iHerb（アイハーブ）は関税がかかる？気になる疑問を徹底解説！

画像引用：iHerb日本公式サイト

iHerb（アイハーブ）は、健康や美容に関する幅広い商品を取り扱う人気の海外ショッピングサイト。豊富な品揃えと魅力的な価格で多くの日本人ユーザーに支持されています。

しかし、「いくら購入すると関税がかかるの？」「どんな商品は関税の対象？」「関税を避けるにはどうすればいい？」など関税に関する疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、iHerbで購入する際の関税の疑問を一挙に解決！関税がかかるケースや商品、節約のコツなど知っておくと得する情報をわかりやすく解説します。

また、海外ショッピングの際に便利なキャッシュレスサービス「Revolut」や「Wise」の魅力もご紹介。為替手数料を抑えつつ、安全にオンラインショッピングを楽しむ方法もお伝えします。

iHerbをもっとお得に利用するために、ぜひ関税の基礎知識を身につけましょう！

iHerb（アイハーブ）とは？

画像引用：iHerb日本公式サイト

iHerb（アイハーブ）は、1996年にアメリカ・カリフォルニア州で設立された、健康、ウェルネス製品を扱うオンラインショップです。厳選された良質な製品を可能な限りお手頃な価格で提供することを目指しており、現在では185ヶ国以上で利用されています。

iHerbでは、サプリメントやプロテインなどの製品が特に人気を集めています。これらの製品は成分へのこだわりだけでなく、おしゃれでかわいいパッケージデザインも評判です。

45,000点以上の自然派・健康関連商品を取り扱う

iHerbでは、約1,200ブランド、45,000点を超える健康関連製品を取り扱っています。ビタミンやサプリメント、ハーブ製品、スキンケア製品、オーガニック食品など、豊富なラインナップが特徴です。

iHerbでは、すべてのブランドが米国食品医薬品局（FDA）の定める米国医薬品適正製造基準に準拠していることを確認しています。

さらに、iHerb独自のiTest検証プログラムを導入し、プライベートブランド製品の品質やラベルの内容を第三者機関で検証しています。iTestのロゴが表示された商品は中立な検査結果を提供する独立した検査施設で検査を通過した商品です。

また、iHerbの物流センターは23〜24℃に空調管理され、冷蔵・冷凍保存が必要な商品は適切な温度環境で保管されています。1996年の設立以来、アメリカとアジアの複数の物流センターから直接製品を出荷。年間平均8.1回の在庫回転率を達成することで、常に新鮮な製品を提供しています。ほとんどの商品で有効期限や賞味期限を確認できるのも特徴です。

iHerbのショッピング画面では、カテゴリーやブランドでの検索に加え、ヴィーガン、グルテンフリー、乳製品不使用、オーガニック、コーシャ、非遺伝子組み換えなど、さまざまな食生活やこだわりに合わせた商品の絞り込みが可能です。食生活に制限がある人や、宗教上の理由で特定の食品を避けている人でも簡単に自分に合った商品を見つけられます。

年間1,090万人以上が利用・4,000万件以上の信頼できるレビュー

iHerbでは実際に商品を購入したお客様によるかたよりのない正直なレビューを掲載しています。口コミやレビューが非常に豊富で、1つの商品に3,000件以上のレビューが寄せられていることも。

レビューはカテゴリーごとに分けられているので、自分の知りたい情報を素早く調べられます。また、国ごとのレビューも確認できるため、日本のユーザーが実際に利用してどうだったかを知れるため購入前の参考になります。

日本語対応で初心者も安心

iHerbは日本向けサイトがあり、ショッピング画面はすべて日本語で表示されます。また、iHerbのカスタマーサービスは24時間365日対応しており、サポートも充実。商品に関する質問や注文時の困りごとがあれば、日本語対応のスタッフにチャットやメールで相談できます。

初めてiHerbを利用する方でも日本語での案内やサポートがあるので、安心して購入できるでしょう。

iHerb（アイハーブ）で購入する際のメリット

iHerbのおもなメリットをご紹介します。

日本未発売の商品や日本より安い価格で購入できる

画像引用：iHerb日本公式サイト

iHerbでは、ほかのショッピングサイトでは買えないものや、日本では高値で売られている商品をアメリカの現地価格で入手できます。

たとえば、NOW Foods エッセンシャルオイル ローズマリー30 mlは、iHerbでは1,480円で販売されていますが、Amazonでは1,848円です。このようにiHerbならば同じ商品をより安く購入できる可能性があります。

