静岡銀行の海外送金 手数料6,000円・来店必須の手順【2026年版】
2023-05-22
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静岡銀行から海外にお金を送りたいけれど、「手数料はいくらか」「窓口に行かずに済むのか」を調べても、出てくる情報が数年前のままで困っていませんか。
実は静岡銀行の外国送金は、2024年9月30日に受付のしかたが変わりました。紙の「外国送金依頼書」を店頭に持ち込む方法は終了し、いまは事前にインターネットで入力してから来店する流れに一本化されています。手数料も、入力を事前に済ませたかどうかで2,000円変わります。
この記事では、2026年7月時点の送金手数料、来店までの実際の流れ、そして個人では使えない通貨まで、静岡銀行の公式サイトで確認できた内容だけを整理します。ぜひ参考にしてください。
※本記事の金額・条件は、すべて2026年7月時点で静岡銀行の公式サイトおよび公式PDF「外国送金受付サービス操作マニュアル(2026年1月版)」を確認したものです。手数料や取扱条件は変更されることがあるため、送金前に必ず公式サイトの表示をご確認ください。
目次
【結論】個人の外国送金は続いている。ただし来店が必要
静岡銀行は2026年7月時点でも、個人のお客さま向けの外国送金を取り扱っています。編集部で公式サイトの「重要なお知らせ」を確認したかぎり、取扱終了や新規受付停止の告知は出ていません。
ただし、インターネットだけで送金を完了させることはできません。事前にWebで送金内容を入力し、そのうえで店舗に出向いて手続きする形です。まず全体像を押さえましょう。
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| 項目 | 内容 | 補足 | 確認元 |
|---|---|---|---|
| 個人の取扱 | 継続中 | 取扱終了の告知は見当たらない | 公式・個人向けページ |
| 送金手数料 | 6,000円 | 事前入力なしで店頭のみだと8,000円 | 公式・外国為替手数料一覧 |
| 取扱手数料 | 送金額の0.05% (最低2,500円) | 両替をともなわない同一通貨のときにかかる | 公式・個人向けページ |
| 支払銀行手数料 | 依頼人負担なら2,500円 | 請求が11,500円を超えたら差額を追加負担 | 公式・個人向けページ注記 |
| 適用レート | 来店日のTTS | 10万米ドル相当額以上は市場の実勢相場 | 公式・操作マニュアル |
| 送金方法 | Web事前入力+来店 | 現金を持ち込んでの送金はできない | 公式・個人向けページ |
| 取扱できない店舗 | 24か店 | 2025年10月20日現在 | 公式・個人向けページ |
| 送金限度額 | 公表なし | 公式サイト・マニュアルに記載が見当たらない | ― |
手数料の考え方そのものを先に知っておきたい方は、海外送金の手数料をわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
紙の依頼書が使えなくなった理由は、送金の「国際規格」の変更にある
静岡銀行が受付方法を変えた背景には、外国送金の仕組みそのものの大きな変化があります。銀行の都合というより、業界全体で起きている移行です。
世界の銀行間で送金の指図をやり取りするSwiftの電文が、2025年11月に旧来のMT形式からISO 20022という新しい国際規格へ完全移行しました。新形式では受取人の住所を国名・都道府県・市区町村に分けて入力するなど、必要な情報が細かくなります。手書きの依頼書では対応しきれないため、Web入力への切り替えが進みました。
あわせてマネー・ローンダリング対策の負担も重くなっており、個人向けの外国送金を縮小・終了する地方銀行が相次いでいます。たとえば群馬銀行は2025年7月31日で書面による外国送金の受付を終了しました。そのなかで静岡銀行が個人の取扱を続けているのは、静岡県内に暮らす人にとって選択肢が残っているということです。
手数料は「送金手数料+取扱手数料+支払銀行手数料」の積み上げ
静岡銀行の外国送金でかかる銀行側のコストは、大きく3つです。この3つに加えて、後述する為替レートの上乗せ分が実質的な負担になります。
送金手数料は「どの経路で申し込むか」で決まる
もっとも差が出るのがここです。同じ送金でも、事前にWebで入力したかどうかで2,000円変わります。
| 申込の経路 | 送金手数料 | 使える人 |
|---|---|---|
| 外国送金受付サービス (Web事前入力+来店) | 6,000円 | 個人・法人とも |
