ソニー銀行の海外送金 手数料と対応11通貨|韓国ウォンは不可【2026年版】

2023-05-10

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ソニー銀行の海外送金(外貨送金)は、円から外貨に替えるときのコストが銀行としては低い水準で、手続きもウェブで完結します。まとまった金額を主要通貨で送るなら、有力な選択肢です。

一方で、見落としやすい制約があります。送れるのは全11通貨だけで、韓国ウォンには対応していません。また事業に使うお金の送金には利用できず、送金の前に事前登録と審査(おおむね3〜10営業日)が必要です。

この記事では、編集部で2026年7月にソニー銀行の公式サイトを確認した内容をもとに、ソニー銀行の海外送金の手数料・為替コスト・対応通貨・限度額・かかる日数をまとめました。向いているケースと向かないケースも正直に書いていますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事の金額・条件は、2026年7月時点でソニー銀行の公式サイトを確認した内容です。手数料は予告なく変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

先に結論:ソニー銀行の海外送金はこうなっています

ソニー銀行の海外送金は、送金手数料3,000円という定額と、通貨ごとに公表された為替コストの組み合わせでできています。金額が大きいほど有利になる料金体系です。

  • 送金手数料:1件3,000円。優遇プログラム「Club S」のステージによって最大月3回まで無料
  • 支払銀行手数料:3,000円。「支払銀行手数料あり」を選んだ場合に送金手数料へ加算されます
  • 為替コスト:通貨ごとに公表。米ドルは基準で15銭(1米ドルあたり0.15円)
  • 送金できる通貨:全11通貨。韓国ウォン・人民元・ブラジルレアルは送れません
  • 受け取り(被仕向送金):手数料0円。金額・回数の制限なし
  • 送金限度額:事前登録のときに自分で申告した「1年間の送金限度合計額」の範囲内
  • かかる日数:事前登録の審査に概ね3〜10営業日。送金実行までさらに1〜5営業日
  • 使えるのは:日本国内にお住まいの個人で、ソニー銀行に口座がある方のみ

コスト面は銀行のなかでは健闘していますが、思い立ってすぐ送れるサービスではありません。ここは最初に押さえておいてください。

【要注意】韓国ウォンは送れません。送金できるのは11通貨だけ

手数料の話より先に、対応通貨を確認してください。ソニー銀行から送金できるのは次の11通貨に限られます

  • 円/米ドル/ユーロ/英ポンド
  • 豪ドル/NZドル/カナダドル/スイスフラン
  • 香港ドル/南アフリカランド/スウェーデンクローナ
ソニー銀行 仕向送金の取扱通貨。通常の海外送金は11通貨、円建て送金・外貨建て送金はいずれも可能

公式サイトには「人民元、ブラジルレアルの外貨送金はできません」と明記されています。そして韓国ウォンはそもそも一覧に入っていません

実は、韓国ウォンを扱えない日本の銀行は珍しくありません。編集部で調べたところ、三菱UFJ銀行も韓国ウォンに対応しておらず、大手のなかでは楽天銀行が対応している程度です。韓国に送金したい方は、はじめから別の手段を検討したほうが早いといえます。

なお、イラン・北朝鮮など一部の国・地域への送金も取り扱いがありません。これらの国に本店を持つ銀行の海外支店や子会社あても同様です。

出典:ソニー銀行|ソニー銀行からの外貨送金(仕向け送金)(2026年7月時点で確認)

送金手数料は3,000円。「支払銀行手数料あり」を選ぶと+3,000円

ソニー銀行の手数料は定額で分かりやすいのが特徴です。送金額に応じて上がっていく仕組みではありません。

手数料の名前金額どんなときにかかるか
送金手数料3,000円外貨を海外・国内の銀行へ送金するときに1件ごと
支払銀行手数料3,000円「支払銀行手数料あり」を選んだ場合に送金手数料に加算
組戻し手数料5,000円送金を取り消すとき
変更手数料5,000円送金内容を変更するとき
照会手数料5,000円送金の状況を照会するとき
被仕向送金手数料0円海外から受け取るとき(金額・回数の制限なし)
出典:ソニー銀行|外貨預金・外貨送金手数料(2026年7月時点で確認)

見落としやすいのが支払銀行手数料です。旧来「中継銀行手数料」と呼ばれてきたもので、これを送金人が負担する設定にすると合計6,000円になります。受取人に満額を届けたい場合はこちらを選ぶことになります。

もう1つ押さえておきたいのが、海外から受け取るときの手数料が0円で、しかも金額・回数の制限がない点です。海外から日本に送金してもらう機会が多い方には、受取口座として使いやすい設計になっています。

なお、優遇プログラム「Club S」のステージがゴールド・プラチナの方は、送金手数料が最大で月3回まで無料になります。ステージの条件は公式サイトでご確認ください。

