【徹底解説】海外送金の手数料をわかりやすく解説(入金手数料編)

2022-12-03

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 本記事は海外送金で発生する手数料の中で、1番目に発生する手数料の解説記事です。
 手数料の全体概要をお知りになりたい方は、まずはこちらの記事を先にご覧ください。

入金手数料とは?

 海外送金には5種類の手数料(1.入金手数料、2.為替レート・両替手数料、3.送金手数料、4.中継銀行手数料、5.受取手数料)が発生します。

海外送金時に発生する5つの手数料

  1. 入金手数料
  2. 為替レート・両替手数料
  3. 送金手数料
  4. 中継銀行手数料
  5. 受取手数料

 本記事では、その中でも最初に発生する手数料である「入金手数料」について詳しく説明していきます。

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 海外送金をするためには、まず海外送金事業者に送金資金を預ける必要があり、その際に発生する手数料が「入金手数料」です。
海外送金事業者に資金を預ける・入金する方法は主に4種類あります。

入金手段

  1. 窓口にて現金手渡し
  2. 銀行口座振込
  3. ATMにてデポジットカードを活用
  4. ATMにてレミットカードを活用
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入金手数料の相場(入金手段別)

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①窓口(現金手渡し)

 1つ目の入金手段は、海外送金事業者の窓口にて直接資金を手渡しする方法です。この手段を用いた場合、そもそも手渡しのため、入金手続きを行っていないとみなされ、海外送金事業者によっては入金手数料が発生しないというメリットがあります。一方、デメリットとして店舗窓口まで出向く必要があり、それには送金依頼人の時間、交通費・ガソリン代等のいわゆる「手間賃」がかかります。また、送金金額が100万円等と多くなる場合、その金額を手で持ち運ぶことは移動においての盗難・紛失のリスクも伴います。
 留意点として、海外送金事業者によっては窓口に資金を持ち込んだ場合においても、入金手数料を取られてしまう場合があるかもしれません(一度専用の海外送金口座に入金した後に送金するため)。事前にご利用の海外送金事業者に問い合わせて確認しましょう。

②銀行口座振込

 2つ目の入金手段は、銀行口座振込です。自身の銀行口座から、海外送金事業者が指定する銀行口座に資金を振込みます。この場合の注意点として、海外送金事業者に登録している氏名と振込で活用した銀行口座の氏名が一致している必要があります。銀行口座振込の際は、基本的に海外送金事業者に支払う手数料はありませんが、自身の銀行に振込手数料を払う必要があり、相場は無料~300円程度です。海外送金事業者が指定する銀行の口座を所有している場合、同じ銀行内取引となり、手数料を抑えることができます。 他にも、住信SBIネット銀行などでは条件により振込手数料を無料に抑えることができます。工夫すると入金手数料を抑えることができるので、銀行口座振込が一番おすすめの入金手段です。

※大手銀行の口座振込手数料はこちらの記事をご覧ください。

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③デポジットカード

 海外送金口座を開設した際、海外送金口座に紐づくカード(デポジットカード)を発行してくれる海外送金事業者がいくつかあります。このデポジットカードをコンビニのATMに差し込み、送金資金を入金します。こちらの手数料相場は300円~500円程度です。④にて紹介するレミットカードとは違い、デポジットカードでは複数回送金するお金を一回にまとめて入金することが可能です。お金に余裕があり、且つ複数回送金する場合であれば、入金手数料を節約する観点からも、まとめて入金することをおすすめします。
 デポジットカードの留意事項として、1回あたりのATM入金には限度額が設けられていますローソンセブン銀行のATM入金限度額は1回あたり50万円、ゆうちょ銀行の入金限度額は100万円となっております。コンビニATM経由で50万円以上の海外送金を行いたい場合、入金を2回に分ける必要があり、入金手数料が2倍発生してしまいます。手数料の節約のためにも50万円以上の送金を行う場合は、銀行口座振込の入金手段がおすすめです

④レミットカード

 レミットカードとは、海外送金口座・受取人に紐づいた送金カードです。事前に海外送金の受取人・受取口座を海外送金事業者に登録し、受取人ごとにレミットカードが発行されます。レミットカードをATMに差し込みんだ後に入金すると、同カードに紐づいた受取人に自動的に海外送金されます。例えば、レミットカードにて30万円を入金した場合、その瞬間に受取人に30万円が送金されることとなります(デポジットカードのように複数回に分けたりすることはできません)。この際、入金手数料・ATM利用料として300円~500円の手数料が発生します。

 レミットカードの留意事項として、1回あたりのATM入金には限度額が設けられていますローソンセブン銀行のATM入金限度額は1回あたり50万円、ゆうちょ銀行の入金限度額は100万円となっております。コンビニATM経由で海外送金する場合の限度額は50万円となっていることに注意しましょう。それ以上の金額を海外送金したい場合は、銀行口座振込がおすすめです。

※デポジットカード・レミットカードを発行している事業者一覧と手数料はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

 この記事では入金手数料について説明しました。入金手段は4つあり、それぞれ手数料が異なりますが、どの入金手段でも通常は500円以下が相場ということを覚えておきましょう

 入金手数料を節約する観点から、特に50万円以上の送金をする場合は、銀行口座振込で送金資金を海外送金事業者に預ける(≒入金する)ことをおすすめします

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※海外送金シミュレーターの活用方法はこちらの記事をご覧ください。

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