| 事前入力なしで店頭のみ | 8,000円 | 個人・法人とも |
| 外為WEBサービス (来店不要) | 3,500円 | 法人・個人事業主のみ |
編集部で調べたところ、以前この記事に載せていた「3,500円」は、法人・個人事業主向けの外為WEBサービスの金額でした。個人が使える経路ではありません。個人の方は6,000円(事前入力なしなら8,000円)が基本になります。
取扱手数料がかかるのは「両替をしないとき」
取扱手数料(他行でいうリフティングチャージ)は、送金額の0.05%・最低2,500円です。ただし、いつでもかかるわけではありません。
公式の注記では、円口座から円建てで送る、あるいは外貨預金から同じ外貨で送るというように、両替をともなわない同一通貨の取引にかかるとされています。円の口座から外貨に替えて送る一般的なケースでは、レートに為替手数料が含まれるため、この0.05%は原則かかりません。
「依頼人負担」にしても、満額届く保証はない
海外の中継銀行・受取銀行が差し引く手数料を送金する側が持つ「依頼人負担」を選ぶと、2,500円が別途かかります。ここで注意したいのは、静岡銀行の注記に「被仕向銀行からの請求が11,500円を超えた場合は超過分を追加で負担いただく」とある点です。
つまり、2,500円を払えば追加費用が絶対に発生しない、というものではありません。さらに一部の8通貨では、依頼人負担にすると追加で1,500円かかります。受取人に「いくら届いたか」を後から確認しておくと安心です。
なお静岡銀行は、OUR・SHA・BENといったSwiftの記号ではなく「依頼人負担/受取人負担」という言い方をしています。窓口ではこの言葉で伝わります。
為替レートはTTS。上乗せ分は手数料欄に出てこない
外国送金で見落とされやすいのが為替レートです。静岡銀行では、10万米ドル相当額未満の送金は来店日のTTS(電信売相場)が適用されます。10万米ドル相当額以上は、来店時の市場の実勢相場をもとに決まります。
TTSは、その日の基準となる仲値に銀行の為替手数料を上乗せしたレートです。この上乗せ分は「手数料」として明細に出てこないため、送金手数料だけを見て比べると実際の負担を見誤ります。
編集部で確認したかぎり、静岡銀行の外国送金ページには、TTSの上乗せ幅(1米ドルあたり何円か)の明記がありませんでした。外貨預金のページには片道1円〜4円といった記載がありますが、これは外貨預金の説明であり、送金にそのまま当てはまると公式に書かれているわけではありません。正確な金額は、来店時または外為の窓口で確認してください。
もうひとつ、一部の8通貨は来店日ではなく送金希望日のTTSが適用されます。来店した日のレートで確定しない点に注意してください。
個人が使えない通貨がある。母国送金では特に注意
ここは静岡銀行を検討するうえで、もっとも見落とされやすい制約です。個人は使えず、法人・個人事業主だけが使える通貨があります。
操作マニュアルによると、インドネシアルピア・フィリピンペソ・インドルピー・台湾ドル・韓国ウォン・ノルウェークローネ・スウェーデンクローナ・デンマーククローネの8通貨は、法人・個人事業主のみの取扱です。さらにベトナムドン・ブラジルレアルは、そもそも取扱通貨に含まれていません。

静岡県は製造業を中心に外国から働きに来ている方が多く、母国への送金需要も大きい地域です。しかし現地通貨で送りたい場合、静岡銀行の個人向け外国送金では対応できないケースがあります。米ドル建てで送って現地で両替するという方法もありますが、二重に為替コストがかかる点は理解しておきましょう。
手続きは「Web入力 → 3営業日後以降に来店」。当日の送金はできない
静岡銀行の外国送金は、事前入力から着金まで数日単位の余裕が必要です。急ぎの支払いには向きません。

申し込みの流れ
- 外国送金受付サービスで送金内容を入力する(銀行営業日の8:00〜23:00)
- 来店予定日を指定する。入力日から3営業日以降しか選べない
- 指定した日に店舗へ行き、書類を提示して手続きする
公式マニュアルには「来店予約などを行うものではありません」と明記されています。日時を押さえてくれる予約制ではないため、混雑する時間帯は待つ可能性があります。また入力画面には一時保存がなく、開始から60分の制限があるので、受取人の情報は手元にそろえてから始めてください。
来店当日の受付時限は、円建てが9:30、外貨建てが13:50です。一部の8通貨はさらに前倒しで、4営業日前の12:00までに入力し、2営業日前の15:00までに来店する必要があります。
窓口に持っていくもの
- 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、在留カードなど)
