【2026年版】りそな銀行の海外送金手数料|アプリ送金は停止中、窓口7,500円の内訳
2023-05-16
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「りそなのアプリなら海外送金が2,000円でできる」——そう聞いて調べはじめた方は、少し注意が必要です。
編集部が2026年8月にりそな銀行の公式サイトを確認したところ、りそなグループアプリの海外送金サービスは長期間の受付停止が続いており、再開の時期は案内されていませんでした。手数料一覧には今も2,000円という金額が載っていますが、その入口が開いていない状態です。
この記事では、2026年8月時点で実際に使える送金方法と手数料、送金手数料以外にかかる4つの費用、「関係銀行手数料を払えば満額届く」が正しくない理由を、公式サイトの記載にもとづいて整理します。ぜひ参考にしてください。
※本記事の金額・条件は、編集部が2026年8月にりそな銀行の公式サイト(手数料一覧・外国送金のご案内)で確認したものです。手数料一覧の基準日は「2025年4月1日現在」と表示されています。条件は変更されることがあるため、手続き前に必ず公式サイトと店頭でご確認ください。
目次
【結論】使えるのは窓口ルートの7,500円。アプリの2,000円は停止中
りそな銀行から個人が海外へ送金する方法は、2026年8月時点では店頭窓口(およびWEBで依頼書を作成して店頭に持ち込む方法)に一本化されています。電信送金の送金手数料は7,500円です。
アプリの海外送金サービスは受付を停止しており、料金表に残る2,000円は現時点では利用できません。まず全体像を押さえましょう。
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| 項目 | 窓口/WEB作成+店頭 | りそなグループアプリ | 補足 |
|---|---|---|---|
| 利用可否(2026年8月) | 利用できる | 受付停止中 | 再開時期の案内なし |
| 送金手数料(電信送金) | 7,500円 | 2,000円(停止中) | 1件あたり |
| 円為替取扱手数料 (リフティングチャージ) | 送金額の0.05% 最低2,500円 | 円建送金時は3,500円 | 円→円、外貨→外貨のとき |
| 関係銀行手数料 (依頼人負担を選んだ場合) | 2,500円 | 選択できない | 4,000円超の請求が来たら差額を追加請求 |
| 中継銀行・受取銀行の負担区分 | 依頼人負担を選べる | 受取人負担のみ | アプリはOUR不可 |
| 送金限度額 | 店頭は金額・回数の上限なし | 1回・1日・1カ月100万円/年300万円 | アプリの数値は停止前の条件 |
窓口ルートだけで見ると、送金手数料7,500円は三井住友銀行の窓口(海外他行あて7,500円)と並ぶ水準です。りそな銀行が特別に高いわけではなく、「銀行の窓口から送る」という方法自体のコストだと考えたほうが実態に近くなります。
「アプリなら2,000円」を前提に計画を立てないでください
ここがこの記事でいちばん伝えたい点です。りそなグループアプリの海外送金サービスは受付を停止しており、2026年8月時点で再開の見通しは公表されていません。
ややこしいのは、公式の手数料一覧にはアプリの2,000円が今も掲載されていることです。料金表だけを見ると「使える」と読めてしまいます。他社の比較記事でもこの2,000円が引用されがちですが、実際に申し込もうとすると入口がありません。〔要確認:再開時期は公式に案内されていないため、利用予定がある方は店頭またはコールセンターでご確認ください〕
留学費用の仕送りや家族への定期送金など、「毎月2,000円で送れる前提」で計画を組んでいた方は、いったん見直しが必要です。窓口ルートに切り替えるか、他の手段を検討するかの判断になります。
海外送金の費用は5つある。7,500円は入口にすぎない
海外送金でかかるお金は、送金手数料だけではありません。りそな銀行に限らず、大きく5種類の費用が乗ってきます。7,500円を払えば終わり、ではない点をまず押さえてください。
海外送金の費用の全体像は海外送金の手数料をわかりやすく解説で整理しています。
1. 送金手数料:電信送金7,500円
窓口、またはWEBで外国送金依頼書を作成して店頭に持ち込む方法のいずれでも、電信送金の送金手数料は1件7,500円です。りそなグループアプリ経由の2,000円は前述のとおり停止中です。
2. 円為替取扱手数料(リフティングチャージ):0.05%・最低2,500円
両替をともなわない送金、つまり「円を円のまま送る」「手持ちの外貨を同じ通貨のまま送る」ときにかかる手数料です。りそな銀行では送金額の1/20%(=0.05%)、最低2,500円と定められています。
たとえば100万円を円建てで送るなら500円ではなく最低額の2,500円、2,000万円なら1万円という計算になります。三菱UFJ銀行・三井住友銀行も同じ0.05%・最低2,500円で、伝統的な銀行ではほぼ共通の水準です。
なお、アプリの円建送金では料率ではなく定額3,500円が送金手数料に加算される設計でした。この点でもアプリと窓口では費用の組み立てが違っていました。
3. 関係銀行手数料:2,500円。ただし「払えば満額届く」ではありません
日本から海外へお金を送るとき、多くの場合は間に中継銀行(コルレス銀行)が入ります。この銀行が取る手数料を誰が負担するかを選ぶのが「負担区分」です。
りそな銀行の窓口ルートでは、依頼人(送金する側)が負担する選択ができ、その金額は2,500円です。ただし公式の手数料一覧には、先方から4,000円を超える請求があった場合は差額を追加で請求するという条件が付いています。
ここは誤解が多いところなので、はっきり書きます。依頼人負担を選んでも、受取人に送金額が満額そのまま届くとは限りません。これはりそな銀行に限った話ではなく、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・楽天銀行・みずほ銀行も公式資料で同じ趣旨の但し書きを置いています。2,500円は「経由する銀行の手数料をまとめて先に払っておく初期の徴収額」であって、経由する銀行の数や国によって実際の差し引きは変わります。
そしてアプリ経由の送金では、中継銀行手数料と受取銀行手数料は受取人負担のみで、依頼人負担を選べない設計でした。受取人に満額に近い金額を届けたい事情がある方は、この違いも押さえておいてください。
4. 為替レートの上乗せ:明細には出てきません
円を外貨に替えて送る場合、銀行は自行が決めたレート(TTS)で両替します。このレートには、ニュースで見る為替レート(ミッドマーケットレート)との差=手数料が含まれています。
この上乗せ分は「手数料」という名前で明細に出てこないため、いちばん気づきにくい費用です。金額が大きいほど効いてくるので、送金額が数十万円を超える場合は、送金手数料よりレート差のほうが大きくなることもあります。
5. 受取側の手数料
受取人の銀行が入金時に取る手数料です。これは相手の銀行が決めるもので、日本側で確定させることはできません。
送金限度額・取扱通貨・着金までの日数
店頭からの送金は、金額・回数の上限が設けられていません。まとまった額を一度に送りたい場合、これは窓口ルートの強みです。
アプリでは1回・1日・1カ月あたり100万円、1年あたり300万円、月9回までという上限が設けられていました(受付停止前の条件)。再開する場合に同じ条件になるかは公表されていません。
取扱通貨は、円建て送金(円→円)と外貨建て送金(外貨→外貨)の両方に対応しています。受取人に円のまま届けたい、手持ちの外貨をそのまま送りたい、といった使い方ができるのは銀行ならではです。

