セブン銀行の海外送金 手数料と受取方法|口座振込は2カ国だけ【2026年版】

2023-05-06

※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。リンク経由で口座開設・ご利用があった場合、当社に紹介料が支払われることがあります。掲載内容やおすすめの順位に影響はありません。

セブン銀行の海外送金を調べていると、「約200カ国に送れる」という説明をよく見かけます。ここで多くの方が誤解します。

約200カ国というのは「ウエスタンユニオンの窓口で現金を受け取れる国」の数です。相手の銀行口座に振り込めるのは、中国とフィリピンの2カ国だけです。この違いを知らずに申し込むと、「口座に送るつもりだったのに現金受取しか選べない」ということになりかねません。

この記事では、編集部で2026年7月にセブン銀行の公式サイトを確認した内容をもとに、セブン銀行の海外送金の手数料・受取方法・限度額を整理しました。手数料は2023年当時から大きく下がっています。向いている方・向かない方も正直に書いていますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事の金額・条件は、2026年7月時点でセブン銀行の公式サイトを確認した内容です。手数料は予告なく変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

先に結論:セブン銀行の海外送金はこうなっています

セブン銀行の海外送金は、少額を現金で届けたい場合に強く、銀行口座あてに送りたい場合は行き先がかなり限られるサービスです。

  • 送金手数料:現金受取なら400円〜2,000円。1万円までなら400円か490円です
  • 受取方法:ウエスタンユニオンの窓口での現金受取が中心。銀行口座への入金は中国とフィリピンのみ
  • 送金限度額:1回・1日・1か月あたり100万円、1年あたり300万円
  • 着金:現金受取なら最短数分。口座入金は中国が当日〜2営業日、フィリピンが即時〜2営業日
  • 送金方法:セブン銀行ATM、インターネットバンキング、海外送金アプリ
  • 対応言語:公式サイトは日本語・英語・簡体字・タガログ語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語の9言語
  • 受取専用ではありません:日本から海外へ送るだけで、海外から日本への送金受取は取り扱っていません

もう1つ、別サービスとして「フィリピン送金サービス with BDO Unibank」があります。こちらは海外送金アプリ限定で、フィリピン向けの手数料がさらに安く設定されています。後ほど説明します。

【誤解に注意】「約200カ国」と「銀行口座に振り込める国」は別物です

ここが本記事でいちばん伝えたい点です。セブン銀行が案内する約200カ国は、ウエスタンユニオンの提携窓口で現金を受け取れる国の数であって、その国の銀行口座に振り込めるという意味ではありません。

公式サイトの記載を整理すると、こうなります。

← 表は横にスクロールできます

← 表は横にスクロールできます

受取方法対象の国受取場所受け取るまでの目安
現金受取約200か国ウエスタンユニオン提携の51万カ所以上の窓口最短数分
銀行口座への入金中国・フィリピンの2カ国のみ中国銀行・中国工商銀行、BDO・BPI・Metrobankなど各数十行中国は当日〜2営業日/フィリピンは即時〜2営業日
出典:セブン銀行|サービスの特徴・送金手数料(現金受取)サービスの特徴・送金手数料(口座入金)(2026年7月時点で確認)

つまり、アメリカ・イギリス・韓国・ベトナムなどに「口座振込で」送りたい場合、セブン銀行では対応できません。受取人にはウエスタンユニオンの窓口まで出向いてもらう必要があります。

ただし例外もあります。公式サイトでは、タイ・ベトナム・ブラジル向けについては、現金受取で送金したあとに受取人がウエスタンユニオンまたは受取銀行の手続きを行えば、対象銀行の口座へ入金できると案内されています。手続きは受取人側で行う形になります。

また、同じ受取人でも現金受取と口座入金の両方を使いたい場合は、それぞれ別の契約が必要です。現金受取で登録済みの相手に口座入金したい場合も、受取銀行や口座番号を含めた新しい登録が要ります。

送金手数料は400円から。2023年当時より大きく下がっています

セブン銀行の送金手数料は、送金額と送金先の国で段階的に決まります。かつて案内されていた「中国・フィリピンは一律2,000円」という料金体系は、現在は使われていません。

現金受取の場合(ウエスタンユニオン)

← 表は横にスクロールできます

送金資金ベトナム・インドネシア・ネパール向けフィリピン・中国・その他の国向け
1円〜10,000円400円490円
10,001円〜20,000円450円890円
20,001円〜30,000円450円1,050円
30,001円〜40,000円500円1,350円
40,001円〜50,000円500円1,500円
50,001円〜100,000円890円1,950円
100,001円〜250,000円990円2,000円
250,001円〜500,000円1,350円2,000円
500,001円〜1,000,000円1,750円2,000円
出典:セブン銀行|サービスの特徴・送金手数料(現金受取)(2026年7月時点で確認)

