マイナーな通貨であれば空港の手数料は割高で、RevolutやWiseの取扱いがない可能性があるため、Moneygramでの海外送金がおすすめです。
現金受取は銀行口座受取と比べ、手数料が若干高め
海外送金事業者を利用して送金したお金を現金で受け取る方法は、銀行の窓口で受け取る方法と比べて、手数料が高くなる傾向があります。
同じ額を金額を送付する場合、現金受け取りのほうが銀行口座の受け取りよりも、受取金額が若干少なくなるケースがあるため、注意が必要です。
本サイトが提供する「海外送金シミュレーター」では、受取手段として、「現金受取(CashPickup)」または「銀行口座受取(Bank-Transfer)」を選択し、比較・シミュレーションすることが可能です。
受取り方法として銀行口座のオプションがある場合、海外送金シミュレーターを利用して、現金受取(CashPickup)か銀行口座受取(Bank-Transfer)のどちらがお得かを比較しましょう。
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実際にデモンストレーションした結果は、次の記事に挙げています。
関連記事:各国へのシミュレーション結果【ランキング】
- 【アメリカ】:アメリカへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年5月編)
- 【イギリス】:イギリスへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【インド】:インドの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【インドネシア】:インドネシアへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【韓国】:韓国への海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年5月編)
- 【タイ】:タイへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【中国】:中国への海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【ネパール】:ネパールへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【フィリピン】:フィリピンへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年5月編)
- 【フランス】:フランスへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【ブラジル】:ブラジルへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年4月編)
- 【ベトナム】:ベトナムへの海外送金でお得な事業者はどこ?(2023年5月編)
受け取り場所により上限金額があり、手続きが複雑になる場合も
海外送金したお金を現金で受け取る場合、受け取り場所により上限金額があり、希望する金額を受け取れない可能性があります。
世界中でキャッシュレスが進むなか、店舗に用意する現金を少なめにしている傾向があるためです。
薬局や小さいMoneygram対応店で、100万円分の外貨を受け取ろうとすると、資金がないか嫌がられるのは容易に想像できるでしょう。
また、実際にハワイで確認したところ、500ドルまでは解説した手続きで受け取れますが、500ドル以上だと手続きが複雑になります。
Moneygramを利用して海外送金する際は、受け取り金額を考慮してから手続きをしましょう。
受け取り人の名前に不備がある際は受け取れない
海外送金した際、受け取り人の名前に不備がある場合は、すぐに現金が受け取れない可能性があります。
姓と名が反対に登録されているケースがあり、実際の名前と異なると現金が受け取れません。
名前に不備がある場合は、すぐに送金の手続きをした海外送金事業者へ連絡しましょう。
今回のハワイの例では、Kyodai Remittanceの窓口で送金したため、手続きをした店舗へ連絡します。
現地で現金を受け取る際には、登録された名前に不備がある可能性を把握しておき、緊急連絡先を確認しておきましょう。
受け取り場所が遠いと時間がかかる
口座なしで気軽に海外送金ができても、Moneygram取扱店の場所が遠いと、時間がかかります。
Moneygram取扱店は、世界200か国32万か所にありますが、国や地域により自宅や勤務先などの近くにない可能性はあるでしょう。
たとえば、海外旅行の資金を自分に送金し、受け取り場所が遠い場合は、移動や手続きに時間を取られて観光する時間が短くなります。
海外送金する際は、手続きする前に「海外への送金を口座なしで受け取る方法 」の章で解説した方法で、受け取り場所を検索したほうが確実です。
海外送金を口座なしで受け取る際によくある質問
海外送金を口座なしで受け取る際に、よくある質問についてまとめました。
気になる質問や疑問を抱く点などがあれば、参考にして解決してください。
アプリやATMなどで簡単に海外送金(現金受取)をする方法はありますか?
アプリで簡単に海外送金をするためには、Kyodai Remittanceを利用する方法があります。
会員登録を済ませてアプリと連携すれば、アプリから気軽に海外送金ができます。
また、キョ―ダイレミッタンスカードを利用すれば、ゆうちょ銀行やローソン銀行のATMから手軽に海外送金が可能です。
詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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海外送金(現金受取)でおすすめな個人向けのサービスはありますか?
多くの海外送金事業者が便利な海外送金(現金受取)サービスを提供しています。この度、本記事で事例として取り上げたKyodai Remittance おすすめの海外送金事業者の1つです。
次の方法から手軽に海外送金ができ、自分の都合にあわせた方法を選べます。
- 店舗窓口
- アプリ
- ATM
海外送金がはじめてで不安な方は、窓口で説明を受けながら手続きをおこなう方法が向いています。
日本から海外口座へ送金・振り込むにはどうすればいいですか?
日本から海外の口座へ送金・振り込みする方法は、銀行や資金移動業者を利用すれば可能です。
基本的に銀行の国際送金は手数料が割高な傾向があるため、海外に送金する前によく確認しましょう。
Moneygramを利用した海外送金であれば、受け取る方の口座がなくても、現地で現金を受け取れます。
海外送金を現金持ち込みでできる窓口はありますか?
海外送金を現金持ち込みでする場合は、Kyodai Remittanceの窓口がおすすめです。
全国の主要都市15か所以上ある支店や代理店では、現金持ち込みで海外へ送金できます。
受け取る方の銀行口座への送金や、口座がない場合でも受け取れるため安心です。
まとめ:海外送金を銀行口座なしで受け取るならMoneygram(マネーグラム)
Moneygramの基本情報や海外送金を現金で受け取るメリットやデメリット、現地での受け取り手続きや注意点などを解説しました。
Moneygramを利用した海外送金であれば、受け取る方の銀行口座がなくても、現地で現金を受け取れます。
送金から最短10分程度の時間で、世界中のMoneygram対応店のATMから、簡単に手続きできる点がメリットです。
海外での現金受け取りに向いている方の一例は、次のとおりです。
- 海外の家族に送金したい方
- 口座を経由せずに海外送金をしたい方
- 海外に長期滞在予定の方
- 海外へ旅行に行く方
特徴が当てはまる方は、Moneygramの提携店を利用して海外へ送金し、大切な家族や友人、自分のためにお金を送りましょう。
今回手続きしたKyodai Remittanceの窓口は説明も丁寧で、問題なく海外送金ができました。
おすすめなMoneyGram提携店のため、興味がある方は下記の記事を参考にしてください。
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