着金までは数日かかります。中継銀行を経由する仕組み上、その日のうちに届くタイプのサービスではありません。急ぎの送金には向かないと考えておいてください。
手続きの流れ:口座開設と、店頭での送金手続き
りそな銀行から海外送金をするには、りそな銀行の口座が必要です。口座がある方は送金手続きから、ない方は口座開設から始めます。

受取方法は銀行口座あてのみで、現金受取には対応していません。受取人が海外に銀行口座を持っていない場合、りそな銀行では送れません。
ステップ1.口座開設
口座開設はアプリと窓口の2通りです。アプリの場合、本人確認書類は運転免許証またはマイナンバーカードのいずれか1点で手続きできます。在留カードの場合は、社員証・健康保険証・学生証などの追加提出を求められることがあります。
詳しくは口座開設の方法や流れ、必要な書類をご覧ください。口座番号は最短翌営業日(19時以降)にメールで通知され、キャッシュカードは約2〜3週間後に郵送で届きます。
ステップ2.店頭で送金手続き
送金は店頭窓口で行います。あらかじめWEBで外国送金依頼書を作成しておくと、店頭での記入の手間を減らせます。
初めて海外送金をする場合は、送金目的を確認するための資料(学費の請求書、契約書など)の提出を求められるのが一般的です。取扱店舗や受付時間が限られている場合があるため、行く前に電話で確認しておくと確実です。〔要確認:取扱店舗の限定・事前予約の要否は、編集部が確認した範囲では公式サイトに一覧の記載を見つけられませんでした〕
サポート体制:問い合わせは電話とチャット、案内は日本語が中心
問い合わせ手段は電話とチャットの2つです。銀行の窓口で対面相談ができるのは、ネット完結型のサービスにはない安心材料です。