注：2024年5月13日現在の価格です。

また、日本では未発売の商品も多数取り扱っているため、iHerbでしか手に入らない商品を見つけられるでしょう。

セールやクーポンが豊富でお得に購入できる

画像引用：iHerb日本公式サイト

iHerbではシーズンごとやブランドごとに、毎日さまざまなセールが開催されています。ショッピングページで開催中のキャンペーンを一覧でチェックできるので、お得情報を見逃しません。

今週のおすすめブランドやスペシャルセール、お試し品など、お買い得情報が満載。初めての注文では20%オフになり、さらに60USドル以上の注文ごとに10％オフになるクーポンも用意されています。

定期的にセールやクーポンをチェックすることで、より安い価格で商品を購入できるでしょう。お目当ての商品が割引対象になっていないか、こまめに確認してみてくださいね。

定期便サービスで自動的に商品が届く

iHerbには定期的に購入する商品を5％オフで購入できる「定期配送便」というサービスがあります。お気に入りの日用品やコスメを見つけた際は、ぜひこのサービスを検討してください。

ただし、すべての商品が定期配送便に対応していないので注意が必要です。定期配送便に登録した商品は、設定した間隔で自動的に発送されます。商品の登録解除、定期配送のスキップ、キャンセルはいつでも可能なので安心です。状況に合わせて利用しましょう。

iHerb（アイハーブ）の購入で関税がかかるケースとは？

iHerbでのお買い物は、海外から商品が届くため個人輸入の扱いです。そのため、一定以上の金額を購入すると関税がかかるケースがあります。また、金額に関係なく関税がかかる商品もあるので注意が必要です。どのようなケースで関税がかかるのか解説していきます。

関税がかかる金額の目安

個人が自分で消費する目的で輸入した商品の関税額は、

（商品の価格＋送料+保険料）×60％×関税率です。

また、課税価格が1万円以下であれば関税、消費税はかかりません。

ちょっとややこしいですが、簡単に言うと商品代金と送料、保険料の合計が16,666円以内であれば、免税となり関税、消費税はかからないと言うことです。

iHerbのお買い物では注文金額が16,000円を超えた場合、関税、消費税、手数料などがかかる場合があります。iHerb紹介クレジットなどのクーポンを使う場合は、適用される前の注文金額が16,000円以内でないと関税をかけられます。

iHerbのショッピング画面では、16,000円以上購入しようとすると警告が出て、レジに進めなくなっているので自分で計算する必要はありません。

しかし、注文時と通関時の為替レートの違いにより、課税されることもあるようです。たとえば、106ドル分の買い物をした場合、注文したとき1ドル＝150円ならば合計15,900円ですが、通関時に1ドル＝151円だと合計は16,006円になってしまうからです。

たった1円の違いでもこのような影響があります。注文時は少し余裕があるくらいの方が良いかもしれませんね。

それから、注意が必要なのは輸入の目的が商業輸入だと判断されることです。商業輸入の場合、関税額が（商品の価格＋送料+保険料）×関税率になってしまいます。

配送先の住所がショップ名や会社名になっている場合や、1つの商品を大量に購入した場合（個人で使いきれないと判断されたとき）などに商業輸入だと思われるようです。

配送先が非住居とみなされると通関手続きにも時間がかかるため配送先は自宅の住所にしましょう。

関税がかかる商品の種類

日本への輸入では、関税率が細かく定められており、免税の範囲内でも課税される商品や高い関税率の商品があるので注意が必要です。

砂糖や甘味料（メープルシロップ、アガベネクターなども含む）は、数量や重量に関わらず輸入の際に関税とその他の税金が徴収されます。特に合計重量が1Kgを超える場合は、関税に加えて日本税関への書類提出も求められます。

また、生ハチミツは注文金額が免税範囲（16,000円）を超えると50％の関税がかかるので注意が必要です。

さらに、日本への輸入が禁止または制限されている商品もあります。iHerbでは輸入禁制品を掲載しないよう努めていますが、購入者も知識として理解しておくことが大切です。

日本向けに販売が禁止・制限されている主な商品と成分は以下の通りです。

禁止されている商品及び成分

• ケルプ、フーディア、アロエベラ以外のアロエ、バニラ、米、穀物、ナッツ、種子、生豆、ヘンプ（麻）を含む製品
• ペット製品、肉製品（ジャーキー、エキスを含む）、乳製品
• DHEA（デヒドロエピアンドロステロン）
• 特定の成分（アテノロール、アトモキセチンなど）を含む食品または飲料