ソニー銀行 手数料一覧。入金手数料は無料、送金手数料3,000円、中継銀行手数料・受取手数料3,000円、組み戻し・変更・照会手数料は各5,000円
手数料の全体像(2023年5月時点で編集部が作成)。金額は2026年7月時点の公式サイトの記載と一致しています。為替コストは通貨ごとに異なるため、次の章の一覧をご覧ください

手数料の種類そのものを整理したい方は、海外送金の手数料をわかりやすく解説もあわせてご覧ください。

為替コストは通貨ごとに公表されています

ソニー銀行の分かりやすさは、為替レートへの上乗せ幅(為替コスト)を通貨ごとに数字で公表していることです。多くの銀行は「当行所定の為替手数料」としか書かないため、この点は比較しやすいといえます。

← 表は横にスクロールできます

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通貨(対円)基準為替コストシルバーゴールドプラチナ
米ドル15銭10銭7銭4銭
ユーロ15銭12銭10銭8銭
英ポンド/豪ドル/NZドル/カナダドル/スイスフラン45銭30銭25銭20銭
香港ドル9銭7銭6銭5銭
南アフリカランド20銭15銭10銭8銭
スウェーデンクローナ9銭8銭7銭6銭
出典:ソニー銀行|外貨預金・外貨送金手数料(為替コスト)(2026年7月時点で確認)

米ドルの基準15銭は、1米ドルあたり0.15円の上乗せという意味です。1ドル150円のときで換算すると、およそ0.1%にあたります。窓口の外国送金で1円前後の上乗せをする銀行と比べると、かなり低い水準です。

一方で英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフランは基準45銭と差があります。通貨によって条件がかなり違うので、送りたい通貨の欄を必ず確認してください。

送金限度額は「自分で申告した金額」の範囲内です

ソニー銀行の海外送金には、公表された一律の上限額はありません。代わりに、事前登録のときに申告した「1年間の送金頻度」と「1年間の送金限度合計額」が、そのまま自分の上限になります

公式サイトには、申告した範囲を超える送金依頼は受け付けられないこと、また申告の範囲内であっても審査の内容によっては断る場合があることが明記されています。旧記事で「送金限度額は記載されていません」としていた部分は、この仕組みに置き換えました。

実務上は、1年間に送る見込み額を少し余裕をもって申告しておくのが安全です。登録内容によっては、銀行側から限度額の見直しを求められることもあります。

使い始めるまでに、思ったより時間がかかります

ここがソニー銀行のいちばんの注意点です。口座があるだけでは送金できません。事前登録と審査を通す必要があります。

ソニー銀行 仕向送金(日本→海外)の対応表。ウエブからの銀行口座あて送金のみ対応し、窓口・アプリ・レミットカード・現金受取は取扱なし
手続きはウェブで完結します。窓口や現金受取の取扱いはありません

ステップ1:送金先の事前登録(概ね3〜10営業日)

ログイン後に「事前登録」から手続きします。ポイントは次のとおりです。

  • 送金先は国内・海外あわせて10件まで登録できます
  • 依頼人名義は口座の登録名義になります。任意の名義では送れません
  • 審査が終わるまで概ね3〜10営業日かかり、完了するとメールが届きます
  • 事前登録の有効期限は原則1年。期限が来ると登録内容は取り消されます
  • マイナンバーの届出が済んでいない場合は、事前登録の前に手続きが必要です

審査では、収入を証明する資料や送金原資が確認できる資料の提出を求められることがあります。送金目的ごとに求められる書類が決まっているのも特徴で、たとえば学費なら学費納付書や請求書、生活費ならビザなど居住目的が確認できる資料といった具合です。

ステップ2:送金依頼から送金実行まで(1〜5営業日)

事前登録が終わると送金依頼ができます。依頼した時間帯によって送金実行日が変わる点に注意してください。

手続きの時間帯送金実行日(土日祝を除く銀行営業日)
0:00〜7:59原則1〜4営業日後
8:00〜23:59原則2〜5営業日後
出典:ソニー銀行|お手続の流れ(仕向け送金)(2026年7月時点で確認)

送金依頼が完了したあとのキャンセルはできません。金額や送金先を確認してから確定してください。

ステップ3:受取金融機関に着金するまで

公式サイトが示す目安(米ドルを送った場合)は次のとおりです。

送金先着金までの日数(目安)
国内の金融機関当日〜2営業日
海外の金融機関3〜4営業日以上
出典:ソニー銀行|お手続の流れ(仕向け送金)(2026年7月時点で確認)

初回は、事前登録(3〜10営業日)+送金実行(1〜5営業日)+着金(3〜4営業日以上)と積み上がります。支払期限が決まっている送金は、1か月前には登録を始めておくくらいの余裕を見ておくと安心です。