一方で、言語対応は限られます。ウェブサイトとコールセンターは日本語のみ、アプリが日本語・英語・中国語の3言語という構成でした。日本語での手続きが難しい方には、多言語対応のサービスのほうが進めやすい場面があります。

なお、りそなグループアプリそのものは通常の銀行取引で利用でき、アプリストアでの評価も高い水準です。海外送金機能が使えないことと、アプリ全体の使い勝手は別の話です。

りそな銀行が向いている人、別の手段を考えたほうがいい人
窓口ルート一本になった今も、りそな銀行の海外送金がはっきり有利になる場面はあります。用途で選び分けるのが現実的です。
りそな銀行が向いているケース
- すでにりそな銀行に口座があり、対面で相談しながら進めたい。書類の書き方や送金目的の確認まで、その場で行員に聞けます
- まとまった額を一度に送りたい。店頭は金額・回数の上限が設けられていません
- 円のまま送りたい、手持ちの外貨をそのまま送りたい。円建て・外貨建てのどちらにも対応しています
- 不動産の決済や相続など、書類の裏付けが必要な送金。銀行窓口はこの手の確認に慣れています
- ネットでの手続きに不安がある。すべて対面で完結できます
別の手段を検討したほうがいいケース
- 毎月少額を仕送りしたい。1回あたり7,500円+リフティングチャージ2,500円という固定費は、少額送金では負担の比率が大きくなります
- 「アプリの2,000円」を当てにしていた。同じコスト感で送りたいなら、ほかの手段を探す必要があります
- 受取人が海外の銀行口座を持っていない。現金受取には対応していません
- 平日の日中に銀行へ行けない。店頭手続きが前提になります
- 日本語での手続きが難しい。ウェブとコールセンターは日本語のみです

編集部で調べたところ、両替に使うレートの考え方は事業者ごとに違います。Wiseは市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)を使うと明示し、手数料を別建てで表示する方式です。ただしWiseは受取人の銀行口座に振り込む仕組みで、現金受取や窓口での対面相談には対応していません。そこが必要な方には、りそな銀行の窓口のほうが合います。
送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。りそな銀行の窓口で見積もりを出してもらい、そのうえで別の手段の見積もりと並べて比べると、自分の送金額での差がはっきりします。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。銀行口座あての送金が対象で、現金受取や窓口手続きには対応していません。
本記事のまとめ
りそな銀行の海外送金について、編集部が2026年8月に公式サイトで確認した内容を整理しました。要点は次のとおりです。
- りそなグループアプリの海外送金は受付停止中。手数料一覧に残る2,000円は現時点では利用できず、再開時期の案内もありません
- 使えるのは窓口ルート。電信送金の送金手数料は7,500円です
- 円為替取扱手数料(リフティングチャージ)は送金額の0.05%・最低2,500円。円→円、外貨→外貨の送金でかかります
- 関係銀行手数料は依頼人負担を選ぶと2,500円。ただし4,000円超の請求が来た場合は差額が追加請求されます
- 依頼人負担を選んでも満額が届くとは限りません。りそな銀行に限らず主要行が同じ趣旨の但し書きを置いています
- 店頭からの送金は金額・回数の上限なし。まとまった額を送るには向いています
- 受取方法は銀行口座のみ。現金受取には対応していません
- 着金までは数日。急ぎの送金には向きません
- 言語対応はウェブ・コールセンターが日本語のみ
対面で相談したい方、まとまった額を送る方には引き続き選択肢になります。少額を毎月送る用途なら、固定費の重さを見てから決めましょう。ほかの銀行や事業者は「海外送金事業者」一覧で比べられます。


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