制限されている商品及び成分

• ケルプで特別許可が下りたもの（Sea Tangle Noodle Companyのケルプヌードルなど）
• 食品・サプリメントは合計10kgまで
• エストロゲン（サプリメント）、7-Keto/7-Keto DHEAは1ヶ月分のみ
• メラトニン、ヨヒンべなど特定成分は2ヶ月分のみ
• 化粧品は類目ごとに24個まで
• 砂糖・甘味料は関税や追加書類が必要
• 生ハチミツは免税範囲超で50％関税

これらの商品を注文すると税関審査の対象となり、通関に時間がかかるので留意しましょう。

関税の計算方法

個人が自分で消費する目的で輸入した商品の関税額は、

（商品の価格＋送料+保険料）×60％×関税率です。

たとえば、紅茶※1を20,000円分（送料、保険料含む）を輸入した場合は、

20,000円×60%×関税率12%※2＝1,400円です。

ちなみに海外から輸入した商品にも免税の範囲を超えると消費税がかかります。

計算方法は、（商品の価格＋送料＋保険＝20,000円＋関税額1,400円）×10%※3＝2,140円になります。

したがって支払う税金の合計は、関税額1,400円＋消費税2,140円＝3,540円です。

参考：税関「輸入統計品目表（実行関税率表）」「関税、消費税等の税額計算方法（カスタムスアンサー）」

注：実行関税率表は頻繁に改定されるので最新のものを確認してください。

※1紅茶及び部分的に発酵した茶：H.S.コード0902.30.010（正味重量が3キログラム以下の直接包装にしたものに限る。）

※2WTO協定の関税率で計算。条件により、特恵税率、協定税率、暫定税率が優先される場合があります。

※3標準税率10%で計算（消費税率7.8%＋地方消費税率2.2%消費税額の22/78）

関税の計算方法や支払い方法をもっと知りたい方は「関税とは？いつ・いくら・誰に払う？個人輸入で気になるポイントを解説」をご覧ください。

iHerb（アイハーブ）の購入で関税を避けるためのコツ

関税率は輸入統計品目表（実行関税率表）に定められています。世界中の品物を細かく分類しているので、自分が輸入する商品がどれに該当するのかを調べるのは非常に困難です。

そのため、最初から関税がかからないようにすることが大切です。

関税率の調べ方は「個人輸入で関税はいくらかかる？関税率の調べ方・便利ツールをご紹介」で詳しく解説しております。

1回の注文金額を抑える

やはり1番は1回の注文金額を抑えること。iHerbのショッピングサイトでは、16,000円で警告が出るようになっていますが、為替レートを考慮して15,000円くらいにおさめると良いでしょう。

関税のかかりにくい商品を選ぶ

iHerbで商品を選ぶ際は、関税がかかりにくい商品や関税率が低い商品を選ぶと良いでしょう。たとえば、日用品やベビー用品、食品などは関税率が低い傾向にあります。

化粧品やサプリメントも低い傾向ですが高級ブランドの商品は課税の対象になることもあります。

iHerb（アイハーブ）の配送と関税について

iHerbの配送方法と関税がかかった場合の支払い方法をご紹介します。

配送方法と送料

iHerbでは追跡サービス付きの海外配送を選択すると、最短で低料金の配送会社が自動的に選ばれます。（任意で配送会社を選ぶこともできます。）

ただし、1日あたりの注文は1回に限定されています。同じ日に複数の注文を行うと、一時的に保留となる場合があるので注意が必要です。まとめ買いをする際はできるだけ1回の注文で済ませるようにしましょう。

参考：iHerb日本公式サイト

関税の支払い方法

関税が発生した場合、通関手続きは運送会社が代行してくれます。受取人は配達の際に関税、消費税、手数料をドライバーに支払います。着払いの荷物が届いたイメージです。

iHerb（アイハーブ）の支払い方法・海外ショッピングでお得なクレジットカードは？

iHerbの支払い方法は、クレジットカード、デビットカード、PayPal、Pay-eazy、コンビニ払い、Google Payがあります。

近頃は、iHerbをはじめ海外のネットショッピングを利用することが当たり前の時代になりました。そんななか、皆さんが不安に感じるのは安全性と手数料ではないでしょうか？