注目したいのは高額送金の手数料が上限2,000円で頭打ちになる点です。2023年当時は50万円超の送金で6,500円かかっていたので、大幅な引き下げといえます。

中国・フィリピン向けの口座入金の場合

← 表は横にスクロールできます

送金資金フィリピン向け中国向け
1円〜10,000円400円400円
10,001円〜20,000円790円750円
20,001円〜30,000円990円890円
30,001円〜40,000円1,250円890円
40,001円〜50,000円1,400円890円
50,001円〜100,000円1,650円990円
100,001円〜250,000円1,850円990円
250,001円〜500,000円2,000円990円
500,001円〜1,000,000円―(1回50万円が上限)990円
出典:セブン銀行|サービスの特徴・送金手数料(口座入金)(2026年7月時点で確認)

中国向けの口座入金は、5万円超はいくら送っても990円という設定です。中国に定期的にまとまった額を送っている方には、かなり有利な水準といえます。

為替レートの上乗せは、パーセンテージが公表されていません

ここは正直にお伝えします。セブン銀行は「通貨換算に適用される当社所定の外国為替レートには、当社所定の利ざやが含まれています」とだけ案内しており、上乗せ幅の割合は公表していません。

そのため、手数料表の金額だけを見て「安い」と判断するのは早計です。公式サイトには受取金額・送金金額のシミュレーションが用意されているので、送る前に必ず「受取人にいくら届くか」を確認してください。

手数料の種類そのものを整理したい方は、海外送金の手数料をわかりやすく解説もあわせてご覧ください。

送金限度額は1回100万円、1年300万円です

セブン銀行海外送金サービス(ウエスタンユニオン)の限度額は、金額の大きさよりも「年間の枠」に注意が必要です。

対象期間送金限度額
1回・1日・1か月(毎月1日〜末日)100万円
1年(1月1日〜12月31日)300万円
出典:セブン銀行|送金限度額(2026年7月時点で確認)

毎月10万円を仕送りすると年間120万円なので枠内に収まりますが、毎月30万円を送ると9月ごろに年間300万円の枠を使い切ります。継続的に送る予定の方は、年単位で計算しておいてください。

これとは別に、フィリピン向けの口座入金は1回50万円が上限です。また中国向けの口座入金には、中国側のルールとして「1日8万人民元相当まで」「1か月5回まで」「年間30万人民元相当まで」という制限もあります(他社経由の送金も合算されます)。

フィリピン向けなら「BDO Unibank」のサービスがさらに安い

フィリピンに送るなら、海外送金アプリ限定の「セブン銀行フィリピン送金サービス with BDO Unibank」のほうが手数料が安く設定されています。セブン銀行ATMやインターネットバンキングからは利用できず、アプリ専用である点に注意してください。

← 表は横にスクロールできます

← 表は横にスクロールできます

送金資金口座入金・電子ウォレット(GCash)現金受取ウエスタンユニオン経由の場合(口座入金)
1円〜10,000円400円490円400円
10,001円〜20,000円750円850円790円
20,001円〜30,000円890円950円990円
30,001円〜40,000円1,050円1,100円1,250円
40,001円〜50,000円1,150円1,200円1,400円
50,001円〜100,000円1,350円1,450円1,650円
100,001円〜500,000円1,650円1,800円1,850〜2,000円
出典:セブン銀行|サービスの特徴・送金手数料(フィリピン送金サービス with BDO Unibank)(2026年7月時点で確認)

受取拠点はフィリピン国内の約14,000カ所。BDO Unibankの支店やレミットカウンターのほか、M LhuillierやCebuana Lhuillierでも受け取れます。BDO・BPI・Metrobank・PNBなど30行以上の銀行口座と、電子ウォレットのGCashにも送れるのが大きな違いです。

限度額は1回50万円、1日/1か月100万円、1年300万円です。送金時に受取人のフィリピン国内の携帯番号を入力すると、送金完了時にショートメッセージで通知されます。

送金方法はATM・ネット・アプリの3つ

セブン銀行の強みは受付チャネルの多さです。銀行の窓口に行く必要がありません。

  • セブン銀行ATM:全国28,000台以上。セブン‐イレブンのほか商業施設・駅・空港にも設置されています(時間帯によって別途ATM利用手数料がかかります)
  • インターネットバンキング:原則24時間365日
  • 海外送金アプリ:フィリピン送金サービス(BDO Unibank)はアプリ専用です

いずれの場合も、セブン銀行口座の開設と海外送金サービス契約の申し込みが先に必要です。受取人の情報は契約申込時に事前登録するため、送るたびに書類を書く必要はありません。

現金受取の場合、受取人はMTCN(送金処理番号)を使って窓口で受け取ります。ATMのご利用明細票や画面に表示されるので、受取人に連絡してください。明細票は確定申告などで必要になることがあるため、なくさないよう保管しておきましょう(再発行には別途手数料がかかります)。

申し込みの流れと、かかる時間

セブン銀行口座を持っていない方は、口座開設と海外送金サービス契約の2段階の手続きになります。

ステップ1:セブン銀行の口座開設

アプリまたはATMから申し込めます。個人情報の入力と本人確認書類の撮影を行い、初回利用設定とダイレクトバンキングサービスの登録まで済ませます。

ステップ2:海外送金サービスの契約申込

海外送金アプリ、インターネット、またはダイレクトバンキングサービスから申し込みます。申込書類がご登録の住所に郵送され、本人確認書類などと合わせて返送する流れです。