- マイナンバーが確認できる書類
- 引落口座の通帳と届出印
- 取引内容が確認できる資料(請求書、契約書など。親族への送金なら続柄が分かる書類)
現金を持ち込んでの送金はできません。静岡銀行の口座から引き落とす形になるため、口座がない方はまず口座開設が必要です。
取り扱っていない店舗が24か店ある
すべての店舗で外国送金ができるわけではありません。公式サイトには、2025年10月20日現在で取扱できない店舗が24か店(中部13・東部5・西部6)と掲載されています。行こうとしている店舗が対象かどうか、来店前に公式の一覧で確かめてください。
静岡銀行が向いている場面と、別の手段を考えたい場面
静岡銀行の外国送金は、金額が大きく、書類の確認が必要な送金に強いサービスです。反対に、少額を毎月送るような使い方にはコスト面で不利になります。


静岡銀行が向いているケース
- まとまった金額を送る:手数料が定額中心のため、金額が大きいほど負担率は下がります
- 対面で相談しながら進めたい:初めての送金や、書類の要否が分からないときは窓口が確実です
- 事業の支払いに使う:請求書や契約書を示して送る取引は銀行経由が通りやすく、記録も残ります
- すでに静岡銀行に口座がある:口座開設の手間がなく、引落もそのまま使えます
- 日本語で確認しながら手続きしたい:窓口で一つずつ確認できる安心感があります
別の手段を検討したいケース
- 数万円を毎月送る:6,000円の送金手数料が、送る金額に対して大きくなりすぎます
- 平日の日中に店舗へ行けない:来店が必須で、円建ての受付時限は9:30です
- フィリピン・インドネシア・インド・ベトナムなどへ現地通貨で送りたい:個人では取り扱いがありません
- 急ぎで送りたい:入力から来店まで最短でも3営業日かかります
店舗に行かずに送る方法としては、ゆうちょ銀行が2025年7月に始めた「ゆうちょの国際送金」もあります。ただしこちらも窓口では受け付けておらず、パソコン・スマートフォンからの申込に限られます。詳しくはゆうちょ銀行の国際送金の解説をご覧ください。
送金前に「実際にいくら届くか」を確かめる
海外送金のコストは、画面に出てくる「送金手数料」だけではありません。多くの銀行や事業者は為替レートに手数料を上乗せしており、この上乗せ分は明細に出てこないため気づきにくいのが実情です。同じ金額を送っても、受取人に届く額が数千円〜1万円単位で変わることがあります。
そのため、送金する前に「結局いくら引かれて、いくら届くのか」を確認しておくことが大切です。Wiseは両替に使うレートを市場の実勢レート(ミッドマーケットレート)と明示し、手数料を別建てで表示しています。送金手続きに進む前の画面で、受取人に届く金額を確認できます。
どちらが良いかは用途しだいです。書類を示して確認しながら送る取引や、まとまった金額の送金は銀行の窓口が向いています。少額を定期的に送る、あるいは店舗に行く時間が取れないという場合は、金額を並べて比べてから決めましょう。
※金額の確認は無料です。実際に送金するまで料金は発生しません。
他の送金手段も含めて比べたい方は、海外送金はどこが安い?手数料と為替レートの比べ方で見かたを解説しています。
まとめ:静岡銀行は「大きい金額・対面で確実に」が得意
2026年7月時点の静岡銀行の外国送金について、確認できた内容をまとめます。
- 個人の外国送金は継続中。取扱終了の告知は出ていない
- 送金手数料は6,000円(Web事前入力+来店)。事前入力なしの店頭のみは8,000円
- 来店不要の外為WEBサービス(3,500円)は法人・個人事業主のみ
- 取扱手数料は0.05%・最低2,500円。両替をともなわない同一通貨の取引にかかる
- 依頼人負担は2,500円。請求が11,500円を超えたら差額を追加負担
- 適用レートは来店日のTTS。10万米ドル相当額以上は市場の実勢相場
- Web入力から3営業日以降でないと来店できない。現金持込は不可
- インドネシアルピア・フィリピンペソ・インドルピーなど8通貨は個人では使えない
- ベトナムドン・ブラジルレアルは取扱通貨に含まれていない
- 取扱できない店舗が24か店ある(2025年10月20日現在)
- 送金限度額は公表されていない
まとまった金額を、書類を確認しながら確実に送りたいときは静岡銀行の窓口が頼りになります。一方で、少額を毎月送る、平日に店舗へ行けない、送りたい国の通貨が個人では扱えないという場合は、別の手段も並べて比べてみてください。


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