そこで、海外のネットショッピングを安全でお得に支払えるクレジットカードをご紹介します。

Revolut

画像引用：Revolut公式HP

Revolutはアプリを通じてさまざまな通貨を管理し、送金や決済に利用できるキャッシュレスサービスです。2015年にイギリスで誕生し、ヨーロッパで大きな人気を獲得。全世界での利用者数は3,500万人以上に上ります。日本では2020年のサービス開始以来、着実に知名度を高めています。

実は、クレジットカードでの海外のネットショップでの支払いには、商品代金や送料以外に日本円を外貨に両替するための手数料がかかっているんです。

一般的なクレジットカードでは、1.83〜2.6%の手数料が発生しますが、Revolutを使えば平日の決済は両替手数料が無料、土日祝日でも1〜1.5%とお得に支払いができます。

また、海外オンラインショップでの支払いに安全面の不安を感じる方には、使い捨てバーチャルカードがおすすめです。1回限りのカード情報を生成できるため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。

Revolutのプランは、スタンダード・プレミアム・メタルの3種類。最上位のメタルプラン（月額1,980円）では、手数料無料※の国際送金を無制限で利用でき、すべての取引で最大1%（上限5,000円）のキャッシュバックを受けられる特典もあります。

Revolutは海外でのオンラインショッピングを安全かつお得に楽しみたい方にぜひおすすめしたいサービスです。

※海外送金の際、支払先の銀行や送金に関わる他の銀行（代理銀行や中継銀行など）で手数料が発生することがあります。Revolutアプリでは、送金実行前にこれらの手数料の金額を通知します。ただし、中継銀行等で発生する手数料については、送金実行後に予測金額を通知します。

WISE

画像引用：WISE公式HP

2011年に設立されたWiseは世界中で利用されるオンライン国際送金サービスです。2021年にはロンドン証券取引所への上場を果たしました。

Wiseの注目すべき機能の1つがバーチャルカード。カード情報の漏洩を心配せずに海外のオンラインショッピングを楽しみたい方におすすめの機能です。

Wiseのバーチャルカードはスマートフォン上に存在するデジタルカードで、物理的なカードを持ち歩く必要がなく、紛失のリスクを回避できます。さらに、支払いごとにカード情報を凍結できるため、万が一情報が漏洩しても不正使用のリスクを最小限に抑えられます。

通常のプリペイド式バーチャルカードとの違いは、1つのアカウントで50通貨以上を保有できる点。必要な通貨がない場合でも手数料が最も安くなる通貨から自動的に両替されます。

また、バーチャルカードはオンラインだけでなく、店舗や海外での支払いにも使用可能です。

従来のプリペイド式バーチャルカードではチャージ手数料などがかかりますが、Wiseのバーチャルデビットカードなら銀行振込を利用して手数料無料でチャージ可能。対応している通貨を使って、ミッドマーケットレート※で両替・支払いができます。

最近ではアメリカをはじめ、中国や韓国などさまざまな国のECサイトを利用することも一般的になってきました。海外からのショッピングでは、支払いの安全性と手数料の安さが重要なポイントです。ぜひ、この機会にお得で安全なカードを準備しておきましょう。

※通貨の売値と買値の平均値。市場での通貨の公正な価値を示す。

実際にiHerb（アイハーブ）で関税を支払ったケースはある？

インターネットの書き込みのなかには、実際にiHerbの購入品に関税がかかったという体験談が見受けられます。購入時には16,000円以内だったのに関税がかかってしまったというケースもありました。

やはり、これは注文時と通関時の為替レートの差が原因のようです。iHerbではリアルタイムの為替レートを使用しているのに対し、通関時はその日が含まれる週の2週間前の為替レートの平均値が適用されています。

これにより、為替レートの変動による影響を平準化し、公平な関税の計算が可能になっているのですが、急激な変動があると、課税対象になってしまうようです。

参考：税関「外国為替相場（課税価格の換算）」

iHerb（アイハーブ）を賢く利用してお得にお買い物を！

今回はiHerbの関税についてご紹介しました。iHerbを賢く利用するには関税の仕組みを理解し、適切な商品を選ぶことが重要です。

また、海外での決済を安全かつお得に行うために、Revolutや Wise などの国際送金サービスの利用がおすすめです。これらのサービスで為替手数料を抑えつつ、安全にショッピングを楽しみましょう！