使えるのは「日本在住の個人」の「生活のためのお金」だけです

意外と知られていない制約です。ソニー銀行の外貨送金には、利用者と送金目的の両方に条件があります。

  • 日本国内にお住まいの個人で、ソニー銀行に口座がある方に限られます。国外にお住まいの方は利用できません
  • 15歳未満の方は外貨を送金できません(円を海外の金融機関へ送ることは可能です)
  • 送金目的は生活費・旅費・学費・商品購入費など、個人利用目的の非事業性資金に限られます
  • 事業性資金の送金には利用できません。法人・個人を問わず、継続的な生産・販売・サービスにかかる売上や運転資金・設備投資資金が該当します

つまり、個人事業主が仕入代金を海外に払う、といった使い方はできません。ビジネス用途の送金を考えている方は、法人・個人事業主向けのサービスを提供している事業者を選んでください。

出典:ソニー銀行|ソニー銀行からの外貨送金(仕向け送金)(2026年7月時点で確認)

対応言語と問い合わせ方法

編集部が確認した範囲では、ウェブサイトは日本語と英語の2言語、コールセンターは日本語のみでした。問い合わせは電話・問い合わせフォーム・チャットの3つです。

※次の2点は2023年5月時点で編集部が確認した内容をまとめた一覧です。対応言語・受付チャネル・受付時間は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

ソニー銀行 言語対応一覧。ウェブサイトは日本語と英語の2言語、コールセンターは日本語のみ
ソニー銀行 お問い合わせ方法一覧表。日本語で電話・問い合わせフォーム・チャットに対応
参考:ソニー銀行|カスタマーセンター(2023年5月時点で編集部が確認)

ソニー銀行が向いているケース・向かないケース

コストの安さだけで判断すると、通貨や目的の制約でつまずきます。「主要通貨・個人利用・時間に余裕あり」の3つがそろうなら有力です。

向いているケース

  • 米ドル・ユーロでまとまった金額を送る:為替コストが基準15銭と低く、送金手数料も定額のため、金額が大きいほど有利です
  • 留学費用・生活費の仕送り:まさに想定されている用途で、審査書類の案内も目的別に整理されています
  • 手持ちの外貨をそのまま送りたい:円貨建て・外貨建ての両方に対応しており、外貨預金口座から通貨を替えずに送れます
  • 海外から送金を受け取る機会が多い:被仕向送金手数料が0円で、金額・回数の制限もありません
  • ウェブで完結させたい:事前登録さえ済ませれば、送金依頼は24時間365日申し込めます

向かないケース

  • 韓国ウォン・人民元・ブラジルレアルで送りたい:対応していません
  • 事業に使うお金を送りたい:非事業性資金に限られます
  • 数日以内に送りたい:初回は事前登録の審査だけで3〜10営業日かかります
  • 受取人が銀行口座を持っていない:受取人の金融機関口座あての送金のみで、現金受取はできません
  • 数万円の少額を頻繁に送る:3,000円の定額手数料が重くのしかかります
  • 日本国外に住んでいる:利用対象外です

送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる

海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。

その点、ソニー銀行は為替コストを通貨ごとに公表しているので、自分で計算できます。「送金手数料3,000円+(支払銀行手数料3,000円)+為替コスト×送金する外貨の額」が実質的な負担です。

比較先としては、Wiseも同じように市場の実勢レート(ミッドマーケットレート=ニュースで見る為替レートそのもの)を使い、手数料を別建てで表示しています。送金手続きに進む前の画面で受取人に届く金額を確認できるため、ソニー銀行の計算結果と並べて比べやすいはずです。

ただしWiseは受取人の銀行口座あての送金しか扱いません。受取人が現金で受け取る必要がある場合は、どちらも選択肢になりません。金額が大きい送金や、送金証明が必要な送金では銀行のほうが確実な場面もあります。両方の受取額を並べてから決めるのがいちばん確実です。

※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。

まとめ:主要通貨の高額送金に強い。ただし準備期間が要ります

ソニー銀行の海外送金は、米ドル・ユーロでまとまった金額を送る個人の方にとって、銀行のなかでは合理的な選択肢です。為替コストが公表されているため、いくら取られるかを事前に自分で計算できます。

本記事の要点をまとめます(すべて2026年7月時点で公式サイトを確認した内容です)。

  • 送金手数料は1件3,000円。「支払銀行手数料あり」を選ぶとさらに3,000円
  • 組戻し・変更・照会は各5,000円。受け取り(被仕向送金)は0円で金額・回数の制限なし
  • 為替コストは通貨ごとに公表。米ドル・ユーロは基準15銭、英ポンド等は基準45銭
  • 送金できるのは全11通貨韓国ウォン・人民元・ブラジルレアルは不可
  • 送金限度額は事前登録時に申告した1年間の限度合計額の範囲内
  • 事前登録の審査は概ね3〜10営業日。送金先は10件まで、有効期限は原則1年
  • 送金実行は依頼時間により1〜5営業日後。着金は国内当日〜2営業日、海外3〜4営業日以上
  • 日本国内在住の個人限定。事業性資金の送金には使えず、15歳未満は外貨送金不可

手数料や条件は予告なく変更されます。送金の前には必ずソニー銀行の外貨送金のページで最新の内容を確認してください。

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