口座開設から送金できるようになるまでの所要期間について、公式サイトで具体的な日数の記載を確認できませんでした。旧記事に記載していた「3〜4週間程度」は出典を確認できなかったため削除しました。急ぎの送金がある方は、早めに手続きを始めてください。

なお、在留カードの提出を求める案内が出ています。外国籍の方は在留カードを手元に用意してから申し込むとスムーズです。

対応言語と問い合わせ方法

セブン銀行の強みのひとつが、日本語以外でも手続きを進めやすいことです。公式サイトは9言語に対応しています。

※次の2点は2023年5月時点で編集部が確認した内容をまとめた一覧です。ウェブサイトの9言語は2026年7月時点でも確認できましたが、アプリとコールセンターの対応言語、問い合わせの受付時間は再確認できていません。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

セブン銀行 言語対応一覧。ウェブサイトは日本語・英語・中国語など9言語、アプリは8言語、コールセンターは日本語のみ
セブン銀行 お問合せ方法一覧表。日本語で電話・メール・チャットに対応
参考:セブン銀行|お問い合わせ

セブン銀行が向いているケース・向かないケース

受取方法で向き不向きがはっきり分かれるサービスです。「受取人が銀行口座を持っているか」で判断してください。

向いているケース

  • 受取人が銀行口座を持っていない:ウエスタンユニオンの窓口で現金を受け取れます。海外送金の大きな課題を解決できる数少ない手段です
  • 1万円前後の少額を送る:手数料400円〜490円は銀行送金より圧倒的に安い水準です
  • 中国・フィリピンに口座振込で送る:中国向けは5万円超が一律990円。定期的な仕送りに向きます
  • すぐに受け取ってほしい:現金受取なら最短数分です
  • 近くに銀行の窓口がない:セブン銀行ATMは全国28,000台以上あります
  • 日本語以外で手続きしたい:公式サイトは9言語に対応しています

向かないケース

  • 中国・フィリピン以外の国に口座振込で送りたい:セブン銀行では対応できません
  • 外貨建てで送りたい:円建ての送金のみで、外貨をそのまま送ることはできません
  • 1年で300万円を超えて送りたい:年間の限度額を超えます
  • 海外から日本に送金を受け取りたい:日本から海外への送金のみの取り扱いです
  • 為替レートの上乗せ幅を事前に数字で知りたい:割合が公表されていないため、シミュレーションで実額を見るしかありません

送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる

海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。

そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。Wiseは両替に使うレートを市場の実勢レート(ミッドマーケットレート=ニュースで見る為替レートそのもの)と明示し、手数料を別建てで表示しています。送金手続きに進む前の画面で、受取人に届く金額を確認できます。

ただし注意点があります。Wiseは受取人の銀行口座あての送金しか扱いません。受取人が銀行口座を持っておらず窓口で現金を受け取る必要がある場合は、Wiseではなくセブン銀行のような現金受取に対応した事業者を選んでください。受取人に口座がある場合は、セブン銀行のシミュレーション結果とWiseの見積もりを並べて比べるのがいちばん確実です。

※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。

まとめ:少額・現金受取に強い。ただし口座振込は2カ国だけ

セブン銀行の海外送金は、受取人が銀行口座を持っていないケースで力を発揮するサービスです。手数料も2023年当時から大きく下がりました。一方で、銀行口座あてに送れる国は中国とフィリピンに限られます。

本記事の要点をまとめます(すべて2026年7月時点で公式サイトを確認した内容です)。

  • 約200カ国は現金受取ができる国の数。銀行口座に振り込めるのは中国とフィリピンの2カ国のみ
  • 送金手数料(現金受取)は400円〜2,000円。ベトナム・インドネシア・ネパール向けは他国より安い設定
  • 送金手数料(口座入金)はフィリピン向け400〜2,000円、中国向け400〜990円
  • フィリピン向けはアプリ限定のBDO Unibankサービスのほうが安く、GCashにも送れる
  • 送金限度額は1回・1日・1か月100万円、1年300万円(BDOサービスは1回50万円)
  • 着金は現金受取なら最短数分。中国の口座入金は当日〜2営業日、フィリピンは即時〜2営業日
  • 為替レートの上乗せ幅は非公表。公式のシミュレーションで受取額を確認する
  • 日本から海外への送金のみ。海外から日本への受取は取り扱っていない
  • 公式サイトは9言語に対応。ATMは全国28,000台以上

手数料や取扱条件は予告なく変更されます。送金の前には必ずセブン銀行の海外送金サービスのページで最新の内容を確認してください。

海外送金
シミュレーター
送金手数料・為替レートを一気に比較!

利用する

ご利用は無料です。

海外送金シミュレータータイトル
海外送金シミュレーター 利用する